夫氏が小説を書き始めたようです➁

夫氏「小説の続き書いたよ!」
ワイ「はやいな(実録小説続いちゃったよ!)どれどれ…」


第二章 うちと嫁とあの人

うちは、元々男性には興味を持つことが出来なかった。
正確に言えば、人間の男性にということにはなるが、全く興味を持つことが出来なかった。

そう。うちは、マスコット体型をしているキャラクターに恋をしてしまっていたからだ。

元々は、ゲームに登場する人外のキャラクター達を好きとまでは言わないが好んでいた。
そんなうちだったが、小学生の高学年頃に放送していたあるアニメを見てルックスや声などが、性癖に刺さり、初めての恋と言っていいのかは分からないが、好きという感情が芽生えたのだった。

学校の授業中でも授業内容をそっちのけで、うちの頭の中では嫁のスケベな妄想が頭をよぎり、自身も気持ちよくなっていた。

それからというもの、初めて出来た嫁という存在を愛でて月日は流れていくが、次第に周囲との温度差から一時期嫁を愛でる行為自体に疑問を感じて好きという感情を封印したのだった。

もううちもいい歳なんだし、そろそろ嫁のことを忘れてまともにならないととは思いながらも、相変わらずリアルの男性を好きになることはなかった。

そんな中、夜な夜なネットサーフィンをしている時に、気になるコンテンツがあり、嫁を忘れる為にのめり込んでいった。

そして、嫁の代わりにのめりこんだコンテンツで代理的に自分の欲求を満たそうとうちの感情を押し殺して、しばらくの間嗜むことになるのだった。

中学、高校と特に男性と接点や付き合うということも無かったし、興味がなかったから良かったのだが、大学に進学してからは何故だかうちの周りには女性だけでなく、男性との接点が増えたのだ。

女性と居ると居るで、話を合わせないとダメだったり、気を遣ったりしないといけないので、変に女性だけのグループにいるだけよりはましと思っていた。

男性がいるからと言って、特段特別な感情が芽生えるということは一切なかったし、今まで通り興味関心を惹かれるということは無かった。

ただ、ある時うちがキャンパスライフを送る上で所属していたグループの一人の男の子が居なくなった。

この時少し気になったぐらいだが、好きだからという感情からでは無かった。

そして、うちのキャンパスライフも1年目前半のカリキュラムが終わり夏休みに差し掛かかろうとしていた時に、久しぶりにその男の子から連絡があり会いたいというメールが届いた。

うちはこの時どうしても時間が惜しかったので、メールでこう返信した。

「ごめん。忙しいから会えへん。また今度。」と。

この時うちは気付いた。

これってもしかして、あの人はうちの事好きなのかなと。

ただ、うちは男性に興味ないしどうしようと思いながら、電車の中で思いを巡らせながら帰路についたのだった。


ワイ「いやワイ視点かよ!!(恥ずかしい)」

※実際の私の心境とは細かいニュアンスがちょっと違うかもしれないです

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