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愛情、そして知識と

‥3日前、サザヱさんのこちらの投稿を読み、即、図書館走った。


「アルジャーノンに花束を」

何年か前に、ユースケサンタマリアさんが主演でドラマ化されてた記憶があります。見てなかったですが。


読み終わった今の感想は、

読んでよかった。

全文、チャーリーの報告書形式で書かれている文章には、チャーリーの想いが包み隠さず綴られており、読んでる間は何度となく感情移入しました。

チャーリーが感じている部分と重なるところがあり、現実と重ね合わせたりもして。

最後の一文が、今もじんじん心に響いてます。
その一文を書いたチャーリーの気持ちも、沁みてます。

本文にあったことばで

『知識は人間に与えられた最高の資質の1つで す。

 しかし、
 知識を求める心が
 愛を求める心を排除してしまうことがあまりにも多い。

 愛情を与えたり受け入れたりする能力がなければ
 知識と言うものは
 精神的、道徳的な崩壊をもたらし
 神経症ないし精神病すら引き起こす。』

どんだけ時代が進歩しても、
進歩しているからこそ、感情をもつ生き物にとって大事なことが、この本にはたくさん書かれています。

1966年に世に出た『アルジャーノンに花束を』色んな方に読んでいただきたい本です。

本の読み方は自由ですが
個人的なおススメは
①最初にサザヱさんの投稿を読んで

②訳者、小尾芙佐さんのあとがきを読み

③そして、本文を読む

そうすると
冒頭のひらがなだらけの文章に戸惑うことなく
主人公チャーリーをイメージし

さらに、翻訳か小尾芙佐さんの工夫と、この本に対する愛を感じ、

作者、ダニエル・キイスさんの想いを垣間見ることができる気がします。

『アルジャーノンに花束を』



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