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ここ数日の気象情報についてのあれこれ

こんばんは、nooooon(@nooooon_met)です。


今日もまた、九州の方で大雨特別警報が発表されました。


まだ雨は降り続く見込み。最新の情報に留意が必要です。


さて、大雨が続くなかですが、最近の気になったことを2つまとめておきます。いずれも気象庁から発表される『気象情報』というものについてです。

1.『気象情報』?

まず、そもそも『気象情報』とはなんなのか?ということについてですが・・・。

気象庁HPでは、以下のように説明されています。

ニュースなどで「気象庁では、○○に関する(気象)情報を出して警戒を呼びかけています」という言葉が流れることがあります。気象庁は、警報・注意報に先立って注意・警戒を呼びかけたり、警報・注意報の発表中に現象の経過、予想、防災上の留意点等を解説したりするために「気象情報」という情報を発表しています。(※1)

簡単なイメージとしては、「ニュース原稿」みたいなものと考えたらいいんじゃないかと思います。


2.見出しだけの気象情報

1つ目の気になった情報は、今日の夕方に発表された佐賀県気象情報です。

大雨と落雷及び突風に関する佐賀県気象情報 第6号
令和2年7月6日15時57分 佐賀地方気象台発表

(見出し)
佐賀県鹿島市付近と嬉野市付近では、6日15時30分までの1時間に11
0ミリの記録的な大雨となっています。佐賀県南部を中心に今後も大雨が続
く見込みです。この地域の方は厳重に警戒してください。
(本文)
なし

(※2)

通常の気象情報は本文にいろいろと書かれているんですが、この情報では本文なしになってました。このような形式は台風の上陸に関する情報などでは見られますが、通常の気象情報ではあまり見たことがないような気がします。

ちなみに、この情報が発表される前には、『記録的短時間大雨情報』が発表されてました。

佐賀県記録的短時間大雨情報 第1号
令和2年7月6日15時36分 気象庁発表

(見出し)
15時30分佐賀県で記録的短時間大雨
鹿島市付近で約110ミリ
嬉野市付近で約110ミリ

(※2)

・・・内容おんなじだなぁ、と感じたりもします。


3.臨時の指定河川洪水予報

個人的に特に気になったのはこっちです。

画像1

※3

見慣れない情報。「なんだこれは!」と思ったりしてたんですが、今年の3月以降の取り組みのよう(Twitterで似たようなことをどなたかがつぶやかれていたんですが、このことだったのか・・・という感じです)。

令和2年3月にとりまとめられた河川・気象情報の改善に関する検証報告書に基づき、国土交通省と共同で指定河川洪水予報を実施する河川においては、大雨特別警報の解除後の氾濫への警戒を促すため、大雨特別警報を警報等に切り替える際、切り替え以降に河川氾濫の危険性が高くなると予測した場合等に臨時の指定河川洪水予報を発表します。この情報は、府県気象情報のページに掲載します。
(※4)

これに該当するのなら、今回が初めての発表なんだと思います。




という感じで、気になることがいろいろ見つかる日々ですが、なにより、大雨が続かないことを祈ってます。



そんな、今日このごろ


※画像は気象庁HPから

1→http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/kishojoho.html

2→http://www.jma.go.jp/jp/kishojoho/347_index.html

3:一部を抜粋→http://www.jma.go.jp/jp/kishojoho/349_index.html

4→http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/flood.html#c