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8/29の週に気になった未訳ジャーナリングRPG/ソロRPG/TRPG/LARP

今週もやってまいりました。毎週月曜日にウェブ検索やらTLを眺めて、メモっておこうと思ったのをまとめております。これらの気になった作品群は、日本語化されていないものです。あしからず。

■ サクッとLARP関連

CEDEC2022でLARPのことが取り上げられたそうですが、ゲーム情報サイトを含めて色々な方が語っていらっしゃるのでそちらをどうぞ。

ドイツでは、SR-1という情報メディアが8/25にLARPについて(Epic Empiresという数百人規模のブロックバスターイベント:複数日にまたぐ巨大イベントが開催中のため、プロモーションもかねて?)映像が無いのが残念だが、写真の一部は公開されているため、目の保養となる←

ドイツでそんな大規模イベントが起こっている中、ポーランドでは現在コンシューマー版のリメイク作業が進行中の「Gothic」というファンタジーアクションゲームがLARPイベントとして一足先に公演された。今回で6回目?なんだとか。記事の方は、イベントの詳細というよりリメイク版でもオリジナル版と同じ作曲家が衣装やらゲームの雰囲気を絶賛していたという簡単な内容で終わっている。フェイスブックの方で情報が開示されていくようなので、そのうちまとめ動画が公開されることを期待したい。

後は、セイント・ロウに関して何やらフィードに程よく検索されていた。ライフ・イズ・ストレンジみたくサイドクエストにLARPと関係したクエストでもあるのだろうか??


■ 犯罪専門フォトジャーナリストになって犯人を追い詰めよう! / ジャーナリングRPG

「Blurred Line」はGialloというイタリアのホラー映画手法とミケランジェロ・アントニオーニの『ブローアップ』にインスパイアされたソロジャーナリングRPG。ゲーム内のあなたは犯罪専門のフォトジャーナリスト。現場を訪問し、写真を撮って見つけた疑問点を調査することになる。10進法、カード、地図、ポストイットを使って推理に挑もう。ただし、犯人を追い詰めていると思いきや自分が獲物にならないように。

テーマもさることながら、ルールブックのグラフィックがとてもキャッチー。欲しいモノリストに入れておこう。


■ ソロRPGで遊びたいけど、ダンジョンメカニックどうしよう? / ソロRPG用サプリメント

「The Iron Realm Random Fantasy RPG Solitaire Dungeon Design and Maze Masters Guide」はゲームというよりはサプリメント。ソロRPGとして市販ルールを利用するとしても冒険する舞台となるダンジョンどうしよう??と困った時に、ランダムなソリティアダンジョンを設計するたのに必要なすべての要素(ダンジョンのテーマ、主要な場所、悪役とその隠れ家、クリーチャー、トラップ、トリック、宝物、ランダムマッピングの方法、25種以上のテンプレート)が網羅されている。また、これを購入するとハウツー&ノウハウ・ポッドキャスト(Not日本語)が100本以上無料で視聴可能になるといういたせりつくせりなサプリメント


■ ファイティングファンタジーに憧れて / ゲームブック

「Last Oath」はファイティングファンタジーに憧れたゲーム製作者が自身の1ページRPG用ルールを改修・SRD化させることで作り上げたイラストベースのソロRPGゲームブック。

すでに失われた古代文明の神殿を探索し、その力を解明しようと試みるのがゲーム内のあなただ。どうもこの神殿はまだ奇跡(魔法)が機能しているようで、生命を代償に発動できるらしい。一体、この場所に何が眠るというのだろう?

SRD(ダンジョンギグ)は戦闘は単純(ダメージ等は固定値で、攻撃・防御ロールともに1回ぐらいで進行)に、探索することに重きを置いているスタイルらしい。ソロプレイ用に専用のモードがあるようだ。ファイティング・ファンタジーの他にホワイトハックの影響を強く受けているようだ。

↓SRD


■ ポストアポカリプス・お馬鹿ゲー / TRPG

「OMEGA SOUP」は極限かつ凶器な終末後の世界をノリと勢いで遊ぶ1ページTRPG(Max6人まで)。

人類はついに大失態を犯した。激変によって、すべての時代と現実が凝縮され、現在のような不味い次元へ濃縮された「オメガスープ」となってしまったのだ。過去と未来の現実が交錯する油膜(=スープ)は人々を変異させ、狂人にしか思いつかないような恐怖を吐き出す。

あなたは、生存者として発狂もせず油膜を処理しようとする部族の一員です。ですが、今日片道切符の任務に出かけなければならない。
この歪んだ地獄に打ち勝てるのか、スープの食材にされてしまうか?
どうだろう??


■ 後味すっきりマイクロRPG / ソロRPG

おっと、上の作品とは一歳関係ない。「The Things The Forest Is Made Of」はあなたが見ている夢が森と酷似していることに関するマイクロRPG。夢の中なので、その森は植物だけで構築されているわけではない。お菓子かもしれないし、おもちゃかもしれないし、食器かもしれない。あなたはのキャラクターは銀貨1枚とチョークを持って、森の中で3つの喜び・3つの悲しみを探しましょう。実際に寝て起きた後に遊ぶので……ある意味ではLARP。


■ 空中庭園の品質管理官(または人体実験被験者)/ ソロジャーナリングRPG

「The Hanging Basket 」は、この土地に住む魔法使いたちによって作られた浮遊庭園の名前。縁には巻きついた蔓が垂れ下がり、周囲には常に花びらが舞っている。ここは、花や葉のデザインに挑戦する妖精の創造力が試される場所。あなたは、庭園で新しく創造された魔法花の安全性と品質管理官。毒は持ってても良いが、無意識のうちに根を動かして人間の首を絞めるようなことがあってはならない。
前回大騒動があったのは500年前、あなたも気を抜かずに。


■ ソーラーパンクRPG登場 /ソロRPG

ポストアポカリプス特有のネガティブさではなく、世界が滅んだ後に新たなエネルギーと世界をポジティブに探しに行こう的なニュアンスがあるソーラーパンク(個人的解釈)。それの代表作になれるかもしれないTRPGが出てきた。

「Scraps」は、長い間失われていた古代文明の遺跡の中に作られた新世界が舞台となる。このゲームのあなたはスクラッパーという名前の冒険者。誰もが見たことがない動植物、材料を持ち帰り、自分の街を発展させようとする。テトリスとバトルシップという古典的な遊びのルールを取り入れながら、新しい時代を共有、自然との調和、困惑と好奇心について語ることを目的としている。定められたプロンプトはなく、1d6〜4d6の結果をテーブルに当てはめてランダムに決めていく。

キャラクターの行動判定は、ダンジョンワールドなどでお馴染みの「ムーブ」制度となっている。

コンセプトアートもそうだが、色々なゲーム要素をうまく取り入れている感じあって、中々興味深い。あとはルルブのページ数がそんなに多くないことを祈るばかり(おい


■ 治療法を求めて旅するソロジャーナリングRPG

「Wandering Alchemist Solo Journaling RPG」は、ハイファンタジーの舞台に足を踏み入れ、放浪する錬金術師の治療師となり、出会った人々、発見した天然素材、診断した病気、そして醸造したポーションを記録していく。

また、時間が経つにつれてどんどん現れ始める奇妙な新しい病気にも注目し、最終的にはその研究と治療法を探究することになるだろう。

これは、興味深い設定。


■ キャンバスに描き込んだ絵で物語を語るソロジャーナリングRPG

「A Painted World」は、本物のキャンパスに冒険をしながら、ランドマークや戦闘の様子を実際に描き、世界を探検し、秘密を発見し、場所を定義し、最後にはあなた自身がデザインした絵画のような世界を手に入れるだろう。

このゲームでは、シンプルな3つのステータス・システムを採用している。「鉄」は筋力的なアクション、「根」は器用さのアクション、「灰」は呪文と論理のアクションを担当する。4つの職業のうち1つによって、敵や罠の難易度をチェックする際に使用するダイスが異なる。基本ルールにはランドマーク、アイテム、イベント、敵などのイメージを膨らませるための8つのランダムテーブルが用意されている。

以前、最初に描いたイラストから物語を解釈する子供向けTRPGが存在していたが、プレイしながら絵をキャンパスに描いていくというのは……ありそうでなかった試みだと思う。


ひとまず、今週はこんな感じ。体調がーまったくー良くならねー。

よろしければ、サポートをお願いいたします。 紹介もチョイスも未熟なところがありますが、“こういった遊びがあるんだー”というのをお伝えし続けられればと思います。