見出し画像

12/19の週に気になった未訳ジャーナリングRPG/ソロRPG/TRPG/LARP

今週もやってまいりました。毎週月曜日にウェブ検索やらTLを眺めて、メモっておこうと思ったのをまとめております。これらの気になった作品群は、多分だけど日本語化されていないものです。あしからず。

■ LARPのことをてきとーに

秋から冬にかけて、色々と記事が現れるのは「今からLARPを始めるにあたって」というビギナー記事。今回見かけた記事は今年見かけた中で、浅く広い説明ではあるが、理解しやすく。ヨーロッパやロシア、中国のLARPのことも拾っている。D&Dに最初に導入された年まで網羅されているので思わず唸ってしまった。LARPで観客がいることはない(戦闘に参加せず、呑んだくれて野次を飛ばしたり歌っている人すらキャラなのだ)。こう言った様子を実際にお目にかかってみたいものだ。

自分が言語も国も気にせず参加して良いというのなら、今現在第1位は「Legion:Siberian Story」。故郷まで歩き通してみたい。

大型野外イベントの参加を躊躇する人たち向けに、イマーシブ体験(エスケープルーム×LARP)として小規模パッケージの商用コンテンツも、エスケープルームが流行り出した時から存在していた。今回Otherworld Theatreが提供するのは、自前の劇場を使った90分・PL5人専用というパッケージ。異世界の酒場をモチーフしたソコは、初心者にこそ楽しんでもらいたいらしい。どうも、客(NPC)の中に結婚がイヤで逃げてきたお姫様がいるんだとか?
あー、イベントの予感がしますね(おぃ

そういえば、最近日本でも酒場系のRPGパッケージがテスト公演していた気がする。

ん?? と思った記事がフィードにあった。
「RPG(LARP)は心身を良好な状態にするため、『人間関係に起こる課題に台本のない即興ドラマで取り組む、演技力不要の創造的メソッド』であるソシオドラマとセラピー(キャラを立てて現実から逃避する)ができることで有名。人は誰しも趣味のロールプレイ(カラオケで歌手のように歌ったり、真似て絵を描いたり、コスプレしたり)をしている。
とのこと。例もブロガーの意見も書いてない薄い記事だなーと思ったら、参考文献のリンクがなかなか面白かった。リンク先の記事はフィンランドゲーム協会が公開したLARPを学術利用した論文で、高齢者グループから聞き出した思い出をLARPゲームとして再構築し、その回想をみてもらう事でグループの幸福度を上げようというモノらしい。どういった観点でシニアケアに繋がるか、フィンランドのLARPはどういったものかも含めて興味深い。


■ 夢の世界でパズルと解く! / ソロRPG

「Dream Games: Rude Awakening」は12月26日からキックスターターで資金調達がスタートする、ゲームブック×タイルマップ探索×パズル攻略のソロRPG(ドイツ語)。T.I.M.EストーリーズやExitなどからインスパイアを受けたらしく、閉じ込められた夢の世界で夢の書(ゲームブック)を使ってマップをうろついて謎を解いていく。ローグライク要素もあって、失敗してもスキルやアイテムの一部を保持したまま再チャレンジ可能のようだ。プレイ人数は最大2名で、総プレイ時間は……6時間〜8時間!? 割と盛り沢山なのか、シナリオがあるのだろうか?

https://www.kickstarter.com/projects/dreamgames/dream-games-boses-erwachen


■ お化け屋敷を調査し、首無し幽霊や人狼を追え! / TRPG

「Fallen」は17世紀から18世紀にかけての超自然的な世界を舞台にした、ダークファンタジーTRPG。職業などのクラスを使わない2D6+ボーナスによるダイスロールシステムと物語に沿ったスキルシステムやら平凡なアイテムをマジカルアイテムに成長させるシステム、コンテンツ生成用の多くの表とプロンプト、ソロプレイ用オラクルカードなどシナリオ作りなどにも困らない軽量ルール設計になっているようだ。

『今回の任務は、とある人物の不利な証拠を握っている記録係を無事に町へ送り届けること。ただ、後ろからすごい勢いで人狼が追ってきてるが、残っている銀弾は1発限り』

という概要にあったシナリオに、ちょっとトキめいてしまった(笑
追加ルールも発売されているらしく、そっちはソロプレイ環境を強化するものらしい。


■ 世界が滅んでも、このトレイルを歩くことは伝統である / ジャーナリングRPG

「I Come From The Land Down Under」は、ポストアポカリプスジャンルの終末を越えた残酷なオーストラリアで必死に生き抜く、ジャーナリングRPG。人々は核戦争から逃れて地下シェルターで暮らしていたが、世界が荒廃しても「毎年選ばれた1人が“ヒッピートレイル”を踏破する」という古き伝統に縛られていた。今年選ばれたのは、あなた。

新しい運命を切り開くのか? それとも古き伝統にしがみつくのか?


■ 俺たちゃ、アライグマ空賊団!!……え、デジャブ? / TRPG

「Raccoon Sky Pirates」はナラティブなGMレスTRPG。プレイヤーたちはアライグマの一段となって、ゴミ捨て場から色々なモノを調達して飛空艇を建造する計画を立てた! 貴重なフィールドである家の住人や番犬を起こさないようにルンバとかプレステとか色々強奪してやりましょう!!

飛空艇を作るには、精密な調整と規律が不可欠。
でも、あなたたちはアライグマ!

何か、前回アライグマ海賊団的なゲームを、かなり似た設定のRPGを見かけた気がするのだが……???

https://www.indiepressrevolution.com/xcart/Raccoon-Sky-Pirates-Revised-Print-PDF.html


■ このピンク色の嵐が見せる生態系の破壊は…… / ジャーナリングRPG

「NeoCrystal Elegy」はタロットを使ったジャーナリングRPGで、ピンクのクリスタルの嵐に覆われた惑星探索を目的としたSFジャンルの作品。この作品でのあなたは調査員。新たなクリスタルの嵐に襲われる前に、目的地の都市を探索しよう。そこには、住人達の精神エコー体があなたを嵐のように迎えてくれるだろう。そして、崩壊したこの惑星の過去を再発見するのだ

タロットを使ったゲームJamが開催中なのね。元ネタは記憶喪失になったキャラクターが過去を再発見して、今の自分を見つめ直すというジャーナリングRPGらしい。ほほぅ


■ あなたは力ある場所を守る孤独の守護者 / ジャーナリングRPG

「Sentinel」は、孤独な守護者と彼らが安全を保つことを課せられている場所について書き記すジャーナリングRPG。その場所は“偉大な力を持つ”聖域で、あなたは守護者として何年もこの場所で警戒を続け、その中に保管されている“ナニか”を守っている。守護者の記憶を追体験し、脅威に直面し、面白いオブジェクトを見つけながら、周囲の時間が流れていく。そして、監視が終わる時が来たとき、あなたが守ることができなくなったとき、「聖域」に何が起こるかを書き記してゲームは終わる。

ん?The Adventurerを元にしていると紹介されているけど、 Lost & Found SRDでは??
TLでちょいちょい「面白い」と言っている人がいるので、気になっている作品ではある。


今週はこんなところで。
そういえば、Twitterのモーメント機能が使えなくなってしまったらしい。
ジャーナリングRPGのログまとめとか残していたから、地味に困る。

まぁ、2022年の振り返りをしつつ全体記事を書き直す際にまとめ直すか。


よろしければ、サポートをお願いいたします。 紹介もチョイスも未熟なところがありますが、“こういった遊びがあるんだー”というのをお伝えし続けられればと思います。