音程をとる(ってどうすればいいの助けて)

楽器、特に弦楽器をやっていると最初にぶち当たるのが「音程が全然あたらない」という壁。

これを言うと管楽器の人にめちゃくちゃ怒られるかもしれないけど、大体の音程を取ることに関しては、たぶん弦楽器が一番難しいとおもう。ファーストポジションを体で覚えるのは弦楽器経験者なら必ず通る道なはず。

で、母に言われた。

「弾くのうまいな、って人でもなんで音程は合わないの?」

これの母の真意は、それほど音程を合わせるって弦楽器にとって難しいことなんですね、であり、決して煽っているわけではない(これ大事)。それでも実際に音程が悪い自覚がある私は十分いらいらした。

そもそも私は、音楽家を目指しているわけでもないのに物心ついた時から【音程を合わせる】ということに関しては厳しくされた。母の影響。家で、学校でやった歌でも、好きな嵐の歌でもなんでも、母の前で少しでも音を外せばすぐに止められる。そして正しく歌えるようになるまで放してもらえない。もうこれが本当にストレスフル。好きに鼻歌をしたくても母が聴こえる範囲にいれば、音程を外さないように細心の注意を払わなければならない。もはや、これは私自身が思う鼻歌ではない。(庵野秀明が、鼻歌は感情の吐露の一部であると言っていたように、鼻歌は作品ではなく表現なのだから(いや表現するときにも音程は大事だけどねいまは置いとこ)!そして聞かせる相手も想定していないのだから!)

音程の調整をチェロでする場合は、アジャスターで弦ごと変えるか、押さえている指を上下にずらすか、という方法がある。正直いうと、私はなぜか前者がいまだにできない。なんで?

アジャスターを触るときは、チューナーが無いとほぼわからない。合奏前にコンミスに合わせるときは、とりあえず左右どっちかに回して差が大きくなったとおもったら逆方向に回す、という感じでチューニングしている。自分で書いていてやばい気がしてきた。しかも、同じことを吹奏楽部で5年間できていたのに…何があったというの。

演奏中に自分の音程があっていないと思ったときに行う指板上での微調整は、上か下か、どちらに指を動かせばいいのかわかる。というより考えないで動いている。多分、「いま音程悪かったけど高かったか、低かったか」と聞かれたら「わかんないけど、指を1mm下げたい気分」みたいな返しになる、と思う。

これを書きながら、さすがにチューナー使わないで高いか低いかは頭でわかるように訓練しないといけないな、と思ったのでがんばります。どれだけでもうまくなっても、音程悪かったらおじゃんだもんなー。あーーーあ!!!

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