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気づきメシア

わたしは昔から頭痛持ちである。

頭が痛くても、胃腸への影響や耐性がついてしまうことを考えてなるべく薬は飲まないようにしているのだが、週に何度かはロキソニンに頼るときがある(それにしたって日に1錠だけにしている)。

で、先週、夕方に頭がズーンと痛くなり、仕方なくロキソニンをひとつぶ飲もう、としたら、薬の残りがとても少ないことに気づいた。
我が家ではいつも夫が自分の病院(犬猫の病院です)経由で業務用的なロキソニンを仕入れているため、夫に依頼メールをすることにする。

ちなみに、夫は令和のガラケー使いである。
Eメール機能もない、ショートメールしか使えないガラケーを愛用している。
よくもまあそれで仕事していけてるなと思うが、自営だからこそ可能なのだろう。
写真の共有もできない。URLを送って見てもらうとかもできない。150文字のやりとりしかできないが、わたしは不便さにはもはや慣れた。

さて、

「ロキソニンの残数が超少ないことに気づきました。また補充をお願いします。」

とショートメールを送った。
つもりだった。

後でよく見たら、

「ロキソニンの残数が超少ないことに気づきメシア。また補充をお願いします。」

と書かれていた。

なぜ「ました」が「メシア」になったのだ。
ほんとうに自分でも分からない。

突然のメシア降臨

「ま」 を「め」と打ち間違えたにしても、「め」の変換の第1候補が「メシア」なの、なんかやばくない?
いま確認のために「め」と打ってみたら、やはり第1候補は「メシア」だった。
あ、みんな、デフォルトでメシアなのかな?(そんなわけない)

ちなみに夫はメシアの件にはいっさい触れず、普通にロキソニンを持ち帰って補充してくれた。
そういう気にしないとこ、なんかすごいなっていつも思う。

・・・

さて先週の水曜までの「ドッチャドチャのムチャムチャ」の続きです。
長いだけでたいして面白くはないですよ。

木曜:事件、そして茅場町

仕事。この日はラッキーにも担当するプログラムがないのでゆっくり残務をこなせるはず、だった。そのつもりでちょっと余裕かましてコーヒーなんか買ってゆるりと出勤したんだった。

が、朝イチから予定外の事件が起きた。
職業柄詳細は書けませぬが、まぁ、相談支援の仕事をしているとさまざまなことが起こります。
ええぇ~と思いながらその事件の処理をし続け、昼を食べる暇もなく、急遽の急遽で茅場町へ行かなくてはいけなくなる。
朝買ったコーヒーは、冷たくなってデスクに放置である。
同僚の方に「これ(コーヒー)片付けておきますから出ちゃってください!」と大急ぎで送り出されるほどのドチャドチャ状態で職場を出て、そして出先でかばんの中に手帳がないことに気づく。
手帳はかなり重要だ。なくしたらやばいものベスト3には入っている。出先でも使う予定だったのに、ない。

「すみません、わたしの手帳がどこかにあったりしないでしょうか……」

と職場のグループLINEにおそるおそる送る。
と、すぐに、

「あるー」

と返事。
マジでほっとする。

ヘロヘロで帰宅。
結局、残務にはいっさい手をつけられずの一日であった。
でもちゃんと風呂には浸かり、まりこ先生のストレッチはやった自分をほめたい。
が、またこたつで深夜3時まで寝てしまい、落ち込む。

金曜:「ですよねっ!(  ᐢ ᵕ ᐢ )」

仕事。この日も朝から小事件が起き、しばし対応に追われる。
なんか、これってもう振り回されてるよなーと自覚しつつも、なんとか事態を収束させないと週末を迎えられんぞとほうぼうに事情を話し対策をとる。
午後にはすこし状況が凪いだ。
前日までの残務をひとつひとつ片付け、とりあえずあとひとつってところまではいけた。ほっとする。これで無事、明日は休みだ。

夕方、というか夜の入口に上品先生の診察を予約していた。今まででいちばん遅い時間。診察時間も終わりに近いので、きっと先生もお疲れだろうと思いながら診察室に入ると、上品先生、いつになく上機嫌で、変ににこにこして見たことないくらいテンションが高い。

え、なんかすごい笑ってる……と思いつつ、こちらもいちおうにこにことして椅子に座る。
ちなみに上品先生は、普段はかなり理知的で冷静、クール(でも気持ちは優しい)な先生である。

「前回少しだけお薬調整してみましたけど、その後調子はいかがですか?」

とにこにこ顔で問われ、

「はい、舌の調子はとてもいいです」

とわたし答えるその「いいです」にほぼかぶせて、先生が、

「ですよね~っ!(  ᐢ ᵕ ᐢ )」

と聞いたこともないようなテンションで破顔一笑。
どうした。
そんな口調もお顔も見るのが初めてだったので、度肝を抜かれる。訝しい顔をしてしまったと思う。

可能性としては「疲れすぎてテンションがおかしくなっている」がもっとも高いのではないか。それしかない。きっとお疲れなのだろう……。こんな時間に診ていただいて、なんかこちらも申し訳なくなってくる。

19時頃に帰宅。
疲れ果てていたが、今夜はなんだか買ったものは食べたくなくて、タコライスと春菊のマリネ、マッシュルームと人参のクリームスープなどを作る。
料理は、面倒なときは面倒だが、気持ちのリフレッシュとなるときもある。
というか、作ったものがどうしても食べたい日ってありますよね。こしらえたものを食べる、そのことで心身が納得するというか。

風呂につかり、まりこ先生のストレッチ。
で、こたつでまた寝る。こたつ寝のルーティンはいらないんだよと自分に呆れる。


土曜日:頭痛のための鍼からの頭痛

完全休養日。今週、すんげー疲れたなと思う。

以前から予約していた鍼灸院に行って、リラックスした気持ちで粛々と頭痛や肩こりのための鍼を打っていただいていた。
と、途中で首の付け根辺りに鍼を打たれた瞬間に強い痛みがビシッと頭の方まで走って、「痛っ!」と思わず声が出てしまう。
どうやら、首のこりがかなり酷いので、少し攻め気味に(深めに)鍼をうってくれていて、それが神経に刺激を与えたらしい。

もちろんその部分の鍼はそこでストップしてくださったが、治療が終わったあとも、痛みが走った先の右目~頭にかけて痛みが残った。
一晩寝れば引くかな、と思ったが、翌日になっても引かない。ズキズキと痛む。
これはちょっと不安だ……と思い、治療院に電話するとすぐに診てくれた。
強めの刺激で痛みが残っている状態だが、少しずつ引いていくだろうとのこと。大変申し訳ないと誠実に謝ってくださり、回復の為にと指圧の施術を無料で行ってくれた。

しかし頭痛を治したくて鍼に行ったのに、あらたな頭痛が生まれてしまうとは、ちょっとトホホである。

夜は、好物の蓮根もちを作る。
蓮根をひたくら大量にすりおろして、汁を絞り、片栗粉とお醤油と塩を混ぜて、俵型にして油で揚げ焼きするのだ。
とろみをつけた大根おろしいりの餡をかけていただく。もっちりさくさくで美味しいです。

夜は、風呂、ストレッチ、そして娘に「ベッドで寝よう!!」ときつく言われて、今回はこたつ寝を回避した。ほっ。

そんな一週間でございました。

要約すると、ドチャドチャのむちゃむちゃだったけどメシアが降臨してなんとか海は凪ぎ、蓮根もちがうまかった。

皆さんも、ドチャドチャむちゃむちゃ状態になったときはひとつ、「気づきメシア」を降臨させてみるとよろしいかもしれません。








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