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12/26の週に気になった未訳ジャーナリングRPG/ソロRPG/TRPG/LARP

今週もやってまいりました。毎週月曜日にウェブ検索やらTLを眺めて、メモっておこうと思ったのをまとめております。これらの気になった作品群は、多分だけど日本語化されていないものです。あしからず。

■ LARPのことをてきとーに

今週、まず目に入ったのがドイツのオールジャンルゲームWebマガジン「TEILZELT HELDEN」に投稿されたNordic LARPの国際カンファレンス「Knutpunkt 2022」(9月開催)に参加したレポート記事。2022年がオフラインイベント開催再開のシン・スタート年という幸せがある中で、戦争やその他色々な問題がゲームへの危機感を与える的な議題を経て記事のタイトルとなっているようだ。
教育LARPではない、医療目的のLARPは“キャラとして現実ではなくゲームの世界へ目を向ける時間を設けることで、心に抱く恐怖やトラウマと改めて向き合えるまで間を設ける”的な大雑把な内容だったかと思う。これに関する実際のドキュメンタリー映画があるのだが、字幕付き……もしくはAI字幕付けできるプラットフォームで公開してくれる事を切に願っている。

そんなことを、再び思い出した。なお、ドイツの2023年LARPの主力イベントはジェーンオースティンLARPとサイバーパンクLARPと、ストレンジャーシングス的な80年代オカルトLARPがあるのだとか?

ゲーム論文を掲載しているポータルサイトが、「オカルト技術としての魔法陣」というテーマで新たな記事を投稿していた。チラッと見た感じLARPで利用される魔法として焦点を当てており、世間的な事情からオンラインで遊ぶことを余儀なくされた際、オンライン上で魔法陣はどう発展していったか?なども触れられている。Google翻訳でも割と読みやすい訳が出てくるのでオカルト系のゲームを作ろうと考えているとは、アイディアの一貫として読んでみても良いかも?

日本ではないゲームスペースで、3週に渡って「Changeling(the Dreaming) LARP」イベントを開催するという告知を見かけた。2019年のベータ版を経て、2020年に正式版LARPルール(Mind's Eye Theatre)が発売されている。イベントがチラほら見かけるようになったのは、2022年かな? 私が眺めているフィードでは、吸血鬼よりもチェンジリングネタの方が多くなってきた気がする(精査してないけど
LARPの情報はGoogleよりFacebookの方が圧倒的に多いので、そっちなら吸血鬼の情報が圧倒的に多いだろう。
商業イベントとしてChangeling LARPのイベント告知を見かけたのは1回ぐらいだろうか??

それぐらい
・ 商業的なイベント(大規模、クローズドな場で開催) = 吸血鬼
・ ファンメイド、セミオープン(ゲームカフェなどでのLARP以外の利用客がいるかもしれない場所でのゲーム)な場でのイベント = チェンジリング

というイメージがあるかもしれない。
もしくは、2022年に改めてLARPイベント元年になったところが、“妖精の国から逃げ帰ってきた”という設定にマッチしているからLARPゲーマーには気に入られているとか?

などと色々と仮説を立ててみたが、そもそも論として、陽の高いうちから吸血鬼を遊ぶのは無理……とかあるのかもしれない(TRPGなら気にならないが、キャラクターに成りきってコーディネートするLARPならでは)

吸血鬼と同系統のWorld of Darkness系統で遊ぶとなれば、ワーウルフやMageもあるのに? やはり、私は疑問を解決できそうにない。

ひとまずTRPG版でも良いから、日本語版でリリースされないかなぁ(結局はそこ)


■ 魔法使いによる自分探しと呪文研究の記録 / ジャーナリングRPG

「GRIMOIRE」でのあなたは、魔法使い。自分が発見(または研究)した魔法と自分の人生がどうなったを書き記すジャーナリングRPG。トランプを使ったプロンプトを読み解きながら、あなたの人生の物語、研究・作成した呪文、そして魔法使いとしてのの価値観の変化によってどのように捻じ曲げられたかを目標を達成するか、死ぬまで書き記す。

あなたは老いに負けるのか? それとも魔法の深淵を覗いて発狂するのか?

■ この殺人事件を見たのは……X回目だったけ? / ジャーナリングRPG

「Cage of Sand」でのあなたは、タイムループに囚われている。不穏な既視感で目を覚まて、見知らぬ人たちとの出会い、何か大切なことを忘れているような気が……。あなたは自身はループしていることをなんとなく認識している。そんな中でも日常生活を始め、他の登場人物と交流し、あれこれと学んでいくだろう。一見すると些細な出来事から、奇妙で恐ろしい殺人事件が始まってしまう。そして、またループする。
ループの回数を重ねる程に記憶は薄れてしまうが、すべての記憶がなくなる前に必ず致命的な災害が発生するだろう。それを阻止するためにも書き記す事は必要だ。

今作はトランプではなくタロットが必要になるが、デジタルカードを引けるマクロ付きのExcelファイルが同梱されているので安心して欲しい。

■ え!? なんで森の中にいるの!!? / ジャーナリングRPG

「Xylophobia」でのあなたは、意識が戻った時に深い森の中に佇んでいた。
あなたは茨で身体が固定されていて、手は小さな傷が擦り傷だらけ……。そして、もうすぐ夕日が地へ堕ちようとしている。
「此処はどこ?」
とにかく、ここから文明がある都市へ戻らなくてはならい。でも、方向もわからないし、夜になってしまうので慎重に行動しよう。

これは、6つのホラージャンルのマイクロゲームが含まれているジャーナリングRPG。WRETCHED&ALONE SRDを利用するため、ジェンガを正気度に見立てる事になる。倒れてしまえば一巻の終わり。そして、グッドエンドに辿り着くにはかなり困難だろう。

■ 師匠が蒸発したので、王宮魔術師になりました / ジャーナリングRPG

「Royal Wizard」でのあなたは、王宮魔術師(最高責任者)。実は、あなたの師匠が引退したか、死亡したか、もっと悪いことに巻き込まれて繰り上げで最高責任者となった。紛争や隣国の陰謀、敵魔法使いに対して、魔法または一般的なスキルで解決を試みることになり、その様子を書き記す。自国の王室に命をかかげる覚悟だが、王宮魔術師の後継者はいつでも準備万端らしい。自分の弟子すら敵かもしれない。

■ 今日もメックは可愛らしい。ちゃんとメンテしてやるからな(ん? / ジャーナリングRPG

「Mech Mechanic」でのあなたは、メックや巨大ロボットのメカニック。パイロットに世界を変革する程の力をもたらすメックを作り、修理し、カスタマイズし、維持するのだ。
あなたがどこで働き、誰のために働き、どのような質の仕事をするか、何を重視するか、クライアントのメカにどんな印象的な機能を追加するか、日々のメンテナンスを書き記していくことになる。

■ 超常生物同士のマッチング・ビデオチャット? / LAOG

「Paranormal Anonymous 」は、とある広告をクリックすることでランダムな相手とマッチングしてビデオチャットをすることになる……という設定の2人用LAOG(またはTRPG)。これだけなら「何この舞台設定?」と首を傾げるのだが、あなた達はどちらも人外……超常生物なのだ。お互いの質問を通して、2人が存在している世界の物語を即興で作り上げることになる。

■ どうして、私は冷凍睡眠されている? / ジャーナリングRPG

「Cryomnesis」でのあなたは、多分宇宙飛行士かパイロットだ。冷凍睡眠から目覚めたばかりとはいえ、あまりにも記憶が欠落しすぎている。きっと冷凍睡眠の影響だろう。そして、宇宙船はかなり深刻なダメージを受けていた。応急修理をしつつ、誰かに連絡を取って、母星へ帰還しなければ。

本作は4幕構成で、トランプではなくタロットカードを使用する。プロンプトと自分の心象や決意を示す以外に、小アルカナを使って行動判定を行うようだ(多分、トランプのブラックジャック的なルールだろう)。修理の状況や徐々に思い出していく自分の記憶を書き記すことになる。

少々、ギミックに興味がある。

■ 私は、氷付けの大陸を使命を持って探検する / TRPG

「Rust & Blood」は、マイクロサイズのTRPGでSFマイクロTRPGとして知名度が高いJohn Harper’sの「Laser & Feelings」をハックしたTRPG。
この作品では、大陸は終わらない冬に閉じ込められ凍りついている。それでも連邦と帝国は戦争を止めない。どちらが先に科学が役に立たず、狂気と超自然現象が荒れ狂う冬を終わらせる解決策を探しているというのに。

このTRPGでのあなたは、特務探索隊の一員。狂気の領域を探索し、超自然的な生き物と戦い、生き残り、戦争を勝利で終わらせる「解決策」を見つけよう。あなたがどのような秘密を発見するのか、どのような呪いを解放するのか、誰にもわからない。


とりあえず、今週はこんな感じで。



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