見出し画像

足助のおばさんと介護113

両親は、私の年齢の割には若かったので、あまり老人扱いしてこなかったんですが、さすがに父を亡くして、母を一人きりでほったらかしておくことができなくなりました。

今日は、以前に胃潰瘍の検査を受けた後のもう1度胃カメラを飲むための診察の日でしたが、予想したよりもかなり早く終わりましたので、朝の10時半には実家に着いてました。実家でとっている新聞屋さんでは、しょっちゅう美術館や博物館の招待券をくれたものですが、父というドライバーがいない今では、母だけでそれらの行事に行くことができません。ここぞとばかりに、瀬戸市にある陶磁美術館のギリシャ陶器展へ行ってきました。特別陶器に興味があるわけではありませんでしたが、静かな空間に時を越えて陳列された陶器を見るのはなかなか趣のあることでした。

陶磁美術館は、愛知県立ですので「愛故知新」という国民文化祭の全体のポスターが貼ってあって、思わず激励を受けたような気がしました。

息子が、母の近くに下宿したのは、本人の意向もありましたが、私が母を心配して、という事情も幾分あります。しかし、母は、頼りない私の息子の根性を鍛え直してやったのは自分だと思っています。まあ、足助の我が家にいては到底自立はおぼつかなかったので、そう言えなくもないのですが、息子が、私が放った情報収集の手段だと言うようには理解していないようです。(2015年10月6日 記)

(元ブログ 親孝行: Here Come the 足助のおばさん (asukenoobasann.com)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?