松本清張の小説の舞台19

こんばんは。本日は、新潮文庫「共犯者」からです。10編の短編集です。

表題作「共犯者」は、文春文庫、宮部みゆき責任編集「松本清張傑作短編コレクション」中巻にも収録されている。主人公は、福岡の家具屋の経営者、内堀彦介である。舞台は、山陰のM市(松江市)・宇都宮・千葉・福岡・小倉である。

「恐喝者」は、文春文庫、宮部みゆき責任編集「松本清張傑作短編コレクション」上巻にも収録されている。主人公は、水害による刑務所からの脱走者、尾村凌太である。舞台は、筑後川・熊本県?のダム工事現場である。

「愛と空白の共謀」は、出張中に客死した電気器具製造会社の営業課長の妻が主人公である。舞台は、大阪・東京駅・京都駅・下賀茂・福岡・阿蘇・麻布鳥居坂である。

「発作」は、主人公は新聞社の資料課(?)に勤めている男である。妻は結核で郷里に帰っている。舞台は、代々木・四谷駅・中野駅・中央線車内である。

「青春の彷徨」の主人公は若いカップルである。舞台は佐保山・東京駅・京都・大阪・熊本・豊肥本線・阿蘇山・三里木駅・肥後大津駅・坊中・耶馬渓(やばけい)・杖立・大観峰・小国・森(城下町)・深耶馬渓・銀座である。劣等感が死神である。

「点」の主人公は脚本家である。舞台は、九州のK市・U町である。

「潜在光景」の主人公は、シングルマザーと不倫する男である。舞台は、東京郊外(不明)・京橋・品川である。

「剝製」の主人公は、鳥寄せの名人と落ち目の美術評論家である。舞台は、F市(府中市)・甲州街道・フランス・世田谷・本郷である。

「典雅な姉弟」の主人公は、銀行員である。舞台は、麻布・丸の内・登戸・新橋駅・名古屋である。

「距離の女囚」の主人公は、印刷会社社長の娘である。舞台は、東京駅・奈良・田原本・磯城郡唐古遺跡・山辺郡岩室遺跡・高市郡中曽司遺跡・三輪山・川崎・九州である。

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