見出し画像

足助のおばさん in 十勝 2

「北海道では、内地から来たドライバーがスピードを出しすぎて事故を起こす」とさんざん言われていたので、とにかく安全運転を心がけました。道路は広く、宣伝カーを運転する際の「お先にどうぞ」作戦で、次々と後続車を先に行かせました。その際、バス停が要所要所にあって、追い越しをしてもらうのに大変都合が良かったです。糠平に着く直前までバス停があるので、こんな山奥でバスに乗降する客がいるのだろうかと、少し不思議に思いました。

ローソンで買ったいくらおにぎりを夕飯にして、翌日の旅程を考えました。ホテルを予約した以外はノープランでした。空港で手に入れた観光案内を広げ、「神田日勝記念館」が大きく掲載されているのに気をよくしました。ちょうど開館30年を迎えた年にあたったのです。レンタカーを運転して日勝記念館へ行くことも考えましたが、沖縄や他の場所でも重宝している「定期観光バス」がないだろうか、と検索をかけました。すると、親切なGoogleが「トカチケ」という路線バス乗り放題サービスを探し当てました。

十勝の旅に便利なチケット購入WEBサービス「トカチケ」開始について | 町からのお知らせ | 北海道 十勝 鹿追町のホームページ (shikaoi.lg.jp)

これは、十勝管内在住者では購入できない観光客向けのサービスです。おあつらえ向きと言っていいでしょう。しかも「神田日勝記念館チケット」込みのものもあり、迷わず「二日間乗り放題」を購入しました。WEB決済可でしたので、ホテルにいながら購入できました。糠平まで路線バスが通っている意味がわかりました。

翌日早朝、ホテルの目の前から出発する「拓殖バス」に乗り込みました。バス停はあるものの、乗ってから30分ほどは私以外に乗客はいませんでした。100分ほど乗車して帯広駅バスセンターに到着して、鹿追へ行くバスを尋ねました。さらに1時間以上もバスに乗って、広々とした緑地にある記念館に着いたのが午前9時。まだ開館前なので、「セイコーマート」でおにぎりセットを買って食べました。この日まで食事はほとんどコンビニご飯でした。(続く)(2023年8月10日 記)

(元ブログ Go to 十勝 2: Here Come the 足助のおばさん (asukenoobasann.com)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?