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足助のおばさんと教育 29

明るい心

愛知県で小学生時代を過ごした方ならご存知と思います。「道徳」の副読本です。私は安城と名古屋で小学校時代を過ごしましたが、安城では全員が所有していたのに対し、名古屋では学校備え付けになっていて、図書室に置いてありました。教科書ではないので、有料なので、名古屋市ではその点配慮していたのだと思います。(愛知県内でも名古屋市は別の教育委員会が管理しているので)。
昔、教育実習に行った小学校でも「明るい心」は個人持ちでした。同和問題など無縁の穏やかな小学校でしたので、「明るい心」を音読させて、感想を言い合う、と言うのが一番安直な道徳の授業でした。私も担任の先生と相談して、「勇気を持って、お年寄りに親切にする」と言う内容の授業を行いました。当然ですが、子どもにもやってる私にも面白くも何ともない授業になりました。
その後、「何か親切にしたことのある人は手を挙げて」と子どもたちの発言を促したんですが、ある一人の女の子が3回手を挙げて、自分の善行を披露しました。「やなやつだな」と、私は思いましたが、立場上ほめてあげました。
徳育を教科で行うと言うのは、やはり無理があると経験上思います。その点、中国の小学校では国語の教科書が事実上の徳育になってますので、教師としてはやりやすいだろうなと想像します。(2024年6月16日追記:当時、中国本土で使用されている教科書を手に入れて「中国語」を学んでいた。)
最近、モラルも何もないような異様な事件が続いてますが、最低「死ぬな、殺すな、盗むな」と言うことだけは徹底して欲しいと思ってます。(2008年4月4日 記)

バレエ

今日は憲法記念日で、イベントが目白押しですが、結局私は娘の通うダンススタジオの発表会へ行くことにしました。今回は娘は裏方で出番は無いんですが、やはりこういう業界ではチケットの割り当てがあって、出場すると一人20枚、出番がなくても2枚は買わされます。チケットには3000円と印字されてるので(元値は2000円)、お招きした方に3000円頂いてもいいんですが、「お金はいらないから来てください」というのが本音です。
娘がスタジオに通いだしたのは、私と二人で「キャッツ」を見に行ったのがきっかけです。今は伏見に常設の「四季」シアターがあって、年中何かしら出し物をやってますが(今は「マンマミーア」)、子どもたちが生まれた頃、笹島にテントで「キャッツ」がかかったことがあり、大きな腹を抱えては見に行けないなあ、と嘆息していました。それがめぐりめぐって、再び名古屋で見られることになったのです。「キャッツだ、キャッツだ」とはしゃいでいる母を見て、娘は何事かと思ったそうですが、舞台を見たら一転、四季のミュージカルにどっぷりハマってしまいました。挙げ句「お母さん、私ダンスが習いたい」と。
そして母である私は「ケイコとマナブ」という情報誌を買って来て、「伊勢順ダンスアカデミー」というスタジオにたどり着きました。豊田にはバレエ教室はいくつかあったのですが、娘はすでに中学生、バレエを1から習うにはもう体が固くなってました。それと、「伊勢順」以外は夜のレッスンがメインで、足助から通うには難点が多すぎました。
丁度、学校が週休二日になった頃で、毎日曜日にレッスンに行っても、土曜日に休めるというタイミング的にも絶妙でした。まあ、その土曜にも部活があって、どっちにしろ学校へは行ってたんですが、それを凌駕する魅力がダンスのレッスンにはあったようです。
また、伊勢順にはバレエ教室も併設されていて、発表会はいつもバレエとジャズダンスの二本立てになってます。有名なダンサーがいるわけではないですが、それなりに修行を積んだバレリーナの皆さんが、古典にのっとって披露してくれるステージはチケットの値段分くらいには魅力的です。(今夜の出し物は「ジゼル」です)。
夫や息子はそういう方面の趣味は無いので、私一人でも行こうと思ってましたが、中国語教室で親しくなったUさんが一緒に行ってくださるとおっしゃったので、ありがたいです。(2008年5月3日 記)

(元ブログ 明るい心: Here Come the 足助のおばさん (asukenoobasann.com)バレエ: Here Come the 足助のおばさん (asukenoobasann.com)

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