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8/1の週に気になった未訳ジャーナリングRPG/ソロRPG/TRPG/LARP

今週もやってきたよ。毎週月曜日にウェブ検索やらTLを眺めて、メモっておこうと思ったのをまとめております。これらの気になった作品群は、日本語化されていないものです。あしからず。

■ ドイツ最大のLARPイベントの新PV

ドイツのLARPイベントといえば、世界最大の参加人数を誇る「ConQuest」。今年の新作は独自のバイキング時代の雰囲気をMixしたNPCグループ「Skargen」との出来事となるようです。このイベントは日本のLARPゲーマーも参加したことがありましたな。

■ イタリアで広まっているLARPの紹介

プレイスタイルとしての北欧LARP(Nordic Larp)が有名になった後、魅力的なLARPイベントを発信している印象のあるイタリア。海賊だったり、銃士だったり、サッカーチームロッカールームを舞台にしたり(笑)場面転換を必要としない&少人数で遊べるチェンバーLARPのアンソロジーだったりと色々。今回の記事では、浅く広くイベントの種類を紹介している。以前資金調達チャレンジに成功して出版されたチェンバーLARP集は、一度遊んでみたいんですよね。

■ ヨーロッパで唯一のFalloutLARPが開催されたってさ。

募集中ならいざ知らず、開催後にイベントページが見つかるとは!!? というわけで(?)コンシューマーからTRPG、果てにはミニチュアゲームにまでなったFallOutのLARP版イベントが7月の中旬に開催されたそうだ。
キャラクターとしてポーランドの Brozek 近くの旧ドイツ爆薬化学産業のサイトを世紀末の舞台に見立てて100時間遊びまくるこのイベントは、大型イベントにしては滅多にみないペイント弾を採用しているらしい。ルールブックには銃の規制などが細かく設定されているが、LARPゲームとしての基幹システムはDKWDDK システム(受け手が主にアクション判定を下す大型イベントに特化したLARPゲームシステム)とのこと。そのうちPV出してくれないかしら?

■ GENCON、今年のLARPイベントはV:tM

GENCONとは、来場者数と行われるイベントの種類の双方において北米最大の卓上ゲームコンベンション。毎年アナログゲーム系の新作お披露目も含めた色々なイベントが行われる。その中で行われる大型LARPイベント、今回はV:tM(ヴァンパイア:ザ・マスカレード)LARPとのこと。マイアミ出身の狂ったマルカヴィア人が作った予言に従って、この日にとある都市へ訪れたあなた達は拘束(GENCON会場)されることとなる。あなた達が灰となるか、相手の血と灰に塗れて戦うか?

以前はキャッスル・ファルケンシュタインLARPも行われていたんだとか。日本でも販売されたスチパンTRPGが有志の手でLARP化されたんですって。

■ 資金調達中のソロジャーナリングRPGは追放系?

「The Taming of the SLUGIRAFFE」は現在資金調達チャレンジ中のソロジャーナリングRPG。これはキックスターターのZinQuestという個人冊子作成チャレンジイベントの一環。
この作品のPCは、自分の部族に「あの洞穴から、伝説の妖精モンスターをゲットするまで戻ってくるなー」と突き落とされてしまう。えぇぇ!?

2D6とD20を使ったシンプルなイベント解決と戦闘システム(参考システム:https://natetreme.itch.io/tunnelgoons)を組み入れたこの作品は、洞穴内の探索とモンスターをテイムする2パートに分かれていて、どちらも別々の装備が必要となる。ハクスタ+ジャーナリングRPGってわけね。

https://www.kickstarter.com/projects/adapress/the-taming-of-the-slugiraffe-zinequest/description

■ 一方、こちらは無人島漂流系ソロRPG

「Secrets of the Vibrant Isle」でのあなたは、船が難破して幻想的な島に漂着する。島の美しい不思議と暗い秘密を何十回も隅々まで巡りながら、難破船を拾い集め、キャンプを守り、自分を磨いていく。この島に残る権利を得ようにも、船を直して脱出しようにも……時間は限られているのだとか。

■ 灯台の管理人は、ちょくちょく見かけるシチュエーション / ジャーナリングRPG

「You Are a Beacon」でのあなたは、大いなる深淵の果てで、破滅的な嵐に備え始める管理人となる。灯台を守り、情報を集め、海と流れ着く奇妙な贈り物に対処していく。破滅的な嵐が訪れて超自然的な力をあなたが目撃したとき、このゲームは完了する。

■ オレ、オマエラトコウショウスル / ジャーナリングRPG

「Welcome to Brightbrook」でのあなたは、未確認生物となりあなたの寝ぐらの近くに住んでいる人間(もしくはその代表者?)とコミュニケーションを取り、それを記録していくことになる。その方法は、伝承折り紙であるココットを使うようだ。記録方法は紙でも良いし、音声ログでも良いらしい。ちょっと面白そう

■ 戦って死ぬ? 逃げて死ぬ? / ジャーナリングRPG

「DEATH SENTENCE」は、ロボットモノのジャーナリングRPG。でも、設定は悲劇的だ。あなたは敵軍の中で孤軍奮闘するオービタルスーツ乗り。あなたは志願したわけではなく、乗船していた植民地船から時間稼ぎとして裏切られて1人取り残されたのだ。もうすぐあなたのオービタルスーツは大破するだろう。自分の最期の日記として、誰にどんなメッセージを残す?

■ 新しいジャーナリングRPG用SRD

サイコロとトランプ……だいたいのソロジャーナリングRPGは、それでプロンプト(日記のお題)が生成される。だが、この「Folds SRD」は1928年から続くヨーロッパの子供向け伝承折り紙であるココット(日本ではパックンチョなどと呼ばれる)は指で口のように動かすことができるため、紙の占い師という子供の占い遊びにも使われている。これをカードの代わりに使うらしい。D4とD8の結果を受けて動かし、参照する場所を決めて、行動、反響、プロットのひねりなど、探索と自由な解釈を促す。
おや、さっき紹介したゲームの中にもあった。

サンプルゲームも同梱されているようなので、開発はしやすいのかもしれない。後でダウンロードして読み込むことにしよう


今週はこんな感じ。このSRDがなんだか、面白そう。

よろしければ、サポートをお願いいたします。 紹介もチョイスも未熟なところがありますが、“こういった遊びがあるんだー”というのをお伝えし続けられればと思います。