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私の転職活動

おはこんにちばんは、nonです。

すっかりnoteにログインしなくなっていたが、
この度転職という1つのライフイベントがあったので雑記を残そうと思う。

仕事変えようかな…という方の一助になりますように。

新卒で入った会社を辞めるきっかけ

私は2年前の4月にとあるWEB広告会社に新卒入社した。
入った理由は、主に4点。
・転勤なし
・大手系列で働きやすそう
・コミュニケーション領域で人の意思決定に関われる
・初任給はそこそこ(と思っていた。詳しくは後述)

ワークアズライフな母を見て育った私は、
もう少し一緒に親といたかったな…という思いがあり
興味のあることに関わりながらも残業時間が少なく働きやすい会社にこだわっていた。

しかし、自分に合った働き方というのは実際に働いてみないと分からない。

広告営業になってからしばらくして
「あ、これは長くこの会社にいられないな」と思うようになった。
というのもこの環境だと以下のストレスと今後生きていくことになると
気づいたからである。

・スキルセットがコミュ力と浅い運用知識しかなく汎用性がない
・ユーザーからクレームが入り広告が停止する
・自分の言葉や思考は20%くらいしか使えず基本誰かの調整や説明役
・休日も自分の知らないところで予算消化が発生しているプレッシャー
・賞与が業績連動制なので想定年収をかなり下回っていた
・働きやすすぎてテレワークでサボる社員が一定数おり連絡がつかない

給料面以外は入社軸を満たしていたし、人間関係は恵まれていた。
また、WEB広告はPDCAサイクルが短い施策が多いので小さな改善が得意になったり、営利意識はしやすい環境下だった。
それでもここに挙げたいくつかのマイナス面は
自分でも会社も解消できないので転職を決意した。

見えてきた価値観

今回の不満をもとに自分の価値観がはっきりしてきた。
集約するとこんな感じである。

・汎用的なスキルもあり自分が介在する意味を意識できる仕事がいい。
他人の幸福や社会的な意義につながっている実感を得られる仕事にやりがいを感じられる。

・営業は営利の都合上お客さんに大小問わず真実を伝えられない場面もあり、それがどうしても苦手なので別職種を希望。

・給料を上げる代わりに平日は多少ガツガツ働いても大丈夫。
むしろ産休・育休に入る前は精一杯働いて成果を出した方が
復帰後のキャリアの広がりはある。

これを満たす条件を求めて私は第二新卒として転職活動をスタートした。

転職活動でやったこと

転職したいと考えていたのは入社2年目中盤くらいからだったが、
実際に行動に移してから入社決定までは2ヶ月ちょっとだった。
ここからはやったことを時期別に分解していく。

転職活動 1ヶ月目
①転職サイトに登録
ちなみにアカウントは、
A●BI、リ●ルートエージェント、DO●A、マイ●ビエージェント、W●ntedlyなど有名どころは一通り作成した。

登録時にしたことは2つ。
職務経歴書・履歴書の前段レベルの要約と証明写真用に写真館に行くこと。
写真ボックスでも良いが他撮りの方が絶対写りが綺麗なのでこれは課金した。

ちなみに転職サイトに登録すると、
聞いたことのない中小エージェントからスカウトが連日来て困惑する。
メールボックスがとんでもないことになる&
通知が来るとバレる可能性があるので表示設定は気をつけた方が良い。

エージェントと面談or気になった求人をブクマして応募する
初めての転職なのでエージェントへの相談は、
紹介求人への応募意思がなくてもした方が面接に有利なので面談して良かったと思う。

面談までに職務経歴書と履歴書を用意しておいてください、
というエージェントの方が多いので登録時のざっくり職務要約から
ある程度形に整えておく必要がある。
ちなみに私は営業辞めたいモチベが強い時に読んでいた
Alloutさんのブログを参考に書いた職務経歴書を出したら
エージェントに添削はほぼいらないとベタ褒めされたので貼っておく。
https://alllout.com/

初回面談では、職務経歴書で振り返りながら
・退職希望理由
・希望職種
・(決めていれば)希望業界
・希望年収
・希望の転職完了時期

を聞かれたりする。
丁寧なエージェントだと、2-3回面談を重ねて自己分析、面接練習を手伝ってくれる。

当初私は編集職やエンタメ系会社などコンテンツに関わる仕事か、
もしくは広告業界にいるのでマーケティング職に興味があると伝えていたのだが、これにはみんな難色を示した。

第二新卒といえど営業職経験のある人間なので、
エージェントの皆さんは口を揃えて
「nonさんはコミュ力もありますし、あなたの年なら営業職をまだやった方がいいですよ!」と言った。

いや、営業職は向いているだろうし役立つけど
今後自分の人生ではやりたくないから転職活動始めたのよ。

と思っているのが少し伝わったのか、
クリエイティブ系の求人を捻り出してきてくれた。

ここから強いて言えば興味あるかな...という求人にチェックを入れたのだが、チェックを入れたが最後。
メンタル的にきつい時間が始まったのである。

転職活動1.5ヶ月目
③面接準備〜面接開始
職務経歴書と履歴書の添削がほぼ無かった私は、
面接日程を組まれるのが本当に早かった。

各エージェントと1、2回の面談をしてから
「じゃあ来週から面接を組みましょうか!」
と日程調整が入るのだがこれがなかなかに辛かった。

当たり前だが調整可能な日は平日のみで、
+面接開始時間は遅くとも19:00スタートまでである。
この制約のなかで複数の面接同士で
候補日程が被らないようにするのがまず辛い。

そして現職中だと面接対策の時間を捻出するのも一苦労である。
私はテレワークの日と土日を活用したが、
全出社している転職希望者は本当に大変だと思う。

私は転職用のノートを買って、
業務と就活時の棚卸しやなぜ未経験でもこの職種がやりたいのかなど想定される質問を片っ端から書くようにしていた。
同時並行でエージェントとの模擬面接で、NGワードや好印象フレーズをリアルで教えてもらう時間も取っていた。(この日程調整も厳しい)

ちなみにだが、
書類提出時のWEBテストは対策をする時間が皆無だったのでやっていなかったがすんなり面接には行けた。
中途は経験を重視されるので、就活ほど厳しく見られておらずやはり書類が肝と感じた。

ただしコンサル希望者などはフェルミ推定やケース面接など対策無しでは凌げない課題を出されることが多いので余裕をもって勉強した方が良い。

④1次面接ラッシュ
初動の数社の面接は、エージェント紹介求人だったが自己分析の甘さと志望度の薄さ、職種未経験なこともありお祈りされることも多かった。

面接後にエージェントとも話しあってフィードバックを間接的にもらうのだが
やっぱり応募時点でピンときていない求人だから身の入らない準備だったのでは?と思うようになった。
私は未経験のくせにかなりワガママな求職者だったであろう。

1次で受かった会社もあったが、おそらくこの会社では働かないだろうなと思い辞退したりしていた。
転職活動の場合内定をもらったら、1週間以内に返事をしないといけない事が多いので
忙しいなかで興味が薄い会社の対策に時間を割くのはもったいない。

ここで私は、度重なる日程調整に疲れたのと自分軸を見直すために、エージェントとのやり取りを少しお休みした。
代わりに自分で転職サイトから求人を本格的に探し始めるようになった。

自分のペースを乱され面接をぎゅう詰めにされたのは辛かったが、ここでの収穫は面接慣れをしたことである。現職の説明をすらすら言えるようになったり、想定外の質問へ切り返す感覚も養われてきた。

転職面接は現職ベースで語るので、
学生時代の実績をさもすごいかのように話さないといけない就活より私は慣れやすいと感じた。

転職活動2ヶ月目
⑤転職サイト経由での応募〜内定
エージェントお休み期間中はDO●A、W●ntedly、A●BIにログインして興味のある条件で検索をかけては何社か応募し時折面接に行ったりの日々だった。

そんななか、営業職でとある企業の人事からのスカウトメールがA●BI経由で来た。
営業職だしな...と思っていたのだが、
事業内容やスカウトメールの文言は気になったのでW●ntedlyでその会社のプロフィールを見ていた。

その中でオープンポジション募集もあり、事業開発やマーケティングに近い職種も候補リストにあったので
話を聞いてみようかなと思い人事と話すことになった。

面談では自分に合いそうなポジションをいくつか提示され、条件面でもいいなと感じた私は選考に進むことにした。

そこからは未経験ではあるものの現職に近い領域だったのと、面接慣れしていたからか面接官とも話が弾み2週間ほどで面接を2回組んで内定を頂いた。

正直内定1社目だったのでもう少し活動を続けようか迷ったりもしたが、
かなりワガママ基準で求人に応募していたのと出会った人や叶えたいことが一番合っていると感じたため入社を決めた。

かくして約2ヶ月で私の転職活動は終了した。

転職活動を終えて

今回は人生初の転職だったが、
求める条件が現職の環境とかなり異なったので職選びから理由づけまでかなり難航した。

しかし活動を通して自分を取り巻く現状をなんとか変えたいこと、その上でどの仕事であれば自分が幸せになるのかを深く考えるきっかけになったように思う。

ただ、転職業界は自分以外の思惑によって価値観がブレたりスケジュールのコントロールを失うこともあり、知っておきたかったこともたくさんある。

私がやって良かった事や失敗体験が、
これから転職をする人にとって参考になれば嬉しい限りだ。

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