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案外息子は聞いている

なかなかの辛口コメントで、めったに褒めてくれない息子が褒めてくれた。母は感激。今夜は寝れないかもしれない(笑)。

在宅勤務日だった今日、上司に「本日の業務は終了いたします」メールを送った後に、本格的に夕飯の支度に取り掛かっていたらスマホが鳴った。相手は数時間前に「確認したいことがあるから連絡してください」と、ショートメッセージを送った職場の人だった。両手が使えるようにスピーカー機能をオンにして用件を話していた。

夕飯時に息子に「難しいことじゃないのに、ちゃんと対応してくれない職場の人たちにがっかりしたよ。今日は在宅勤務だったけど、午前中はイヤな気持ちになったよ」とあまり重い雰囲気にならないように気を付けながら息子に話すと、私の目を見ながら「ママが仕事が出来過ぎるの。他の人は普通レベルだから。みんなはママレベルになれないから。」と言う息子。彼の口から出てきた言葉に、ただただ驚くわたし。「なんでそんなふうに言えるの?」と聞いてみると「ママの説明の仕方だよ。それから語彙力だね。」との返事が。

ひえー!

驚いた。でもジワジワと嬉しさがこみ上げてくる。思春期で、わたしのことには興味なさげな息子が、こんなありがたい言葉を言ってくれるとは。

息子には話していないけど、仕事をしている時にすごく気を遣っていることがある。それは「話し言葉でも、メールでも敬語を正しく使うこと」だ。仕事をしていると「英語が話せるけど、敬語はダメなんだね」なんて言ってくる輩がいるからだ。元来負けず嫌いのわたしは「絶対そんなことは言わせない」ようにしている。そういう輩はしばらくすると、にやけ顔でもしくは大げさな様子で近寄ってきて「ちゃんと出来るね」と声をかけてくる。そういう時は、にっこり笑ってお礼を言っておく。それで場は収まる。

息子は結構、私の会話を聞いているんだなと再認識。今日は褒めてもらったけど、呆れられることもあるだろうから、気を絞めないと。

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