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行列ができる先生が人気
学校に通勤の毎日。オアシスは、最近できた駅前の二郎系ラーメンのお店。
でも、いつも問題があるんだよね。それは「行列ができている」こと。
それだけ人気なんだよね。そしてとにかくボリュームがあっておいしい! 子どもたちとワチャワチャ遊んだり、熱心に指導したりすると、お腹が空くわけです。
皆さんは、外でご飯を食べる時、どんな基準でお店を選びますか?
行列ができている=おいしい
お腹が空いているときには、なるべく空いているお店を選びますか? お腹が空いているってことは、早く食べたいわけで、そういう意味では空いているお店を選ぶことは理にかなっています。
でも、いつも気になるのが「行列ができてるお店」。
よく奥さんと、「あのお店最近できたけど、おいしいのかな? いつ見ても混んでるよね」という会話をします。
経験則
私達が物事を判断するときには、一度やったことがあることや知っていることなら判断が簡単ですが、そうではない場合、経験を元に物事を判断します。
私達は、行列ができているお店で食事をした経験があります。そして、結果的に美味しかったという経験をしたことがあります。
その経験から、例外はあるにせよ、「行列ができている=おいしい食事を提供していて人気のあるお店」という経験則を私達は学習します。
だから、行列ができているお店をみつけると、「今日は混んでいるけど今度あのお店に早めに行ってみよう!」って会話になるんです。
行列ができる先生相談所
子どもたちは、担任にいろんなことを話してきます。特に低学年は、先生あのね、先生聞いて、先生昨日ね、って話しかけてきます。
そういうとき、私は子どもを待たせます。話したい人は1列にならんで、順番にね。と話します。
子どもは待たせておけばいいんです
いっぺんに全員の話を聞こうとすると、どうしても処理感が出てしまって、子どもは満足しませんし、信頼感が高まることもありません。
先生業は、別に人気になりたくてしているわけではありませんが、いっぺんに話しかけられたら、1人ずつ話をする、というスタイルを崩さず、他の子どもを待たせておきましょう。
そうするだけで、子どもたちは先生に話しかけるときにはちゃんと順番を待つようになります。声の大きい子、態度が大きな子を優先してはいけません。特別な事情がない限りは、みんな平等に扱います。
そしてその副産物として、行列のできる先生は「人気のある先生」と認識されます。
人気どうこうは正直私は全く興味がありませんが、大切なことは「子どもを待たせることが大切」だということ。
全員を大切に扱いたいから全員を待たせる。このスタイルを是非身につけてください。
追伸
教員の世界においては些末なことですが、飲食業界にとっては本質的なことなので余談です。
行列ができるお店はどうして行列ができているのか、ご存知ですか? それは、人気があるからではありません。
行列があるからです。
つまり、あえて行列ができるようにしている、ということです。
これは飲食業界では当たり前の認識かと思いますが、行列が行列を作ります。
お客さんは、行列に釣られて行列を作ります。なぜ釣られるかは前述した通りです。
お店側はそれを利用し、あえて行列を解消しないようにしています。
なぜなら、行列が勝手に集客を手伝ってくれるからです。私が行ったラーメン屋さんも、中にはいると座席は8席しかありませんでした。しかもコロナ対策で座席を間引いているので、実際はそれよりも入れる人数は少ないです。
それでも、そのお店の前には多くのお客さんが待っているのです。
行列ができているからといって、必ずしも美味しいわけではないということになります。戦略として、あえて行列を作っているということもあります。
駅前のラーメン屋は、それでも美味しかったけどね!
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