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11/28の週に気になった未訳ジャーナリングRPG/ソロRPG/TRPG/LARP

今週もやってまいりました。毎週月曜日にウェブ検索やらTLを眺めて、メモっておこうと思ったのをまとめております。これらの気になった作品群は、多分だけど日本語化されていないものです。あしからず。

■ LARPのことをてきとーに

Twiiterが終焉を迎えるらしい……ということで、一つのオンラインLARPというかTumblrでその昔熱狂的人気を得た架空映画ネタの熱が再燃されているらしい。

マーティン・スコセッシの幻の映画と噂されたソレは、実際には存在せずTumblrのユーザーたちが架空の映画のために説得力のあるポスター、伝承、および大量のリブログを作成しただけというもの……確かにこの悪ふざけはシネマティックオンラインLARPと表現されても、頷ける。下の記事内にこの架空映画の伝承をまとめたGoogleドキュメントへのリンクもある。後で読み耽るとしよう。

ちょっと、サイバーパンクLARPの事を探していてLARPポッドキャスターの概要に目が止まった。海軍博物館に展示されている退役駆逐艦を宇宙船に見立てたSF・LARPイベント(バトルスターギャラクティカLARP)が……2015年にあったというのだ。よかった、これはレポートのが残ってる。巨大宇宙船とはいえ、4派閥も入り乱れるとは艦長も心休まらないだろう(そこじゃない

https://www.gamestar.de/artikel/projekt-exodus-live-rollenspiel-zu-battlestar-galactica,3083087.html

とあるスレッドで、「週末にオンラインじゃなくて、実際に集まってたくさんの肉料理を食べるディストピアLARPをやりたい」って書き込んでいた人がいて、どんな作品をモチーフにしてるの?という質問に対して貼られたリンクがこれ。

ウイルスがすべての動物の肉を汚染された社会が舞台で、不足した動物肉需要を補うため人肉食が合法化されているという……おぅ、確かにディストピアだけど肉料理の見立ては……それですよね!!??


■ 私は、最後の証言のために…… / LARP

「Debrief」は、2人用のLAOG(1プレイは60分前後)。舞台は冷戦時の1960年。MI6の一機関である「MI666」は、政府が霊媒を保管している。そして全員がネクロマンサーなのだ。あなたは、今回は1人のMI6局員の死体から情報を聞き出さねばならない。彼は有能でありあなたの大親友であるが、ソビエトに機密情報を横流ししようとして死んだらしい。死体と共に残っていた書類もそう物語っているが……?

■ 日記を書く時間を与えよう、5分だ / ジャーナリングRPG

「5-min-Workday」でのあなたは、会社で仕事をしているサラリーマン。でも今日は集中できない。この案件をこなすやる気が湧いてこない!そうだ、現実逃避を……なぜ5分おきに誰かが何かを聞いてくるんだ!!
だったら、5分間で一つの冒険を書き上げてやるぜ!

というテーマのジャーナリングRPG。本当に1つの日記にかけられる時間が5分と制限されている(笑

■ ホラーストーリーゲーム アンソロジー / ソロRPG

「Spectrum Of Horror」は、タロットやオラクルカードを使って物語を創作するマイクロソロRPG(マルチプレイも可能)のアンソロジー集。8つのゲームが用意されており、どんな順番からでも好きな様に繰り返し遊べる様になっている。どのゲームも約1時間ほどで遊べる。

カードはタロットじゃなくて、ディクシットやミステリウムのカードでもOK。

■ お前達は年に一度戻ってくる霊に取り憑かれている / TRPG

「Silent Night」は、最大4名で遊べる超常現象のワンショットセッション。1720年12月24日の前夜、一人の霊媒師の誘いであなた達は一軒の家に集められる。どうやら3年前の大洪水で村人の1/3が亡くなった災害に紛れて、惨たらしく死んだ者が怨霊となって生き残りの村人に取り憑くというのだ。
この騒動を決着させるには「正直に懺悔する」ことだが、全員がそうではない。自分自身や誰かを守るために嘘を重ねるだろう。だが、嘘をつけば怨霊の力が増して全員に命の危険が及ぶのだ。

TRPGなのだが、プレイヤー達がGMとしての役割(進行と世界設定描写)も同時に引き受ける。GMはプレイヤー達の作り上げる物語に耳を傾け、収集して、1つの結論を導き出す装置となる。ワンショットセッションのため、誰がどのキャラをやるかは完全ランダム。即興劇でもあるため、何だかLARPっぽい。試みはなんとも興味深い。

■ このドラゴンは何を集めているの? / TRPG

「FOR THE HOARD」は、三つ折りパンフ型のドラゴンをテーマにしたミニマムTRPG(そして、絵が可愛い)。ドラゴン達は特定の物に対する収集癖があり、それを集めることで強いドラゴンになっていく。さて、何を集めているのか物語を考えてみよう。そして、絵が可愛い(しつこい)

じゃんけんはナラティブハンドサインの親? / SRD

「Redígo」は物語を重視したTRPGを、手軽に外出先でも遊べるように考えられたTRPGのSRD。小さい子供を交えても遊べる様に、行動判定の際にプレイヤー同士が0〜5までのハンドサインをじゃんけんの要領で出す。その値が同じか近ければ成功、離れていたら失敗らしい。数値に意味合いを持たせず、純粋に判定基準に徹しさせるというわけね。どんなゲームにも合いそうな予感がする

■ マーティン・スコセッシの(略) / TRPG

皆、フットワーク軽いな!(w
上の方で紹介した「マーティン・スコセッシの幻の映画」。ニュースサイトにアップされた事もあってか、さっそうとインディーRPGをリリースした人がいるようだ。

「Goncharov the Rpg」は、973 年のマフィア映画ゴンチャロフ (存在しない可能性があります) をエミュレートする目的のGMレスTRPG(Max7人で遊べる)13のミニゲームで構成されており、自由な順番で遊んで完璧なマフィア映画を完成させよう

こんな事なら、ゲームJamでも立ち上がってるのでは?と頭によぎったら本当に立ち上がっておった。もう10作品も提出されているよ……。

■ ループ現象をたち切れ! / ジャーナリングRPG(マルチプレイも可)

「Lo/oper」はソロジャーナリングRPGにもなるTRPG。プレイヤー達はループ現象に巻き込まれた自分たちのホームを開放するために翻弄されるルーパーとなる。物理本の他に、この間見つけたストーリーゲームのWebプラットフォーム「StorySynth!」でも公開されている。
トランプを使ってプロンプトを決めるお馴染みのルールっぽく見えて、生死を分ける判定が割とえぐい。これは、もう少しオンライン版を見てみたい


今週はこんな感じに。

よろしければ、サポートをお願いいたします。 紹介もチョイスも未熟なところがありますが、“こういった遊びがあるんだー”というのをお伝えし続けられればと思います。