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8/22の週に気になった未訳ジャーナリングRPG/ソロRPG/TRPG/LARP

今週もやってまいりました。毎週月曜日にウェブ検索やらTLを眺めて、メモっておこうと思ったのをまとめております。これらの気になった作品群は、日本語化されていないものです。あしからず。

ちょっと8月に入って目眩がひどいため、最近は書くのに時間をかけております。栄養が足りないとでも言うのだろうか?

■ 人が滅んだ終末後世界を探索しよう / ソロRPG

「WONDERFALL」は、ポストアポカリプスの世界での探検とコミュニティ形成をテーマにしたソロ用ヘックスクロールRPG。離れ離れになってしまったが擬人化ミュータント(かわいいらしい)として、へクスマップ上を探索しながら失われた知識を取り戻して世界観を構築し、コミュニティの回復を助け、世界の再建を手助けしよう。使用するダイスはD6のみ。ジャーナリングというよりはワールドビルディングというカテゴリーになるかと。


■ 自分のトラウマ的な過去に決着をつける時がきた! / ジャーナリングRPG

「Welcome Home」は、家庭内のトラウマをテーマにした一人用のジャーナリングRPG。懐かしい親戚や知人の遺言で、あまり楽しい思い出のない家を譲り受けることになった。売却してしまう前に、自分のトラウマと決着を着けようと決意する。家の部屋を巡り、そこで過ごした時間の記憶をつなぎ合わせていく。すべての部屋を探索し、屋敷を後にすることができれば勝利。しかし、思い出に圧倒され、早く家を出なければならない場合は、負けとなる。勝ち負けがきっちりと定められているのは目辛いしかも。ただ、精神的安全性の配慮が必要になってくるだろう。


■ へクスマップを探索し、植物をスケッチしよう / ジャーナリングRPG

「Exclusion Zone Botanist」でのあなたは、立ち入り禁止区域に入り込める植物学者。ゲーム内の1時間ごとに、あなたは立ち入り禁止区域の暗い森の奥深くまで歩いていき、新しい植物や珍しい植物を探す。発見したら立ち止まって、説明と名前と一緒にノートにスケッチ。だが、立ち入り禁止区域だけあって、長く止まれば止まるほどに発狂(もしくは腐敗?)するらしい。
スケッチブックを持って生還できるだろうか?


■ 不死を得たい魔術師があがくジャーナリングRPG

「Lichdom」は、時代が移り変わっていく中で得た知識や力を駆使して不老不死になるべく手を着くそうとする魔術師(あなた)の物語を記録するジャーナリングRPG。「策略と占い」「俗世と秘術の仲間」「好意と儀式」「策略と呪い」「決意と破滅」など、戦略的な判断で物語を形成するだろう。


■ 子供とTRPGで遊ぶ時、敵に攻撃するをどう解釈させるか? / コラム

2020年の記事だが、子供と一緒にTRPGを遊ぶ際に「敵を攻撃すると、相手はどうなるか?」という解釈について改めて紹介されていた。
なるほど、ノックアウトね。それと同時に、このブロガーが「死を隠す(敵が死亡したであろうシーンをオブラートに包む)」ことについても触れている。文字として改めてみると「なるほどなぁ」と思う。

■ 帆船貿易ジャーナリングRPG(アルファ版)

「The Shipping Forecast」は、現在アルファ版のジャーナリングRPG。あなたはフリートレーダーとなって、ファンタジー世界で港から港へ移動する際の帆船を使った貿易に奔走する。天候(風の変化や嵐)、船の問題(破損や修理、乗組員の問題、火事など)、乗客や荷物の問題など色々とある。今後、貿易ルール(行政や関税なども含む)や、出会いイベントの補強など改修計画を色々と考えているらしい。


■ 子供の頃過ごした場所を、違う目線で見るジャーナリングRPG

「Singö - A Few Days in the Countryside」は、子供の頃に過ごした島(田舎)に戻ってきて数日過ごす様子を書き記すジャーナリングRPG。
田舎のコテージで数日間過ごすことをテーマにしており、自分の過去と現在が交錯する天気や自然、そして子供の頃の思い出を書き記していく。もしかしたらトロールについても??設定がちょっと気になる。

ちなみに、このタイトル。どうもスウェーデンの島の名前らしい。

■ あなたは最高傑作のホムンクルス、次世代機は?

ジャーナリングRPG「Galatea」でのあなたは、神のような絶対的存在が生み出した最高傑作に等しいホムンクルス。あなたは創造主から受ける愛を維持しながら、自分の目で広い世界を探索し、記録していくだろう。さて、どこかの時点でゲーム性はガラリと変わる。もし、次世代機が創造されるとしたら彼らに向けてあなたは何か残すだろうか? それとも?
Wretched & Alone SRDを使ったゲームであるため、かなり残酷な結果が伴ってしまうかもしれない。この作品も精神的安全性に考慮することが必須らしい。

■ まるでマダミスLARPのようなTRPG

「Campfire」は超自然的な謎を解き明かすGMレスのストーリーテリングタイプのTRPG。ルールは約1ページ程度と非常に軽い。

あなた達は、夜中に起こる出来事の真相を突き止めようとする。様々なシナリオで助けを求められ、地元の人や場所を調査しながら手がかりを見つけ、奇妙な出来事の背後にある犯人を特定するのに十分な証拠を収集していく。シナリオはランダムで、犯人も含めて毎回異なるようになっている。
必要なのは6面体3つと、物事を記録するための筆記用具。ジャーナリングRPGとしても機能する??

$5以上で購入するとボーナスキャンペーンシナリオがもらえるのだとか。

■ 祖父から相続した家は、多次元への玄関だった / TRPG

「The House of Many Things」は、子供達のグループとなってリーダーが祖父から相続した家を探検することにした(大人達には近づくなとクギをさされたけど)。その家はとても奇妙で、魔法の扉でいっぱいで多次元へと繋がっていた。あなた達が冒険していく中で出会った存在の問題解決を手助けし、世界とそこに住む人々について学ぶかも? もしくは、この屋敷の深い謎を解き明かし、鍵のかかった部屋の鍵を見つけ、屋敷の奥に潜む闇を打ち負かすかも?

詳細は確認できてはいないが、GMの負担をPLに分散させるギミックが使われているらしい。また、VRBSシステムを基幹システムとして採用しているらしい。

↓VRBSシステム

■ ホロコーストに関する教育LARPにもなるTRPG

「Rosenstrasse」は1933年のベルリンを舞台にしたTRPG。第3帝国の圧政が家族から何を奪い、ドイツ人の結婚したユダヤ人男性の強制送還を防ぐため女性達がどう抵抗したかが描かれる。
2〜4人向けで、教育LARPとしても機能するようになっているため歴史的知識がなくてもPL、GMともに遊ぶことが可能になっている(それらをゲーム的、教育的に補佐するためのオリジナルデッキを利用)。ゲームが終わる頃には誰もが正しい知識を身につけることでしょう。
なお、色々なゲーム大賞の受賞歴があるらしい。興味があるけど、ルールブックのページ数が200ページ越えてるんですよね(' ' ;


■ もういない人を偲ぶ食事LARP

「Our Last Meal」は、最大8人による料理劇をテーマにした1つのテーブルにグラス、食器、カトラリーそしてもちろん料理も必要となる。

昔、誰かが料理を作ってくれた。毎日かもしれないし、特別な日だけかもしれない。その人が作る料理は、その人の一部であり、あなた達の記憶と表裏一体となっている。その人との間に愛や友情があったかもしれないし、なかったかもしれない。その人の得意料理を思い浮かべて唾液が出るかもしれないし、食べるのを我慢して深呼吸しなければならないかもしれない。その人が誰であろうと、どんな料理を作ろうと、あなたがどう感じようと、その人はもういない。
今日はその人の料理を誰かと分かち合う最後の食事となるだろう。

こんな物語らしい。過去にTASTEというゲームを開催したことがある手前、すごく気になる。あのとき、食べ物が関わるホラーじゃない物語を探してたしね。購入しておこうかなぁ。私が遊ぶとしたら、プレイヤーは4人。


■ 冷たい鉄の刃は妖精を殺す / TRPG

「Cold Iron Blade」は陰謀劇を繰り広げるForged In the Dark(Blades in the DarkのSRD)をハックした一発勝負のTRPG。

春の季節を迎えるべく、冬の王の娘である春の姫君へ王冠が譲渡される。今日は戴冠式である大きなパーティ。種族や勢力の垣根を越えて多種多様な種族が呼ばれた。

しかし、誰もが「春の姫君」を殺すべく鉄のナイフを忍ばせている……というは表向きの事情。誰もが、冬の王を殺して王冠を奪うことを企んでいる。
さて、王を殺すのはどの鉄のナイフか?


今週はこんな感じ。Blades in the Darkも正直なところ日本語訳版が出ることを心待ちにしているTRPGの1つ。



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