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足助のおばさん 田舎暮らし 183

年明けに同級生のお通夜へ行った記憶もまだ新しいところへ、夫の親友が亡くなったという知らせが入りました。地域柄、その友人と夫は、60年余りの人生をほぼ共有した大切な友人です。友人を通して、家族ぐるみで付き合っていましたので、残された奥様は、また私自身の大切な友人です。夫婦で悲しみの最中にいるところです。

友人と私が初めて対面したのは、私たちが結婚する直前に、新居になるアパートへ訪ねてきてくれた時でした。その頃は赤池駅の近くでしたので、はるばる訪ねてくれたのです。向こうはまだ独身で、私は大学を出て1年もたっていなかった時でした

とりあえず夫が先に入居していたそのアパートへ彼が来てくれた時、私はお茶を淹れるのに、当時教えていた算数教室の生徒のお母さんたち(新婦人の会員さん)がプレゼントしてくれた湯沸かしポットを使って、2リットルの水が沸騰するまで、10分以上もかかったのでした。今だったら、薬缶で沸かすか、水を少なくするか工夫したところですが、そんな気配りもできない頃でした。

どんくさい女だなと思われただろうと思うのですが、友人は夫が結婚することを非常に喜んでいて、お茶菓子もないのに、1時間以上もおしゃべりしていきました。私も、夫となる人に良い友人がいるとわかって、非常に頼もしい気持ちになったことを覚えています。

その後、足助で暮らすようになり、友人も結婚して、我が家の息子と友人の娘さんが同級生ということになり、夫と友人は、PTAでまた一緒に活躍するという付き合いになりました。

まだ葬儀の段取りも決まっていない段階でここに書くのは少しはばかられるような気もしますが、その後のことはまたおいおい書いていこうと思います。(2018年1月21日 記)

(元ブログ 続く訃報: Here Come the 足助のおばさん (asukenoobasann.com)

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