復職日記(あきらめとあきらめと)
復職3日目。
朝起きると、というか、起きる前から「頭が痛いな」とうっすら感じていた。
最近は、夢見がいい。
半月くらい前までは、父方の叔母ふたりに襲いかかられる夢とか、大量の虫がいる部屋に閉じ込められる夢とか、そんなのばかり見ていた(そして「ぎゃー!」と叫んでは、その声で起きてしまっていた)のに、復職前後からいい気分になる夢を見るようになったのだ。
今朝の夢は、
・ANAに就職が決まる
・素敵な庭のある大豪邸に引っ越す
の二本立てでした。
ANAですが、現実世界のわたしは別に働きたいわけじゃないんだけど、夢の中のわたしはそれがひどく嬉しかったんですね。これで夢が叶った!!舞い上がれ!とまで思っていた。なぜでしょうね。飛行機怖くて乗れないのに。
でも、夢見がいいとなんだか本当にいいことがあったような気持ちになるから、まぁ、いいことなんだろうな。
※ちなみにわたしは眠剤は服用しておりませぬ。
さて、そんなこんなで頭痛とともにウェイクアップです。
「仕事、行きたくないなあ……」と思う。
別に休める。休んでも何も言われないと思う。でもなんとなく、今日は頭痛薬を飲んで行こうと思った。大丈夫だろうと。週頭から休むのはやめようと。
そうして1日働いてまいりました。
クッタクタ。
今日もいろいろあった。
いろいろあったよ。
先週、腹を立てていたこと(前回の日記参照)についても「話し合いましょう」と声をかけられ、分かっていただけたことと、分かっていただけなかったようであることと、分かっていただくことをあきらめたことと、うーん、あきらめだいぶデカいな!デカい。
もういいのよと自分に言い聞かす。
人は人、そう言い聞かせて、ちょっとした怒りなんか鎮めて静かに過ごしていこうと思った。
結局メンタルダウンせず働くにはそこなのだと思う。こころしずかに、なすべきことをなす。メンタル強い人は、ガンガン戦っていけばいい。わたしはそうじゃないんだもの。
あきらめなきゃなんないこともあるよ。
なーんて心がしょぼんとした昼休みに、同僚のデビさんの机に素敵な装丁の本が置いてあっま。
その本は?と尋ねたら、井上荒野の『ホットプレートと震度四』という本だった。
いい装丁だなー。ジャケット借り(図書館で借りていたので)ですか?と尋ねると、そういうわけではなく、かなり予約待ちをしてようやく入手したのらしい。
いま予約している本には、300人待ちとか400人待ちの本もあるのだとか。すごい。何年かかるのだろう。
また、デビさんの住んでいる区とわたしの住んでいる自治体では、同じ本でも予約待ち人数がかなり違っていることも分かり、わたしの自治体の方が半数ほどだった。
人口とか、図書館の数とかにもよるのかもしれない。
ちなみに『成瀬は天下を取りに行く』は、デビさんとこでは1000人待ちでした。
(1000人……!!!)
最近、本、読めてないな。
本を読もうという気持ちになれない。
脳みそ的に、インプットが無理なのだ。音楽も歌詞付きは無理で、YouTubeの「森の音」とか「小川のせせらぎ」とかを聴いている。ラジオもギリギリだ。
さて、明日も仕事。
大丈夫なんでしょうか。
「心静かに、なすべきことを」
と心のふんどしに書いてキュッとしめておくとしよう。