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3/6の週に気になった未訳ジャーナリングRPG(ソロジャーナル)/ソロRPG/TRPG

ウェブ検索やらTLを眺めて、メモっておこうと思ったのをまとめております。これらの気になった作品群は、多分だけど日本語化されていないものです。あしからず。

● お知らせ

ライブ・ジャーナリングRPG「Remember August」を開催中。次に用意しているのは、Jeeyon Shimさん と Shing Yin Khorさん による『Field Guide to Memory』のWeek1を遊べる『体験版』。今週中にNoteに詳細を投稿する予定です。


● 今週の気になる一覧

■ ねぇ、創造主のサポートする準備はできてる? / ソロRPG・LARP

「The Creator's Assistant」でのあなたは、創造主のサポート役。この数日間スマホを見て刻々と変化する世界をナビゲートし、新しいものに出会い、世界に何を定着させるかを決めるスリリングな発見の旅を記録しよう。

スマホを使うことで現実の時間帯が幕が変わる合図となり、日中は発見と観察し、夜間になったら世界で何を永続させるかを決定するか創造主に提案するレポートを書くことになる。

このゲームの目的は“自分だけのユニークな世界を構築する”のだとか。

この作品、何やら見たことがないJamに登録されていたので大元ページを見てみた。
「"Me, myself and I" jam / Jam "Yo, me, mi, conmigo"(#MMIJam)」は、最小限のルール(スマホの壁紙ぐらい!?)で遊ぶことを想定としたゲーム制作Jam。しかも、オラクルやプロンプトはあなた(プレイヤー)がみた物、取った行動と紐付ける必要がある。

  • 『近くにある物体を拾うか、これが何か考察するか、色で選択せよ。”はい:赤色” / "いいえ:黄色"』

  • 『腕時計を見る、分の値が偶数なら"Yes"、奇数なら”No"と判断する』

というようになるらしい。応募要項は

  • ゲームのルールは簡単であること

  • オリジナル作品、印象的なゲーム設定があること

  • Googleレンズなどを使っても、問題なくゲームが読めること

  • ゲームルールはスマホの壁紙サイズであること

  • スペイン語か英語に翻訳して読めること

  • 登録作品を無料ダウンロード可能にすること

名刺サイズゲームJamとかは知っていたけど、スマホの壁紙サイズとは新しい(w あとは、音声ログ推奨ゲームが意外とマッチそうな気がする。

◆ さぁ、私の神話を語りましょう / ジャーナリングRPG

「WOAD」でのあなたは、神の祝福と呪いを受けた者。ウェールズ神話のニッチな部分をモチーフに、西暦1100年頃のイングランドを舞台に様々な人々(敵も味方も妖精も)と出会うことで探究心を刺激されたあなたは旅に出る。そして、書き記される日記は何世代にも受け継がれる神話の一部として昇華されるジャーナリングRPGが資金調達チャレンジ中。

この作品の最大のウリは、このゲーム専用のオリジナルタロットカード。解釈が間違っていなければ、小アルカナは両面仕様でそれぞれが違う絵柄、大アルカナは逆位置の解釈も一緒に描かれているみたい。この作品は正位置が祝福、逆位置が禁忌として表現されているようだ。

支援するなら、物理版だよねぇ(悩

https://www.kickstarter.com/projects/woadstonetostone/woad-stone-to-stone?ref=project_link

◆ 生還ほぼ不可能な電脳ダイブの戦いへ / TRPG

「NULL」は、DESTINY好きとしては、インスパイア作品リストにDESTINYを連ねているTRPG・SRD「LUMEN」が採用されているサイバーパンク的なアクション満載のTRPG。現在、資金調達チャレンジの真っ最中(この記事を書いている時点で残り28時間)。

このゲームでのあなたは、電脳ネットワークにダイブして戦うオペレーター。今回の戦いは今までと違い、戦場は急激な統合が進行するナノテク地獄のようなアノマリー。例え原因となる根源のシャットダウンに成功しても、生還はできない。現実に帰還したあなたは、永久に変貌してしまうのだ。

Trophy Darkのような「負けるために遊ぶ」ロールプレイセッションが求められているため、キャラクターに成長要素(レベルアップ)は用意されていない。永久に変貌してしまっても生き残るのを目指すのだ。

ワンメイクセッションとしては最適だけど、尖りすぎでは!!??

https://www.kickstarter.com/projects/thegilaboy/null-2/

■ このデジタルユートピアで自由に冒険しよう! / ソロRPG

「iXe」は、何でもありのデジタルユートピア。あなただけの冒険を創造し、無限の可能性を追求する。そこには、デジタルな存在たちが住んでいて、彼らは電力線を使ってサーバーからサーバーへ移動し、互いに驚くべき方法で交流するのだ。ジャンルも特定の物語も決められていない、ワールドビルディング(世界観構築)に主体を置いている。遊び方も様々なGMあり・なし、ソロプレイ、マルチプレイ、1つのキャラを複数人で使い回すことも可能なようだ。トランプの他にゲーム専用の99枚のカードも必要となっている。この基本セットには、ゲームが5本同梱されているらしい。

遊び方に困るということは……なさそう。Witasy Expressのデザイナーさんなので期待したいところ。

■ 私のグラフティアートを観て!拡散して!! / ソロRPG

「Zimos Getting UP」でのあなたは、ある目的を持ったグラフティ・アーティスト。あなたの想像力を駆使して建物や電車などをキャンバスに、グラフィティ・シーンの中で注目を集めて有名になろう。

ゲームをプレイするためのルールだけでなく、グラフィティライターが主に守っているルールも詰め込まれていて、グラフィティをよく知らない方は、グラフィティに対する見方が変わるかも?

20以上のMoveを使って2D10ロールによる行動判定を行う(判定結果は強成功/弱成功/失敗の3種類)。トランプではなく、ダイスによってプロンプトもNPCも作成するようだ。アイディアが素敵で、かなり興味深い!!

■ 司書として雇ってくれるなら呪われたって良い!! / ジャーナリングRPG

「The BEAST & The BOOKBINDER」でのあなたは、とある噂を聞きつけた司書。その噂とは、近く呪われた野獣が城主だった城が数百年ぶりに一般開放されて定期舞踏会などの催し物が開催される事。図書館は相応しい司書がいないので封印されたままだという事。城で働くと呪われるかもしれない事。城から呪いが消えていない事。現在場内にいる勤め人は全員呪われている事。

あなたは、幻想的な図書館で働けるなら呪われたって良い!と覚悟を決めてしまった(笑
どんなシステムなのかは、概要からはわからないけど……物語が興味深い!

◆ オラクルを得るためにタロットじゃなくて本を!? / TRPG

「Oops, All Draculas!」は、様々な種類の吸血鬼が一つ屋根の下で共同生活するTRPG。彼らが孤独を選ばないのは、吸血鬼ハンターやワーウルフ、新参者の吸血鬼が引き起こす問題によって平穏ではいられないからだ。
「The Buddy System」というSRDを利用しているため、仲間と一緒にいると行動判定などが有利になるらしい。だが、総じて効果が強くなる反面、ハプニングも強烈になるらしい。
また、物語のオラクルを得るためにタロットカードでも良いのだが、ブラム・ストーカーの「ドラキュラ」を手元に置くことが推奨されている。
なかなかクセの強そうなTRPGが資金調達チャレンジ中

さて、この「The Buddy System」なのだが、友情が魔法のような不可思議な効果を発揮する d6 ベースのダイスプールシステムらしい。主に誰かと一緒に強くなるストーリーを想定しているのだとか。

■ 青銅器時代後期の文明崩壊を見守ろう / ジャーナリングRPG

「Scribe」でのあなたは、青銅器時代後期の王国の王様。読み書きができる人がほとんどいない世界において、文明が崩壊していく様を見守りつつ自国存続の道を模索し、記録していくジャーナリングRPG。
王国の崩壊が進むほど、助けを求めることができる人がどんどん少なくなっていく。Wretched&Alone SRDを利用しているため、存続の道はかなり険しいものになるだろう。


よろしければ、サポートをお願いいたします。 紹介もチョイスも未熟なところがありますが、“こういった遊びがあるんだー”というのをお伝えし続けられればと思います。