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倍率10倍だった教員採用試験を合格した私の勉強法。〈2次試験〉編

↑1次試験についてはこちらをご覧くださいね。


今回は、2次試験編を書きたいと思います。※中学校音楽科 (10年前)


〈2次試験〉
模擬授業(学級活動)
個人面接
適性検査
小論文


私の自治体では、1次試験の合格発表後、約2、3週間後の試験だったように記憶しています。(もっと短かったかな?)


1 適性検査

まずは、適性検査です。えっと、あれです。数字がたくさん書いてあって、それをひたすら時間内に足していくものです。すみません本当に参考にならないような気がしてきました・・・。笑
調べていただいたらわかると思いますが、こうなったら好ましい。っていう形が一応あるみたいです。ただ、当時の私はよく理解しておらず、普通に受験した記憶がありますね。ただ、練習はかなりしていきました。能力の向上というよりかは、緊張した中でも焦らないように、自作の問題を作成して毎晩、試験予定時間に行うようにしてましたね。多分、用紙等も調べればダウンロードできるものがあるかもしれませんので気になる方はぜひ調べて見てくださいね。



2 小論文

小論文の試験がありました。お題は当日指定で、「教員になった際に発揮したい自分の特性、長所」だったかな?と記憶しています。小論文もとにかく、書いて、書いて、書きまくっていましたね。毎日最低1題は過去問から引っ張り出して、書いていました。心がけていたことは、

1 ちょっと目を引くように、「」などを使ってストーリー性を持たせる。

2 小さい文字で書かない。 

3 つめすぎない 

4 見る側の気持ちになって読みたい文章、見た目か考える。 

5 最初の方にインパクトのあるワードを入れる 

6 結論から先に書く。

ぐらいでしょうか・・・・。
とにかく、試験官様も恐ろしく忙しく、たくさんの方の小論文を読まれると思ったので、もう、読みやすさ+個性爆発!!をテーマに書いてましたね。笑

あと練習をしている中で気がついたのですが、意外と簡潔に書くというのが難しいので、指定された用紙、文字数を忠実に守って練習をして、その中で自分の言いたいことを伝えることが大切だと思いました。練習は必ずしていた方がいいと思います。


3 模擬授業(学級活動)

当日本番30分前に課題が与えられて、考える時間が20分取られ、その中で指導案を考えて、学級活動の模擬授業を行いました。
指導案は面接官に見せることはなかったので、あくまでも自分のカンペ用という感じでしたね。

私の時の課題は、「学校安全の授業(避難訓練の必要性)」というお題でした。

本当の学校の校舎で試験は行われ、教室に入室します。
教卓の前にたち授業を行い、離れたところに面接官が3名います。授業中はこの面接官の方たちは何もアクションを起こしません。完全なるひとり演技です。←かなり今考えると恥ずかしい。笑


空白の机と椅子に生徒が座っているという設定で行い、Aさん、Bさんなどと当てていきます。
授業は、面接官が止めるまで。
導入、展開、終末どの場面を切り取っても大丈夫とのことでしたが、私は導入から始めました。

これに関しては、ほとんど予備知識が無い状態でのぞみましたので、普通がよくわからないのですが、私ははじまりの起立、礼の挨拶から、本当にその場に生徒がいるように宝塚ばりの演技を行いました。


「はい、それでは、今からある映像を見てもらいます。」
「これはなんの映像かわかった人はいますか?はい。Aさん。おーーーーすごい!よく知っていますね。なぜ知っているのですか?うんうん。なるほど、ニュースの特集で阪神淡路大震災のことが扱われていたんですね。この大震災のことについて、今初めて知ったよーー!という人は手をあげてください!あーーありがとうございます。」

こんな感じです。もちろん目線もあたかもそこに子どもたちがいるかのように。笑
机間巡視とかもしましたね。エアー机間巡視。笑 うんうん♪とか頷きながら。


確かか15分程度ぐらいで、そこまでです。って言われて終わって、その流れで座って個人面接を行いました。


4 個人面接

3人の面接官の方対、私1人です。

模擬授業かなりアドレナリンが爆発していたので、けっこうテンションの高い状態で望んだことを覚えています。圧迫面接だよ。という噂もあったのですが、私の場合はすごく丁寧で、模擬授業をかなり褒めてもらって、それからの質問攻めだったのでけっこう和やかなムードでスタートしました。


基本的な質問がまずありました。


・何で教員を目指そうと思ったのか。
・不安はないか。
・どんな教員になりたいか。
など

少し難しかった質問は

・朝、職員室に入ってきたときにおはようございます!という挨拶をして見てください。←実際にドアを開けるところからしましたよ。笑 もう笑顔120% 声高めです。笑

・もし、虐待を受けているかもしれないという疑いのある生徒がいたらどうしますか?
→まずは、ひとりで抱え込まず、学年の先生、学年主任の先生、管理職の方に相談します。それから、本人に話を聞いて、場合によっては関係機関と連携をとります・・・・というような回答だったかな・・・


・スカートが短い生徒や風紀を守らない生徒がいた時どのように指導したらいいと思いますか→まずは、その場で指導をすることを心がけます。その場で止めて、直させます。そして、どの子も同じように指導うることを心がけ、この子だけ見逃す。とうことが内容にします。また、指導する際には、頭ごなしに指導する。ではなく、なぜ守らなければならないかを、生徒の信頼関係を築きながら話して指導していきたいと考えます・・・・のような感じ?


面接中気をつけていたことは、背筋を伸ばし、笑顔でいること。面接官の首下あたりを満遍なく3名の方にそれぞれちょっと大げさに体ごとむけるようにしていました。

わりかし、話すのは得意な方なので、緊張はしなかったですね。人類はみんな一緒。人だ人。近所の方とお話しするぐらいの感覚で♪←失礼ですが。笑
話すといいように思います。
自分をよく見せようとしたり、できるように振る舞うと、緊張しますが、自分のことを知ってほしい。という純粋な気持ちで話すことが大切かと思います。

あとは、話している内容よりも、見た目(装い)が与える印象ってかなり大きいものだと思うので、スーツをきちんと着こなして、あと女性であれば眉毛は綺麗に描くといいと思います。あと、幸福感が出るように血色はよく←ほどよくですよ♪ あと、前髪は分けるといいと思います。おでこがスッキリ見えていた方がいい気がしました。


最後は貴重な時間をいただきありがとうございました。と一礼して教室を出て、2次試験終了です。



ふうううううううううーーーーー。😤
思い出すだけでも、すごいアドレナリン垂れ流しの一日でしたね。でも、私の中では1次試験よりもかなり手応えがあり、ぶっちゃけてしまうと、あ、合格したかもしれない。と思ったほどでした。

1次試験の時は、一方的に受験をしていましたが、2次試験になると、面接官の方とお話しできるのが楽しくて、私を知ってほしい!という思いがあったので充実していました。

ただ、私が面接が終わって教室から出ると、他の受験者の方が同じタイミングで別の教室から出てきて、号泣されていて・・・・・うまくできなかったとのことでした。

なので、当日の課題の相性や面接官の方の質問のされ方など様々な要因があると思います。

できることならば、事前に練習をたくさん重ねた方がいいと思いました。


ここまで長文にお付き合いいただきありがとうございました。
10年前の記憶で大変申し訳ありません。
もし、これから教員採用試験を受験される方がいらっしゃいましたら、少しでも参考になればと思います。
何か質問等がありましたら、お答えいたしますので、コメントでよろしくお願いいたします。

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