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継続は力なり。

2022年の秋にピアノを40年ぶりに再開して、一年数ヶ月が過ぎた。

当初は指がよく動かなかったのはもちろん、とにかく譜読みがキツかった。

五線紙の中に収まらない上線とか下線のところにオタマジャクシがいると、いちいち何の音か数えながらじゃないとわからないし、読んだオタマジャクシを鍵盤で実際の音にするのも時間がかかった。

ハウルの動く城の『人生のメリーゴーランド』を弾いてみたくてピアノを始めたのだけど、取り組んだばかりの頃は『一生弾けないんじゃないか』と思うくらいいろいろなことがしんどかった。

それ以降もいつもいつも私が広げる楽譜は本当高い壁で(今でもそれは変わらないけれど)、それでもピアノは楽しかった。

レッスンに通っていたのも良かったと思う。

一人で弾いていたら、きっと弾けなくでもそのままにしていた。曲を仕上げることもなかったと思うし、なんとなく弾いてみたいものを適当に弾けるところだけ弾いていたと思う。

そんなこんなで辛い、しんどい、と思っていた譜読みだけど、最近あまりしんどさを感じなくなってきた。もちろん初見ですぐ弾けるわけじゃない。
弾けないけれど、譜面を読むことが苦ではなくなってきたのだ。

この一年数ヶ月の間に読んだ楽譜は多くはないけれど、毎日楽譜と向かうことで少しずつ力がついてきたのだと思う。

楽典の勉強はまだあまり進んでいないけれど、音のパターンとか組み合わせとか何となくわかってきたりもして、上線が3本とか4本とかあっても(楽譜で音名を確認せずとも)、正しい音が出せたりもするようになった。

仕事があるので毎日十分な時間が取れないけれど、やはり積み重ねていけてるものはあるんだと思えるようになってきた。

今日のレッスンではバッハのシンフォニア6番を合格にしてもらった。
『暗譜して終わりましょう』とのことでこの曲の暗譜を頑張ったのだけど、今回はしんどかった。
(子供の頃の柔らか頭ならもう少し暗譜もスムーズだったかも!)

メンデルスゾーンの『ロンド カプリチオーソ』の方が楽だった。旋律と伴奏が右手と左手で使い分けられているからかな⁈

シンフォニア6番はあまりいい演奏ではないけれど、一応収録した。

次はシンフォニア4番。

かてぃんさんの『Happy birthday for everyone』も進めているが、これも難しい。

でも弾けば弾くほどピアノは上手くなることが実感できる。というか、弾けなかったものが弾けるようになる。

バッハも角野隼斗もさらっと弾けるようになりたい。

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