足助のおばさん in 熱海 ２
機嫌よく酔っ払った夫は、いつものように朝は起きてきません。娘と二人で朝食ビュッフェへ向かいました。金沢のホテルで朝食に「金沢カレー」を食べたな、と思い出しながら、熱海でもカレーを食べました。無料サービスのコーヒーは、いつものように持参した水筒に入れて部屋へ戻りました。
チェックアウトが１１時なので、寝ぼけ眼の夫を起こすと、夫は室内露天風呂でいつものように朝風呂を使いました。露天風呂とバルコニーがつながっていて、私は夫としゃべりながらバルコニーでコーヒーを飲むという極楽のような時間を過ごしました。この日は前日と打って変わって良い天気です。
二日目の予定は「MOA美術館」です。
MOA美術館 | MOA MUSEUM OF ART - MOA MUSEUM OF ART (moaart.or.jp)
二日目の宿泊を予定している「月の栖聚楽」にスーツケースだけを置かせてもらい、タクシーで美術館へ向かいました。
熱海駅まではたいそう渋滞していました。「熱海プリン」をはじめ、インスタ映えするものや食べ物がたくさんあるらしく、おしゃれな男女が街を埋め尽くしていました。
くねくね曲がる急な坂道を登りきったところに美術館が忽然と現れました。熱海ではすでに梅や桜が咲いていて、道中も目をにぎわせていましたが、MOA美術館では目下「国宝紅白梅図」の展示中でした。娘はオンラインチケットを購入していて待ち時間なしで入場いたしました。入口から長い長いエスカレーターを３度も乗り換えて、さらに天国のような展示エリアに出ました。
美術館では入り口付近に人が立ち止まっていることが多いです。説明の文章を読むためでしょう。最近はＱＲコードから説明が読めるサービスもあるようです。私はそういうたぐいの「あとからでも読める情報」はすっ飛ばして作品だけを見ていました。
夫はあまりそういう趣味は持ち合わせていないので、早くも人込みに飽きたようです。そのまま昼食を館内のレストランでとる予定だったのですが、「熱海駅にもどろう」と言い出しました。（続く）（２０２４年２月２８日 記）
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