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湿り気を帯びた挫折と隣り合わせ 眠そうな声に泣きそうになる | 写真と短歌その10

毎日ひとつ、短歌をつくっています。
今週の短歌をまとめてみました。


湿り気を帯びた挫折と隣り合わせ 眠そうな声に泣きそうになる



焼き立てのパンと珈琲先っぽで 味わうあしたは、たぶん雨



たそがれの幕引きはただ 先往く朝をさがしたあとの余韻で


軽やかに足音鳴らすかえりみち 振り向いたら生まれたての虹


君とふゆを過ごしたことなんて ないはずなのに募る愛しい想い



君がくれる孤独はねむそうな瞼の上で点滅する光



さよならのかわりに言った「またあした」今もあそこで立ち尽くしたまま




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