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オーストラリア&ニュージーランド女子W杯 各国メンバー③

各国のメンバーが続々と決まっていて、このペースだと10日の締め切りを過ぎるよね。そしたら正規リストも張ればいいか。

オーストラリア女子代表(マチルダス)

Tokyo2020の時には3-4-2-1、現在は再び4-3-3へ回帰しているマチルダス。リディア・ウィリアムズ(Lydia Williams)とクレア・ポーキングホーン(Clare Polkinghorne)が男女通じてオーストラリアでは初となる5回目の本大会。きっと将来は劇推しカーペンター(Ellie Carpenter)がこれに届くと思うけれども。サム・カー(Sam Kerr)が好調のうちに何とか1つ結果を、母国開催なのでいい景色を見せて欲しい。ぼくもオーストラリア国歌うたって応援するので。

このリストも見やすくていいよね。所属、キャップ、過去の出場大会。こういうの本当に大事だと思う。スウェーデンのリーグを見ている人はわかると思うけど、浜野まいかのチームメイトのクーニークロス(Kyra Cooney-Cross)はかなりいい。清水梨紗や林穂之香のウェストハムを見ていた人は、マック(Mackenzie Arnold)が孤軍奮闘していたのも知っているはず。長谷川唯のシティを見ていた人はファウラー(Mary Fowler)とラソ(Hayley Raso)の魅力を……いや、今季のチームでは若干不遇だった感じがする。絶対にもっと輝ける!

馴染みのある名前からだとケロンドナイト(Elise Kellond-Knight)やギールニック(Emily Gielnik)が外れた。後者は予備登録に入っているようだが。毎回バランスはいいので、あとは上手くいかないときに壮絶ラフになる癖さえ治ればと、思わざるを得ない。

イタリア女子代表

代表選手が6カ国に散っているオーストラリアとは対照的にほぼほぼ国内組で固めてきたのがアッズーレ。しかも唯一の国外組がバルセロナの16歳・ジュリア・ドラゴニ(Giulia Dragoni)という育成枠のような使い方というのも、どこぞの国では考えられない英断。

代表での活動を見る機会は少ないのだけれど、リーグでは日本でもお馴染みのジャチンティ姐さん(Valentina Giacinti)ほか、バルトリ(Elisa Bartoli)キャプテン含めてローマから8人。バーバラ・ボナンセア(Barbara Bonansea)含めたユベントス組が8人、あとはセリエAのトップ5だったフィオレンティーナとインテルとミランからちょいちょいって感じ。コモの18歳も際立って見える(Chiara Beccari)。

男子と比べると、どうしても世界大会やリーグの結果で見劣りしてしまうイタリアの女子だけれど、アルマーニ姿は間違いなく優勝だと思う。若干崩した雰囲気がいいよね。

ナイジェリア女子代表(スーパー・ファルコンズ)

去年の10月に日本と親善試合をしたけれど、そもそも移動距離が長すぎるわベストメンバーじゃないわで、おそらく正しい実力が認知されていないナイジェリア。9大会連続9回目の出場、アフリカの女子サッカーではトップオブトップ。世界大会で結果が出ているかと問われると、それはまた別の話だが。

バルセロナのアシサト・オショアラ(Asisat Oshoala)をはじめ、NWSLから中国リーグにロシアまで、イタリアとは対照的にとにかくいろいろな国のリーグに所属している。ちなみにオノメ・エビ40歳(Onome Ebi)、6度目のW杯です、頭下がる。

アイルランド女子代表

アーセナルのシャツインプレーヤー、ケイティ・マッケイブ(Katie McCabe)で知られるアイルランドも初出場。欧州プレーオフではスコットランドを下した。ただまぁ、ザンビアとのフレンドリーマッチを見る限りは、言い方はあれだけど、FIFAランキング22位通りなのかなと思ってしまった。もちろんそこから外れた選手は何人かいる。

でも、ポルトガルの項の繰り返しにはなるけれども、初出場だからあらゆることが、得点や勝ち点はもちろん、失点や黒星すら国の歴史の1歩になるわけ。選手や国民にとってこれがどれほど大きなことか、男女ともにW杯の常連となった我々も今一度その時の気持ちを思い返して、W杯がいかに特別な大会であるかを感じてほしい。

メンバーがというよりは、同組にオーストラリア、カナダ、ナイジェリアっていうのが結構えぐい。考えてみたらグループBって結構な激戦じゃないか!

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