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5/23週で気になった未訳ジャーナリングRPG/ソロRPG/TRPG/LARP

毎週月曜日にウェブ検索やらTLを眺めて、メモっておこうと思ったのをまとめております。これらの気になった作品群は、日本語化されていないものです。あしからず。

「Remember August」のファシリテーションが終了し、午睡キネマとして、次にプレイヤーを募集するゲームを選び直している。でも、中々決まらない。再演という手もあるが、どうせなら自分も一緒に唸りたい。オリジナルをお出しするというのもあるけど……どうしましょうかねぇ?


■ ファンタジードラマシリーズのプロモーションとしてのLARP

2021年末にAmazon Prime Video Italiaはファンタジードラマシリーズ「ホイール・オブ・タイム」のローンチを記念して行われたLARPイベントをTwitchやYouTubeでストリーミング配信を行った。目的は若い視聴者層を獲得するため。多い時には5000人を超える同時視聴者数を記録したんだとか。

会場はトスカーナのガルゴンツァ城(13世紀に要塞化された町)、その中で台本も筋書きもないLARPセッションを、従来のライブ放送とは違う17台の固定カメラ、8台のワイヤレスカメラ、およびドローンを使って劇的なシーンを見逃さないように最新の注意を払ったらしい。ストリーミングのアーカイブはちゃんと残っている。

何故、今になってこの動画のことを知ったかというと、今月になってそのローンチイベントの振り返り記事が公開されたのでした。

■ 魔法アカデミーの1年間の生活を振り返るTRPG

「Cantrip」は魔法アカデミーで生活する魔女っ子達についてのTRPGで、Belonging Outside Belonging Gameシステムを採用している。そのシステムは世界の標準と見られる支配的なコミュニティー内(もしくは外)にまったく異なる独自のコミュニティが確立したときに何が起こるかについてストーリーを共同で作るゲームスタイル(ノーGM、ノーダイス)。本作では魔法アカデミーが独自コミュニティ部分となる。世界全体における自分の居場所、感情、芽生えつつある人間関係、周囲の人々からかけられる期待、アカデミーが抱える秘密、そして仲間の魔女たちの絶え間ない策略に悩まされる。でも、それは不快で楽しく無いものではなく最高の生活を送る物語となるだろう。

■ 宇宙にまで訪れた終末後の探索TRPG

「Through the Void」は、宇宙でも繁栄を極めた人類が戦争によって終末を迎えた。帝国は滅び、文明は破壊されても、幾重のリングが重なり、絶えず回転と変化を繰り返す不思議な構造物であるコロニーステーション「エテルナス」は、戦争が生み出した広大な廃墟がゆっくりと音を立てて消えていっても何事も無かったかのように存在感を示している。これは、「エテルナス」の周囲に存在する植民地、廃墟となった小惑星の鉱山、太陽戦争の巨大な遺物、月の研究所を探検するルールライト(1ページぐらいで収まる)な1〜7人向けTRPG。

■ 実は、私……こう言った話を集めておりまして

「Once And Again」でのあなたはストーリーテラーとなり、幻想的な世界を歩き回り、自分で集めたり旅人から旅人へ、酒場から酒場へ、街から街へと広まっていった民話を語り、進化・成長させながら完成させ、記録していくソロジャーナリングRPG。
元々は、「Where The Water Tastes Like Wine」というPCゲームに感銘を受けて作成したらしい。

https://armandah.itch.io/once-and-again

「Where The Water Tastes Like Wine」についてのレビューはこれ↓

■ 18枚のオリジナルカードによるジャーナリングRPG

Why the F*** Did They Keep This?」は、愛する人が残した物の箱を整理する、個人的で、内省的で、不遜で、風変わりなジャーナリングRPG。レコードや古いTシャツの箱、梱包材や新聞、小物や古い写真などです。私たちは、彼らが残していったものが、取っておくのに十分な感傷的なものなのか、それともゴミとして捨てるべきものなのか、常にバランスを取りながら、その行方を見守ることになる。

■ ポストヒューマン・ソロRPG

Apawthecaria: A Poultice Pounder Adventure」の舞台であるブリストリーの森は、人間はすでに過去の遺物。廃墟と生き残った小さな生き物たちが町を作り、ギルドを設立し、あらゆる種類の動物たちが相対的に調和して生きることができる独自の文明が発達した。
あなたは、その世界で病気とその治療法の知識を持つ牧師的な動物となり、森の中を旅しながら病気の獣を見舞い、治療に必要な試薬を調達し、壮大な季節の旅の終わりを目指すソロRPG。マルチプレイも可能らしい。ゲームページの扉絵が、何とも可愛らしい

■ Wretched & Aloneの影響を受けたポジティブゲーム!?

「A Year of Dandelions」でのあなたは、古いコテージと老朽化した納屋がある土地を購入した。これから自給自足で暮らしていくための農場として運営していくため、将来の目標を達成するための日々奮闘する様子を各週ごとにハイライトと課題と共に記録していくジャーナリングRPG。

Wretched & Alone SRDに影響を受けているため、プレイにはジェンガが必要。どうも、ジェンガが必要と言われるとバットエンド多めなんじゃないかと身構えてしまうのは悪い癖である(w

■ アナグマとコヨーテって仲が良いの?

「Badger + Coyote」は、非対称&GMレスの2人様TRPG。プレイヤーとして相談はできるがゲーム中は直接会話せずに(言語が違うからね)、彼らは目標達成のために協力し、互いの利益のために働き、しばしば一緒に楽しむことになる。コヨーテは社会性スキルが豊富で、アナグマは食料を得るスキルが豊富なんだとか。さてはて、今日はどんなことをするのやら。

■ この群島街に交通システムを創ろう!

「i'm sorry did you say street magic」は、今から数十年後の時代に存在する群島に囲まれた独自の魔法が存在する漁師町が舞台。毎年収穫の時期を祝うために人々が集まってくる。町に住む魔術師集団は、その人達をターゲットにストリートアートを動力源とする交通網システムを組み立てることにした。これは1プレイ3時間程度のGMレス2〜6人向け都市開発TRPG。
ちょっと、興味がそそられる設定ですこと。

■ 闇が私たちを孤立させていく

「The Dark」でのあなたは、スカンジナビアの荒野に冒険の旅に出たグループの最後の生き残り。当初は順調にトレッキングをしていくのだが、密林の中で道が途絶え、仲間たちは次々に背後から迫りくる古代の闇に飲み込まれていってしまう。
それは、あなたでさえも同じで闇からは逃れられない。仲間との思い出、そして過ぎ去った恋の思い出が、あなたを現実の世界へと導いてくれることに気づくだろう。しかし、今大切な人を思い出してはいけない……。過去は犠牲にしても今を犠牲にしてはいけないのだ。
これは、そんな資金調達チャレンジ中のソロジャーナリングRPG。プレイには筆記用具やカード・サイコロの他に暗闇を照らす蝋燭も必要だ。



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