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VUCA時代をブチ破る!思考法

我々現代人を取り巻く環境はいちじるしく変化を続け、未だかつて経験したことがない困難や脅威なものになっていきます。
そんな状態を意味する「VUCA」昨今は「VUCA時代」と呼ばれています。
政治問題、コロナ、景気悪化、株価暴落...などなど。予想外の多い時代。

今回の記事テーマは『どのようにしてVUCA時代をブチ破るのか?』
みんなで突破して行けたらという想いもあり執筆をさせていただきました。
記事の真ん中あたりに「VUCA時代をブチ破る!マインドシフト」がありますので、読み飛ばして、そこから読んでいただいても良いと思います。
3分ほどで読み終えますので、よろしくお願いします。

さて、気を抜けば取り残されてしまいそうなVUCA時代。
これから人々(個人)や企業はどのように立ち向かうべきなのか。

◆この記事でわかること
✅ VUCAとは何か
VUCA時代をブチ破るための思考方法
✅ 変化に取り残されないためにできること

VUCA(ブーカ)の定義とは?

VUCAとはつまり「市場や企業をとりまくビジネス環境がスピード感ある変化を続けることで、将来の予測が難しい」という状況を意味する造語です。

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VUCAは4つの英単語の頭文字をつなげて作られています。

V:Volatility(変動性)
U:Uncertainty(不確実性)
C:Complexity(複雑性)
A:Ambiguity(曖昧性)

VUCA自体はもともと1990年代に軍事用語として使われていたもので「冷戦後に見通しのわかりにくい複雑化した国際情勢」を意味していたようです。ビジネス用語として用いられるようになったのは、2010年代です。

ビジネスの現場においても、テクノロジーの進歩は急速であり予測は困難、世界の市場は不確実性や不透明性を増した状況となっており、不安定なビジネスの状況を表すのにVUCAが用いられるようになってきた
引用:Wikipedia

この10年でテクノロジーを表す言語、企業が非連続的に創造を繰り返してきたことで複雑化。2010年頃から生活者でもスマートフォンが主流になり、ネット環境の普及でテクノロジーが急速に伸び始めたというのは、実感している人も多いでしょう。そして、再び「VUCA」という言葉が言われ始めるようになりました。

「VUCA」
Volatility(変動性)とは?

「Volatility(変動性)」とは、
変動が激しい状態によりこれからの変化が読めないことを意味します。

IT技術などの急速な進展にともない、新しい商品やサービスが生まれ、市場のニーズや消費者の価値観にもばらつきが生まれ続けています。

つまり、需要が多様化していく中で、
より新しいビジネスを作り出せる機会が増えるということもあります。
一方では、変化に対応できない企業は生き残ることすら難しいでしょう。
また、日本の経済産業省が発表した「2025年の崖」と製造業への警告を鳴らしているレポートでもこう記してあります。
もしDX(デジタルトランスフォーメーション)への取組みが進まなければ、

「2025年以降、最大で年間12兆円の経済損失が生じる可能性がある」
と言われています。

「VUCA」の
Uncertainty(不確実性)とは?

「Uncertainty(不確実性)があることで、この先何が待っているかわからない状態になります。不確実性が高くなるほど、個人や企業にとってビジネスの見通しをたてるのが難しくなります。

・少子高齢化
・地球温暖化
・年功序列の衰退


このような変動はまさに、予測をして動くのが難しい内容になっています。

まさに最近流行している新型コロナウイルスの存在も、大きな不確実性の原因になるでしょう。

「VUCA」の
Complexity(複雑性)とは?

Complexity(複雑性)とはつまり、
複雑に絡まった要素や要因が解決策を簡単には導けない状態を言います。
例えば、とある国ではうまくいくことも、他の国ではうまくいかないという状況が起きてくるでしょう。
しかしそれは、新しい事業の普及にも繋がることも。

日本での例を挙げるなら、世界では当然になりつつあるキャッシュレス化がなかなか進まない現状などが言えるでしょう。

「VUCA」の
Ambiguity(曖昧性)とは?

Ambiguity(曖昧性)とは、
「本当にこの方法で問題が解決できるのかわからない」という状況。
Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)の3つが発生することにより、引き起こされやすいのです。

ここまで説明すると「VUCA」がいかにネガティブな言葉なのかがわかっていただけたのではないでしょうか?

VUCAの時代とは?

既存では通用しない時代。
VUCAの状態が続くことで、VUCA時代と言われるようになります。
VUCA時代では、既存のビジネスモデルや価値観のままでは通用しません。
まさにIT技術が上がっている環境下でコロナ禍となった今は、VUCA時代であると世界中で認識されています。
さて、VUCA自体の説明はここまで。

では、このVUCA時代にどのようにしていくことが大事なのか?
というお話をします。

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VUCA時代をブチ破る!
ノンバーバル流のマインドシフト

まず、このネガティブ要素のある「VUCA」の前提を踏まえた上でピンチをチャンスに変えていく発想をお伝えします。ピンチャン・マインド。
つまり、ポジティブな思考を取り入れていくことで「VUCA」の捉え方を再定義していきます。

V:Volatility(変動性) → Vison(ビジョンを見直すこと)
U:Uncertainty(不確実性) → Unique(社会的顧客ニーズ×真の独自性)
C:Complexity(複雑性) → Chance(平等にチャンスがある)
A:Ambiguity(曖昧性) → Action(潔白に恐れずに行動あるのみ)

ノンバーバルではこのように再定義して、
お取引企業様とのブランディングをしています。

今まで企業は「直線的成長」で良かった時代から、
「非連続的創造」の時代になったということ。

日本企業のほとんどがここ30年で世界に時価総額ランキングを塗り替えられたのもまさにこれが原因です。Apple、Amazon、Googleなど、他世界のベンチャー企業がどんどん新しいサービスを打ち出してきた体感ありますよね?

つまり、予測からの変化対応ではなく、(予測ができないから)自ら変化をする力が必要になります。となれば、0→1であるアイデア、クリエイティブが有力になる、重宝される時代になると私は捉えています。スケールする1→10はAIなどのシステムが仕組み化し、管理していく時代になり、さらに加速化されることが想像されます。

では、日本企業はどのようにすれば、生き残れるのか?

企業組織として永続性を考える時には「原点回帰」という発想、軸をしっかりと考えて、ビジョンを見直すことで成果を上げている会社がたくさんあります。また、これから社会が向かうべき全体の方向性を地球環境の視座(レベル)で考え、社会と顧客のニーズが重なるポイントを企業としてどう、突き抜くことができるか。
そこには、どんな企業も、誰もがチャンスがあります。ただ、闇のある組織体制ではなく、嘘偽りなく、潔白を恐れずに行動できるのかが、これからの時代に必要なマインドシフトです。

次にスピード感のある時代にPDCAを回す時間がなく、後手後手になってしまうことを防ぐためのやり方をご紹介します。

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PDCAではなく、OODAループ

スピードのあるVUCA時代をより体系化するために使われるのが、
PDCAではなく「OODA」というフレームワークです。OODAを通して現状を言葉にし、VUCAに当てはめ分析をすることで現状の課題が何なのか、どうビジネスを展開すべきなのかが見えてきます。ここでは、VUCA時代にマッチした考え方ができることが重要なんですね。具体的に企業にとってどのようなメリットがあるのかというお話をします。

✅ VUCAに柔軟に対応ができること
施策をスピーディーに実行できること
生産性x効率化アップ

こんなメリットがあるのが「OODAループ」という考え方です。

▼OODAループとは?
予想外のことが起きても対応できるように考えられた思考法。
例えばPDCAサイクルなどの「想定内の状況」に適したフレームワークと比べて、より変化に柔軟そして迅速な対応が可能になるため、VUCA時代での対応に適しています。

OODAはアルファベットの順に進めていきます。

O:Observe(観察)
O:Orient(状況判断)
D:Decide(意思決定)
A:Act(実行)

どう活用するか。

Observe(観察)とは?

まずは自分や会社で起きている状況、得られる市場や顧客などの情報を偏見なく、ありのままに受け止めること。できるだけ生きたデータを収集しましょう。ここでの注意としては、観察力に長けている人でなければ、致命的な失敗をします。

Orient(状況判断)とは?

収集したデータをもとに軸となる方向性を瞬時に決めてしまいます。ここでは直感力に長けている人でなければ、ブレた方向性、思い付きで失敗をします。

Decide(意思決定)とは?

また、判断するために時間をかけている場合ではないですし、十二分に情報なんて集まること自体が稀ですので、実現可能性や想像できるリスクを天秤にかけてバランスの取れることから即決断をしていくことが求められます。

Act(実行)とは?

あとは、即決したら即行動。行動の遅れは致命傷。
観察した情報がホットな状態ですぐに行動に移していくことが求められています。

OODAループというのは「考動力」が求められるということです。考えながら、動いていくこと。失敗は成功のレシピくらいに捉えて、ガシガシやっていくことが肝心です。ノンバーバル教育の中で一番初めに研修として行われる「自考動力」にもOODAループという考え方が踏まえられた研修プログラムになっています。

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VUCA時代に生き抜くために
個人が必要な力とは?

個人としてもお話をしておきます。VUCA時代に生きていくために必要な力は、大きく分けると3つ存在します。

✅ 1. 多様性に適応するコミュニケーション能力
✅ 2. 臨機応変に対応できる決断力と対応
✅ 3. 柔軟な問題解決力

それぞれポイントを解説します。

✅ VUCA時代を生き抜く力
1. 多様性に適応するコミュニケーション能力

長い間、島国として成立してきた日本という国も、現在はネット環境という線で世界と繋がっています。人々の価値観もより柔軟になり、バックグラウンドも様々なのが当然です。
より多様性のあるメンバーがあつまるほど、今まで起こったこともない問題が発生するもの。企業やリーダーができることは、そんな人たちの力がじゅうぶんに発揮できるよう、安心して仕事ができる環境を整えてあげることでしょう。

✅ VUCA時代を生き抜く力
2. 臨機応変に対応できる決断力と対応

計画していた通りに物事が進まないことが多いVUCA時代では、どんな状況にも対応できる臨機応変さが必要です。
そのためには、どんなときにも情報に耳を傾け、的確な判断に正確性を持たせたいもの。ときにはリスクを想定して動く、リスクマネジメント力も必要になります。臨機応変に動けることはビジネスチャンスに繋がり、動けなければ機会損失に直結することを意識して、ときにスピード感をもった判断をする必要があります。

✅ VUCA時代を生き抜く力
3. 柔軟な問題解決力

常に問題の本質を見極めて分析し、仮説をたて、将来起こる可能性のある変化へ備える必要があります。そして問題が発生したら、すみやかに解決へと進むためのプランニングが必要です。
「過去にこうして成功した・失敗した」は通用しないため、状況に応じた柔軟な問題解決力が必要です。
そして意思決定をしたら、速やかに行動に移しましょう。

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VUCA時代に生き残るには?
常に変化し学ぶ姿勢

目まぐるしく状況が変わるVUCA時代で生き残るには、
常に新しい情報を瞬時にキャッチし、即行動していく姿勢が必要です。
組織として動くなら、一人ひとりにVUCAに適応したスキルが必要になるでしょう。変化に対応できるリーダーシップ力やマネージメント力が、今後の企業の舵を握ると言っても過言ではありません。

今後も引き続き、
VUCAの時代を意識した考え方を踏まえた人事教育が必要になるでしょう。

ブランディングを考えているなら、続きのお話を無料でさせていただいておりますのでブランディングデザイン専門会社の私たちまで、お気軽にご相談ください。


みなさま、おつかれさまです。
ここまで、長文を読んでいただきありがとうございました。

【 会社概要 】 NONVERBAL®︎,Inc.について
12年間で1500案件以上の企業のブランディングで信頼と実績を積み上げ、アジアや日本企業のブランディングデザインを専門事業として活動。

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