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キクイモ3種類栽培して気が付いたこと(紫(フランス菊芋)、白、紅(赤)

菊芋を三種類栽培していますが、
気がついたことがあります。

それは、「白いキクイモが最も勢いよく育った」と言うことです。

フランス菊芋、紅菊芋と比べて、白い菊芋は大きく、
また量もたくさん実っています。

その上、三種類を同じ場所で栽培してみたところ、
紅菊芋やフランス菊芋は数が減ました。
さらに、白い菊芋と同じ場所で植えたフランス菊芋は、
色が薄くなっています。
紫から白色に変わったものもあります。

キクイモ協会の高橋玄朴先生が書かれた本 「キクイモってなに」
にも、自身が栽培された紫のキクイモが白くなってしまった話がありました。

白い菊芋がどうやら強い感じがしますね。
高橋玄朴さんの本によりますと、菊芋は原産は北アメリカです。
アメリカの先住民(インディアン)が栽培していたものを、
イギリス人がヨーロッパに持ち帰ったそうです。

ヨーロッパでは、野菜の品種改良は古くから行われているらしく、
紫色のフランス菊芋も品種改良で生まれたものだと考えられます。

一方で、日本に昔からある白い菊芋は、黒船のペリー来航時の頃です。
この点からしても、日本の白い菊芋は品種改良されていないもの、
在来種に近いものだと考えられるそうです。

注意したいのは、健康に良い野菜は良くも悪くも、商品になってしまうことがよくあるそうです。
大学の研究機関と農家、企業等が組んで野菜や商品開発されることはよくあります。
栄養価が高いことのデータがあれば、貴重な商品となり、
テレビや雑誌等で紹介もされます。

菊芋が日本で注目され出したのは、2000年頃からなので、
紫菊芋は比較的新しいものだと考えられます。

気になったことは、高橋玄朴さんや中山大紫さんの書籍を読んでも、
フランス菊芋を推薦していませんでした。
高橋さんは品種による栄養素の違いはあってもわずか、
品種よりも収穫時期や栽培環境、保存状態等でイヌリンの量が
大きく変わるそうです。
特に収穫時期(11−12月頃)の菊芋にはイヌリンが最も多いそうです。

ただ、菊芋はまだまだわからないことが多いのが実情のようです。
つまり、キクイモはまだまだ解明されていないということです。

これだけの情報からしても、
フランス菊芋は、最近になって登場した(宣伝された)キクイモのように思えてなりません。

ましてや、紫のフランスキクイモが品種改良したものであるなら、
原種に成長の勢いが負けてしまうのは、納得できます。

在来種、固定種が自然栽培する上でよく謳われています。
品種改良というと、聞こえは良いでですが、
人間の都合の良いように作られたものです。

きゅうりやトマトでも、在来種のものの価値を求める人も増えています。

となれば、キクイモも在来種はどのようなものか、知ってみたいと思います。

また、エドガーケイシーが天然のインシュリンと伝えていたのは、白い菊芋です。赤や紫色の菊芋が良い、とは言っていません。(紫の菊芋は当時は存在していなかったと思われます。)

日本の白いキクイモが、原種に近いのであれば、
十分に良いキクイモではないでしょうか?

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