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最近の記事

《森田可子さんインタビュー》 絵を描く事で自分と向き合えた

今回は、美術家 森田可子さんにお話を伺いました。 森田さんは武蔵野美術大学 大学院油絵学科修士課程を修了され、 現在は美術家として個展の開催や絵画の制作など積極的に活動を行なっています。 自由に描けって言われるとちょっと無理だったんです。 ー絵を描くきっかけを教えてください。 幼稚園の時からお絵描きするのが好きで、チラシの裏に女の子の絵などを描いていました。 他の事はあんまり出来なかったんですけど、絵は人より少し上手に描けていたので褒められるのが嬉しくて

    • Metallicaの『Master Of Puppets』に触れて

      俺はもうすぐ42になる。 振り返ってみれば、俺の生まれ育った環境は特殊だった。 世間体を気にする親っていう事もあって一見ごく普通の家庭に見えたが、本当は今にも壊れそうな脆い絆で結ばれたバラバラな家族だった。 俺の親父は、ほぼ毎日家の中で暴言を吐いたり、お袋に嫌味なんかを言ったりしてた。 いわゆるモラハラってやつだ。 そんな事もあってお袋はいつも不機嫌だったし、やりきれない想いを俺に八つ当たりする形で何とか親父との関係を保っていた。犯罪が起こる10歩手前だからこそ厄介なんだ。

      • 《西村卓さんインタビュー》彫刻はいつも自分の答えを見いだしてくれる

        今回は、木彫作家 西村卓さんにお話を伺いました。 西村さんは多摩美術大学で彫刻学科を学ばれ、 現在は木彫作家活動と並行して多摩美術大学彫刻学科の助手として勤務されています。 ギュって集まって成り立っているみたいな…人間の多様性みたいなものを木で表現しようかなと。 ー彫刻学科を専攻した理由は何ですか。 予備校の時に教えてくださってた先生がクレイジーすぎるというか、すごいなんか普通じゃない感じの先生だったんですよ。 僕、最初はデザイン科に行こうかなと思っていたけど、

        • 《越知祥太さんインタビュー》 絵を描くことで人と繋がれた

          noonではそれぞれの人がアートとどのように関わっているのかを発信しています。 ある人はインタビュー、ある人はコラムなど1つ1つの物語としてそれぞれの想いを皆さまにお届けします。 今回は、芸術家 越知祥太さんにお話を伺いました。越知さんは独学で絵を制作し続けており、現在は絵画の展示や自身のオリジナルグッズを制作するなど幅広く活動されています。 今思うと、人とつながる最初の手段みたいなものが絵を描く事でした。 ー絵を描くきっかけがあれば教えてください。 きっかけ…いつから

        《森田可子さんインタビュー》 絵を描く事で自分と向き合えた

        • Metallicaの『Master Of Puppets』に触れて

        • 《西村卓さんインタビュー》彫刻はいつも自分の答えを見いだしてくれる

        • 《越知祥太さんインタビュー》 絵を描くことで人と繋がれた

          吉田博の『瀬戸内海集 帆船 朝日』に触れて

          【2004年9月】 あれ。おかしいな。何にも感じない。 それはある日、学校の帰り道に突然起きた出来事だった。 私の「感覚」が泡の様に消えてなくなってしまった。 心地良い風、大好きな金木犀の匂い。 テレビ、音楽、家族や友人との会話、、、 当たり前の日常が…何も感じない。空っぽだ。 【2004年10月】 思い当たる原因はいくつかあった。 学校のクラスに馴染めない事、 友人に裏切られ、この世は騙し合いだという事実をつきつけられた事、 こうして被害者ぶってる私自身も人を傷つ

          吉田博の『瀬戸内海集 帆船 朝日』に触れて