息子記 コバナレの時

こんにちわのっぽです😃

一カ月ぶりのnote
次男のことを少し整理したいと思います

決まった居場所

1年間の浪人生活を終えて、4月から大学生になった次男。
サッカーもいい環境で続けられる事になった。

第一志望ではなかったけど、そこへの未練もなくキッパリ決心できたようで、そこは立派になったもんだと、成長を感じ喜んでいる自分がいます。

居場所が決まり、夢へ再スタートを切れた、それだけでとても幸せな事ですよね?

次男の決意

『プロになりたい』
進学先を決めた時に、次男はこう言ってました。
自分の気持ちが本当に揺るぎないのか、まるで確かめるように。

そんな事を言い切れる次男が眩しかった。
キラキラしてて、一点の曇りもない。
当たり前だけど、親として応援し続けたいし、応援させてほしい。
息子の頑張りは、親にとって1番のビタミン剤だ。

やり切らせたい

次男が100%やり切るために、一つ問題があった。通学が遠いという事。
始発で行っても朝練開始に間に合わない。

そして、今時の大学スポーツは朝練のみだったりするらしい。
ラグビー界でスカウトをしている仲間に聞いても同じ答えで、サッカーだけでなく多くの大学スポーツでは朝練が主流らしい。

やり切りたい、やり切られたい、そんな次男にとって、朝練に間に合わないのはありえない事。

と、なれば一人暮らしをしようか?
という事になってくる。
次男の部活には寮がないので、その一択だ。

身勝手な親

『海外に行ったっていいんだぞ』
冬の全国大会でPK負けした夜、いまだ進路が決まってない次男に伝えた言葉だった。

その1年後、海外ではなく隣の県に、次男が一人暮らしする事が現実的になった。

なぜだろ?
そわそわする自分に少し驚く。
海外挑戦の勧めてたくせに、隣の県に一人暮らしと聞いてそわそわしてしまう。

一年前のあの言葉は、口先だけだったのか?
そんな事を考えるとますますそわそわしてくる。

その日が来た

突然その日が来た。
家族誰も教えてくれず、床屋から戻ってくると荷積みの準備が始まっていた。

心がグラグラしている自分に気づく。
せっせと手伝う長男を頼もしく見ながら、なぜか手を出せない。
この現実を認めたくないのか。

あわてて机の中からお金を封筒にいれて渡す。
こんな事しか浮かばない自分が残念だったりする。

そして、
『本を読め』と伝えた。
次男は塩対応のままだった。

2人で撮ろうと自撮りを始めると、
「別に帰ってくるし」と塩対応も強引に撮る

出発する次男に、恥ずかしさを忘れて手を振り続けた。
そうだ、小学校に初めて1人で行く時も、見えなくなるまで手を振り続けた、そんな事が甦ってきた。

どの辺からかわからないが、ずっと涙がこぼれ落ちる寸前だったが、見えなくなったとたんにこぼれ落ちた。

2人の写真

強引に撮った写真を見た。
そこには照れくさそうな笑顔の次男があった。

そして、その笑顔は、次男が中学生の頃、写真を嫌がる次男を強引に撮った時と、変わらない笑顔だった。

がんばれよー

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