なんで音楽やってんのかね?って話。

どうも、NokMusic中の人、たいらのほうです。
最近Twitter担当のBOBがアンケートを実施しておりまして、第一回の内容が

Q.どんな想いで作品作ってんの?

1、楽しいから
2、プロになりたい
3、モテたい
4、その他

ってな具合。

なるほどこんなピュアな観点で音楽を見るってことがしばらくなかったなあと思ったので、ちと僕も考えてみることにします。
「汚れつちまつた悲しみはたとへば狐の革裘」ってなところで、たまには真摯に向き合うのもまあ悪いことじゃないでしょう。

はてさて、上のアンケートになんて答えるかなあと考えてみると、ここからすでに難しい。
ちょっとひとつずつ考えてみましょうか。

1、楽しいから作品を作るのか。
さて、なんとなく今までの文章を読んで、真面目そうな人だなあとか、なんだかかたっくるしいなあと思う方が多からずはいるんでしょうが、実際真面目な性質かというとそうでもありません。
むしろかなりの快楽主義者で刹那的で、定義にもよりますけど「どっちかってと適当な人間」というのが自己評価であります。

それなら簡単で、「1、楽しいから」という回答が一番しっくりきそうなもんです。
ただ少し踏み込んで考えてみるとなんとなく違う気がしてくるわけです。
実際バンド活動なんぞも長くやってましたが、曲を作る作業はいつも楽しかったですし、ライブで演奏するのも楽しかったです。
でも果たしてそれは作品を作る行為自体が楽しかったのかな?と考えるとそこで疑問が生まれるわけです。

バンド時代は自分が曲の原案を作ったら、まずメンバーに聞いてもらって、反応が良かったり、発展させるアイディアが出てきたりすれば、じゃあ作り込もうって流れで完成させていくわけですが(僕が組んでいたバンドはそんな感じでした)、よくよく考えてみたら聞いてもらって感想をもらうところが一番楽しかった気がするんですよね。
原案を作っているときはいっつもイライラしてた覚えがあります(笑)

ただまあそれも曲を作るモチベーションが「楽しい時」に担保されているのであれば、答えは「楽しいから」で構わないわけですけど、改めて考えると「楽しい時」というより、最初のリスナーであるメンバーに聞いてもらって、評価されることによって「承認欲求が満たされる」ってことがモチベーションだったのかもなあ。とも思うわけです。
まあポピュラーミュージックで食ってこうとか思う人間は当然ながら承認欲求おばけばっかりなんで(偏見)、当時からその例に漏れなかった僕は評価されるために曲を書いていたという方が、モチベーションの在処としては正しい認識のような気がしますね。

2、プロになりたいのか?
次の項目はこれですが、しばらく音楽で飯食っていて、後に辞めてしまった立場なので、この回答をする権利があるのかびみょいですね。
ただまあ昔を振り返ってみてもこれはあんまりなかった気がしますね。
漠然としたプロ像みたいなもんに夢を見ていた時期はありましたが、なにがどうなったらプロなのかってのが砂山のパラドックス的な感じでわからなくなって、「せっかくやるならどこまでも全力で遊ぶ」って意識でしたね。
バンド全体としては上昇志向で、果てはバンドで食ってこうみたいな話はしてましたし、それに否定的でもなかったですけど、曲を作るときは身近なところに意識が向いてましたし、あまり直接的なモチベーションにはなっていなかったような気がします。

3、モテたいから
これはありますよね。
てか人類総モテたいよね。
でも陰キャすぎてすぐ夢潰えたし、マジなこと言うと音楽にハマるにつれてどうでも良くなったからこれでもないよね。

(めっちゃ早口で言ってそう・・・(´-ω-`))

あー、もちろんモテませんでしたよ。

4、その他
さて、今までの言い回しで須らくは察しがついていることでしょうが、僕の回答は、この項目内では「その他」ということになります。
すでに前述してますが、僕の作曲モチベーションは「承認欲求を満たすため」だったかと思われます。
少なくともバンド時代は、メンバーの聞いてもらって承認欲求満たして、みんなで作ってライブハウスで叩きつけるみたいなルーティンを楽しんでましたね。
さて、できるだけ客観的に見たつもりですけど、どうなんだかな。

というわけで、BOBのアンケートに僕が答えるならどれを選ぶのか考えてみました。

では今回はそんなところで。
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