あの日とは違う津波警報
こんばんは、nooooon(@nooooon_met)です。
『平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震』・・・東日本大震災から10年経ちました。
発生したときは部活の遠征で福岡に居て(試合中)、夜に宿泊所でテレビを観て戦慄した覚えがあります。
さて、いろいろと書くべきことがあるような気がしますが、当時、特に記憶に残っていることとして、津波の警報と観測値(天気予報でいうと予報と実況)のことがあります。
地震発生後、津波は1回だけ到達するわけではなく、繰り返し襲ってくる可能性があります。また、一番初めにやってくる津波が最も高いとは限らず、第二波、第三波・・・と後でやってくる津波の方が高くなる可能性があります。
しかし、東北地方太平洋沖地震では、あまり高くない第一波の情報がそのまま報道されていました。それを観て、「大したことないのでは?」と勘違いされた方が居たのではないかと思います。
あるいは、津波警報で予想された津波の高さが低めに見積もられていたため、それを聞いた方々にとって「その程度なら大丈夫だろう」という不適切な安心情報になってしまったという事例もあったと考えられています。
これらの教訓を踏まえて、2013年に津波警報の改善が図られました。
いろいろと情報が詰まっているからまとめよう・・・と思ったら、ちゃんとポイントを絞った解説ページが設けられています。
ポイントとは言っても、改善点はいろいろとあります。
例えば、最初の津波警報では、津波の高さの予想が「巨大」(3mより高い)などといった定性的な表現で発表される・・・というところなんかは、まだまだ知らない方がたくさんいるんじゃないかと考えています。
パッと「巨大」なんて言われても、具体的にどのくらいなのかなんて分からないんじゃないかと思うので、もっと認知度を上げていかなければならないんじゃないかと感じます。
あの日の津波警報からどんなふうに変わったのか、あの日の経験がどのように活かされようとしているのか、知っておくのもいいのではないでしょうか。
そんな、今日このごろ