幸福度を高めたいなら年収700万円を目指そう
FIREを目指す就職氷河期億り人のさんろくです。
「いったいお金があればどれだけ幸せになれるのか?」
そりゃあ、あればあるほどいいに越したことはないと思いますよね。
しかし、そう単純なものではないようです。
「収入と幸福度」の関係を分析した調査(大阪大学21世紀COE)によると、年収700万円が幸福度のピークとなっています。
不思議なことに年収700万円を超えると幸福度は横ばいになります。
アメリカでも同様の調査結果が出ているようで、年収7万5000ドル(約800万円)で幸福度はピークを迎えます。
ここから見えてくる教訓は、日本に暮らして幸福度を高めたいなら、年収700万円を目指そうということですね。
注意点としては、一人あたりで年収700万円なので、二人家族なら1400万円、三人家族なら2100万円、四人家族なら2800万円というところでしょうか。
現実的なところで狙い目としては、
DINKS(夫婦共働き)で世帯年収1500~1600万円で、税と社会保険料を控除して、手取りでも一人あたり約700万円の年収(所得)といったところでしょうか。
大手会社の幹部クラス以上の専業主婦世帯か、
中堅~大手会社員または公務員の共働きなら実現可能な水準ですね。
三人家族となると、
東証プライム市場上場の大企業共働き+子ども一人、という感じで、ギリ実現可能でしょうか。
四人家族以上となると、
ちょっと普通のサラリーマン家庭では実現度が低くなってきますね。
経営者クラスとなる必要がありそうですね。
若い人がライフプランを考えるにあたって、参考になるのではないでしょうか。
ポイントは、結婚相手を見つける前、子どもを出産する前に考えることが必要です。
すでにどうしようもない状態になってから考えても「ああ良かった」か「もうだめだ」の二つの感想しか出てこない可能性が高いです・・・
なお、年収が増えても幸福度が上がらない理由は
・ある程度まで収入が増えると、収入よりも社会的な関係や働く喜びが重要になる
・生活がある水準まで向上すると、消費における選択肢が増し、生活の質を高めることに関心が向かう
といったように、収入に関係のないところに幸福度の基準軸が変動していくことが原因のようです。
参考記事
2016/6/18 日本経済新聞
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