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Games For Gazaってどんなバンドル?

⚫︎ 200ゲーム以上詰まったこのバンドルは何?

ガザと占領下のパレスチナで現在進行中の危機に対応するため、私たちはMedical Aid For Palestinians(パレスチナ人のための医療支援)のための資金を集めるため、このバンドルはリリースされました。
このMAPは、「すべてのパレスチナ人が、効果的で持続可能な、地域主導の医療システムを利用し、健康と尊厳に対する権利を完全に実現できる未来を目指す」実現を目指し、パレスチナの健康と尊厳に対する政治的・社会的障壁に対処するよう働きかけている……とのこと。バンドルの発売期間は11/9まで。

さて、崇高な意思とか持ち合わせていない愚か者だが……バンドルの中で気になるものがないか、超ざっくりと確認してみることにした。


⚫︎ 気になったアナログゲームは?


「The Ground Itself」
は、世界構築タイプの2~5人用1セッション向けTRPG。使用するのはコイン、6面ダイス、トランプ。

場所(グループによって選ばれた特定の場所)に焦点を当て、4日から18,000年までの根本的に異なる時間の中で物語が展開する。
そこから、”自分たちが去った後に、場所が時と共にどのように変化し、人々に記憶されるのか?”を考察することになる。

「Beam Saber」は、まるでガンダムアニメのようなマシンバトルTRPG。プレイヤー達の役割は、もちろんメカのパイロット(キャラクター達は同じ分隊所属)。メカには問題点と可能性があり、ミッションの合間の緊迫した優しい瞬間を通してPC同士の関係を深めるのに役立ち、各キャラクターに「あの棺桶のようなコックピットにもう一度乗り込む危険を冒してまで、何がそんなに欲しいのか」と問いかける事になる。色々なロボットアニメ要素がギミックとして落とし込まれているが、基幹システムはFORGED IN THE DARK。

「Fear&Loving」「Beam Saber」の公式ライセンスの追加サプリメントで、キャラクターのアーキタイプを3種追加する。アイドルのように心を掌握し、敵を愛し、燃え尽きるかもしれないTHE ANGEL。2人組であることに真価を発揮するTHE DARLINGS。マシンバトルに摩訶不思議なパワーを持ち込むTHE WITCH。あー、過激そう。

「i'm sorry did you say street magic」は、今から数十年後の時代に存在する群島に囲まれた独自の魔法が存在する漁師町が舞台。毎年収穫の時期を祝うために人々が集まってくる。町に住む魔術師集団は、その人達をターゲットにストリートアートを動力源とする交通網システムを組み立てることにした。これは1プレイ3時間程度のGMレス2〜6人向け都市開発TRPG。

「In The Air Tonight」は2人専用TRPG。あなたとパートナーは、達成しなければならない任務があるが、まだ任務地に到着しておらず、任務を成功させられる保証すらない。そしてこの任務の後はどうなる? 本当にこの任務を受けて良かった? お互いに質問をして物語を構築していく。オプションとしてタロットなども利用できる。

一人の使節が新しい土地に到着し、政府と国民に同盟への参加を呼びかける。現地人が彼らを出迎え、首都まで案内すると申し出る。そこへたどり着くために、彼らは一緒に、そして一人で、道中で彼らの民族と彼ら自身の物語を分かち合いながら旅をしなければならない。

「TOGETHER / ALONE」は新大陸に到着した使節員と、現地人の交渉役となる2人専用TRPG。2人は連れ立って交渉の場である首都までの旅をすることになり、道中で彼らの民族と彼ら自身の物語の歴史を分かち合うことになる。国や集落の大きな物語が、キャラクターとしての2人にどのような影響を与えるだろうか??

「Alone in the House」でのあなたは、そろそろベッドに潜り込もうとしている。実はここ数週間、夢日記をつけている。何かがあなたの意識を高め、自分に夢を見せられているのかわからなくなる。特にアレを……目撃したことの後には。

毎晩、あなたは(うまくいけば)安全なベッドから観察する珍しい体験をするジャーナリングRPG。基幹ゲームはtakuma okada氏の「Alone Among the Stars」。

「The Steadfast and the Rebellious」でのあなたたちは、運命の岐路に立たされている。あなた達は魔王の支配の下、偽りの平和を享受してきた。しかし、横暴な要求を守っていた最後の砦は崩壊し、暴君の要求に従うか、抵抗するかを選ばざるを得ない。魔王に勝利するのか、それとも抵抗は無駄なのか。それを知るためのプロローグを作り上げるTRPGなのだ。

「You Know Me Still」は、2人専用のTRPG。お互いはかつて友人であり、愛し合っていた(もしくは、今も?)。しかし、今は対立している。あなた達の心のどこかには、旧友に過ちを悟らせたいという希望を抱き続けている。2人のキャラクター、彼らの過去、現在、そして彼らが巻き込まれている争いについて物語を重ね、最後はどんな決断を下すのか?基幹システムは「For the Queen」

「The Chained Oak」でのあなたは、呪いを受けたシュルーズベリー伯爵として日記を書き記すジャーナリングRPG。とある女性に金貨をめぐまなかったために「オークの木から枝が落ちるたびに、家族が1人死ぬ」という呪いを受けてしまった。あなたは、毎日オークの木を繋いでいる鎖に綻びがないかを確認している。そして毎晩、自分のしたことを考え、自分の冷酷な凍てついた心のせいで死んでいった人々のために弔辞を日記に書き記すのだ。

「Mandrake Sanctuary」でのあなたは、マンドレイク世話人。魔法のような植物はすべからずマンドレイクに分類されているが、この100年ぐらいは巨大なマンドレイクはお目見えしてないらしい(せいぜいコーギーぐらいの大きさ)。あなたは水と光と肥料を与えながら、マンドレイクに目的を持たせていくことになる。

このマンドレイクの成長を観察して日記に記録していくわけだが、これは現実でプレイヤーでの行動(筋トレしたり、リラックスしたり、創作活動したり、友人と楽しく遊んだり〜)がマンドレイクの活性化に繋がっているそうだ。

「Alone in the Cemetery」でのあなたは、墓地を散策している。それぞれの墓は、生き、愛し、人に愛された人の墓標である。記憶されることを望んだ人。その中には今も忘れられない人もいれば、忘れられてしまった人もいる。これは墓に眠る人がどのように記憶されているかを書き記すジャーナリングRPG。基幹システムはtakuma okada氏の「 Alone Among the Stars」

「We have lost」のあなた達は、皇后のボディーガードの一員。今が皇后の生前を思い出すチャンスなのだ。帝国の運命がどうなったかを知る前に、皇后の栄華と没落の物語を語るためのTRPG。

「Fractal Romance」は、SimのようなTRPG。リズムと柔らかな魅力の、終わりのない抽象的な風景。 フラクタル・パレスという不思議な空間のホール、様々な部屋を散策し、 奇妙な住人たちと出会い、彼らのことをもっと知ろう。 友達になって、恋に落ちて、ただリラックスしよう。 ぼやけたエッジを自分で塗り潰すのがこのTRPG。つまり、空間と住人と物語を生み出すのだ。

「When the Music Stops」は、GMレスのタイムトラベルTRPG。プレイヤーの1人があらかじめ用意したミックステープを聴きながら、それを巻き戻して時間を遡ってプレイするようにデザインされている。登場人物たちは、大きな災害を未然に防ぐために協力し合い、出来事の硬直性や時間そのものと格闘することとなる。これは、音楽とメカニックを織り交ぜたゲームだ!

「Anamnesis」でのあなたは、記憶喪失者。あなたは自分が誰なのか、どこにいるのか、何に関心があるのか覚えていません。タロットカードを引きながら、過去の空白を埋め、現在の自分を知るためのジャーナリングRPG。

「Dredge」でのあなたは、記憶喪失の漁師。Wringwasteと呼ばれる巨大な湖を航海し、その深みから謎めいたアイテムを引き上げながら、失った記憶を取り戻そうと奮闘する様子を書き記すジャーナリングRPG。
ゲームを通して、あなたはたくさんの奇妙なアイテムを発掘し、深海の悪意ある住人から逃れ、そしてWringwasteそのものに関する大きな謎を解き明かしていく。マルチプレイオプションあり。

「Alone On A Journey」はジャーナリングRPGを制作するクリエイターならば、誰もが敬愛する「Alone Among the Stars」のTakuma Okada氏の3作品がセットになったアンソロジー。宇宙を彷徨ったり、古代都市を探索したり、奇妙な森の奥深くを探索する。トランプの山札が尽きるまで繰り返し遊ぶことができるので、長期間の執筆にはピッタリのお供。

「Apocalypse Frame」人類のほとんどが残忍な政権のくびきの下にある荒廃世界を舞台に、元労働者たちはザ・コレクティブというレジスタンスを結成した。あなた達はエースチームで、フレームとして知られる人型戦闘車両のパイロット。フレームを駆使して最大の脅威に立ち向かうロボットアクションTRPG。基幹システムは「LUMEN」。 9 つのフレームに 18 の武装と 18 のシステムと組み合わせ、ミッションをこなすごとに改造が可能になる。それで様々な脅威(時には複数部位のある巨大フレームも)に立ち向かう。

「Monster Care Squad」のあなたたちは、モンスターを専門に治療する獣医団の一員。戦争による荒廃から回復したあと、地球の意思を具現化したモンスター達と協定を交わした。しかし、“偽りの黄金”という未知の毒がモンスター達を凶暴化させる。協定とモンスターの尊厳を守るため、腕利きの獣医団であるあなた達パーティは奔走することになる。町から町へ、「偽りの黄金」に感染したモンスターを見つけ、彼らの病気を診断し、治療薬を作り、彼らを破滅に追いやる奇妙で魔法の傷を心身ともに癒そう。

「TENDING」は自然の要素に触発されたファンタジーの宗教を作成し、時間、イベント、個人がその宗教の実践と意味をどのように形作り、内面の変化をテキストやイラスト、コラージュなど様々な方法で記録するジャーナリングRPG。世界設定ツールや、複数人プレイなどのオプションも豊富。

「Maybe Youre My Love」は、逆ハーレムアニメジャーナリングRPG(ん?)ゲームを通して親しい友人たちがみんなあなたに恋していることに徐々に気づき始め、最終回(12話)で誰が運命を成就させるかを書き記すことになる。元ゲームは32話のロボットアニメを作るソロRPG「Plot Armor」

「Exiles」は放浪者たちが焚き火を囲み、暗い土地をさまよいながら集めたありふれたアイテムや奇妙なアイテムの伝承を自慢し合うメランコリックなTRPG。焚き火の輪の外を冒険するための簡単なルールはあるが、このゲームそのものは、会話は少なく、半ば記憶された歴史や、静かな交友のためのものである。

「HOST」は、世界が奇妙な方向に変化していく中、黙示録的な出来事を体験して記録するジャーナリングRPG。どんなイベントかは基本ランダムではあるが、標準的なイベントに加え、特定の特別なイベントではこの崩壊し続ける世界の本質を窺うことができるだろう。

あなたの存在は神秘的な元素精霊の1つで、人間たちが理解してくれるように何かを残すことを記録するジャーナリングRPG「Whom Mortals Seldom See」。孤独、憧れ、自己探究などのテーマも盛り込まれている。

「Firefly, Firefly, Show Me My Way 」でのあなたは、迷子。友好的なホタルの助けを借りて家に帰る道を探す事になる、居心地の良いリラックスして遊べるジャーナリングRPG。自然との静かな時間を少し楽しみ、そして夜を照らすこの素晴らしい小さな生き物について少し学べるだろう。

「Hedge Witch」はマルチプレイ可能なジャーナリングRPG。あなたは森の中の小さなコテージに住む小さな魔女で、日々森の世話に奮闘している。この居心地の良い森を維持したいが、ほんの少しの魔力しかもっていないため、昔ながらの複雑な方法を再現できないこともある。
苦労して学んだ教訓と失敗を糧に、何度でも立ち上がる魔女について書き記していこう

「Apocalypse Roadtrip」は、終末後の世界を旅しながらそれぞれの目標達成のたびに奔走し、世界に変革をもたらそうとするForged In The DarkベースのTRPG。まぁ、怪獣、軍事爆撃、異世界の未確認生物、UFO船団などなど混沌した世界にはレトロな光線銃が似合いそうなほどにヤバい事満載である。
そして、サバイバルに適したシステムとロードマップ制作ルールを存分に楽しんで……とのこと。

「Fox Curio's Floating Bookshop」でのあなたは、山の麓に生まれた流路で船上生活をする人たち向けの浮船書店の店主。日々、川岸のさまざまな町を上ったり下ったりしてお客さんや本の漏れ、紙喰い虫、など色々と気にしなければならない。

1年の中に訪れる5つの季節、10の町の習慣、1シーズンにあるいくつかの祝日も体験しながら書店を営み日記を書こう。

「Sanctuary」は「Sentinel」の前日譚としても機能するジャーナリングRPG。サンクチュアリは強大なパワーを秘めた場所であり、そのパワーを悪用する者の手に渡らないよう保護する必要がある。それを守るためにガーディアンのグループが立ち上がるが、脅威との最後の戦いが終わるころには、ただ1人しか残っていない。これはそこまでの物語と世界観、サンクチュアリのマップを作成することになる。

「Aransi Days」は、祖母が住んでいるアランシの小さな村で、探検したり、遊んだり、色々と探し回ったりする。寝る前に謎を見つけて解き、日記に記録するぼく夏的なジャーナリングRPG。
Hints and Hijinx systemがベース。

「Daemonic Postal Service」でのあなた達は、冒険者。現在攻略しているこのダンジョンは、何故か「デーモンメール」というアメニティが存在する。孤独にダンジョン攻略している最中にこのアメニティを利用すれば、物理法則を完全無視して他のダンジョン攻略を進めている冒険者と交流することができる。わりと珍しいマルチプレイ協力型ジャーナリングRPGだ。


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