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足助のおばさん in 出雲 2

ホテルの朝食はビュッフェスタイルでした。使い捨てのビニール手袋をはめて取り分けることになっていました。また、コーヒーは紙コップとふたが用意されていて、部屋へ持ち帰ることができました。各フロアには「毎日新聞」が自由に持って行けるように置かれていました。
ホテルから松江城まではほぼ1時間です。念のためETCカードも持参していましたが、国道がまっすぐ通っていて快適なドライブでした。
「ブラタモリ」の中で松江城の堀川を遊覧船で巡ることができるとありましたので、駐車場に着くとすぐに乗り場へ向かいました。途中で乗り降りすることもできる「一日乗船券」を買い求め、ちょうど出発するところだった船に乗り込みました。切符売り場で名前と電話番号を書く小さな紙に記入を求められました。コロナ発生の際の連絡先です。この小さな紙をこの日行く先々で書くことになります。
船に乗り込んだのは総勢8人。小さな船ですのでバランスをとるため左右に4人ずつ座るよう言われました。船内は下足禁止です。「ブラタモリ」でも紹介されていた通り、途中屋根を下げる必要があるので、出発してすぐにその予習をしました。予め知っていた人と知らなかった人がありましたが、船頭さんの馴れたレクチャーで全員土下座ほども頭を下げる練習をして出発しました。
堀川を一周する間に4回屋根を下げる箇所がありました。他にも、民家の続く場所ではマイクの使用を控えるとか、外来種のミドリガメが成長してなかなか乙な景色になっていたり、船頭さんの名調子で1時間ほどのクルーズを楽しみました。
船を降りて松江城に入ったのが11時頃です。おやつを食べようと入った甘味処で「蜆ご飯のおにぎり」があり、美味しくいただきました。松江城内には、忍者姿の案内人もいました。お城の左手にある洒落た洋館では結婚式の前撮りに来たと思しき一行がいました。
「一日乗船券」を提示すると、お城界隈の施設が全て1割引きで入場できます。それぞれ200円~300円のところを小銭を払いながら見学し、「小泉八雲記念館」で「小泉八雲暗誦読本」という日英対訳の教科書のような冊子を購入しました。昔、ECCジュニアの暗誦課題で「MUJINA」という短文を暗誦させたことを思い出しました。
小泉八雲が松江に居住したのはわりに短い期間で、その後熊本や神戸で英語を教え、晩年は東京で過ごしたようです。今「Wikipedia」を見たら、自分の息子に英語を教えることをレオニー・ギルモアに頼んだことが書いてありました。「野口米次郎」というこのブログの記事(2017年8月18日)があります。なんだか因縁を感じます。
日本人は神様が八百万人いてもかまわないという信仰と呼べないような信仰を持っています。宗教的な争いを避ける上で、憲法9条とともに重要な世界観ではないかと感じた次第です。
レンタカーは返却する前にガソリンを満タンにする必要があります。指定されたガソリンスタンドに着いたのが午後4時過ぎ。バジェットレンタカーの事務所で無事返却して空港まで送ってもらい、午後6時20分のフライトで県営名古屋空港に戻りました。
往路には「知立経由名古屋駅からあおいバス」でしたが、帰路は「あおいバスで名古屋栄から名鉄豊田線」で梅坪駅に戻りました。
「フジドリームエアライン」では、シニア割引き適用座席が残り1席と表示されていたのでした。松江城での階段を登り降りしたり、自分でレンタカーを運転したり、61歳という年齢ぎりぎりの愉しみを堪能した二日間でした。(終わり)(2022年4月14日 記)

(元ブログ 出雲旅行 2: Here Come the 足助のおばさん (asukenoobasann.com)参考ブログ 野口米次郎: Here Come the 足助のおばさん (asukenoobasann.com)

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