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復職しました(脳みそぐるぐる)

と、いうわけで、ひと月の休職期間を経て、きのう復職しました。
めでたく?
めでたいと言えるのかどうかはわからない。
でもまぁ、思ったより早く戻れてよかったなとは感じております。

休職中は体力が落ちないように毎日「だいたい6000歩以上は歩く」をしていたし、家事もしていたし、人にも会っていた。
復職に向けて、とにかく引きこもらないように、無活動にならないように心がけていたわけだ。ちゃんと戻れるように。
メンタルの調子もだいぶ良くなったから、あまり復職に対して心配はしていなかった。

が、やはり働くって違うのね。
ぜんぜん違うところを使っているのだね。

復職初日。
皆に「おかえり!」と歓迎され、大丈夫?と新心配もされ、「ご迷惑おかけしました」と頭を下げるという行脚をする。
そして、ボスがこのひと月に職場にあったあれこれを説明してくれ、わたしにこれから頼みたい業務のことなども話してくれた。
こんな仕事、あんな仕事……
その時点で、すでに、私の脳みそがキャパオーバーになったのである。
(くるくるくるくる……)

頭が重い。

なんだ、なんだこの脳みその重たさは。
頭が痛いのか?と思い、頭痛薬を飲んでみる。
しかし違う。頭痛ではなくて、このひと月静かに過ごしてきてぽかーんと空いて萎縮していた脳の「新しい情報」「整理すべきこと」などのエリアがにわかにぎゅうぎゅうになって重たくなってしまっていたのだ。

「もう入りません」

明確に、わたしの脳みそは訴えていた。

「入りませんし、整理しきれないので、一度睡眠を取らせてください」

そんな司令が飛んできた。
が、まだ時間はお昼である。
あと半日残されている……!まだ眠れんよ、と脳をなだめる。

早退しても良かったのだが、初日から早退したくないなという思いもあり、なるべく脳みそを使わないように使わないようにしつつ、席に座ってじっとしていた。本当に、何もせずにパソコンの画面を見つめてじっとしていた。(もはや仕事ではない)

そんなふうにしていても心の底から眠くて眠くて仕方がなく、脳みそって限界になると休息を求めるんだなーと知りました。

定時になり、帰途につき、家に帰った途端にバタンキュー。
本当に、バタンキューとはこのことかというくらいのバタンキューぶりであった。
化粧も落とさず、着の身着のまま、カバンを投げ出して、こたつ(まだ出てます)とソファがあるとこへダイブして一気に眠りの闇へ。

夫が夕飯を買ってきてくれたり、娘が心配して声をかけてくれたりしたが、すべておぼろげな記憶しかなく、帰宅から6時間眠り続け、いったん起きて化粧を落として歯磨きをしてから、ベットにもぐってさらに7時間寝続けた。
たくさんの夢を見た。
尺八部に入部したのに演奏会に尺八を持参し忘れて焦る夢とか、何故か誰かに土下座をしている夢とか、美味しくなさそうな唐揚げを食べなくてはならない夢とか、なんだかなぁな夢ばかり。もっといい夢見たいね。

朝になっても疲れと眠気が消えていない。
休職とは心身だけでなく脳も休めているのだな。だからリワークとかリハビリが必要なんでしょうね。少しずつ脳も使ってゆくという。

で、今日は復職二日め。
昨日よりは疲れていない。脳のキャパはやや広がったようだ。でもおおむねボーっとしていたように思う。「ボーッとしていても職場にいる事が今のリハビリだ」と割り切ることにした。
しばらくは、これはリハビリだと思って、できないこともあると思いながら働かないといけないな。これまでとは違うんだからね。

幸い、ののっつさんの大丈夫なペースで働いてください、と言われてはいるので、休み休みいこう。

しかし今日は、夕方になって参加した会議で腹の立つ案件に出会ってしまい、心の具合が悪くなりかけた。
会議中にあまりに意味不明なことを言い出されて、
はぁ!?
なにそれ!?
と思ってキレかけてしまったのだが(心の中で留めましたよ!)、この腹立ちが、今の自分(メンタルダウンして回復期の自分)だから過剰に反応してしまっているのか、健康だとしても同じように腹を立てているのかが判然としない。

あまりに腹が立って、そんなことなんならこの仕事を辞めたいとまで思ってしまい、そんなことってある?と自分で自分にびっくりしたくらい。
やっぱ変なのかな。
普通ではないのかもしれない。
とりあえず今は重大な何かを判断してはいけない時だろう。寝かす。寝かすんだ。

帰宅して、娘の顔を見たらだいぶホッとした。「オキシトシンをちょうだい~」と言って、ギューとハグをさせてもらう。

はぁ。
働くってつかれますね。
人はなぜ働かなくてはいけないのだろうか。
そんなことまで考えてしまう。

そんなこんなの復職レポでした。
明日は休みだよ。脳を休めよう。