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4月の読書感想文

なんとなく読書の気分にならなくて2冊しか読まなかった4月。3月分に書き忘れた1冊を合わせて計3冊の記録です。

食べ物連載 くいいじ/安野モヨコ

激しい〆切中でもやっぱり美味しいものが食べたい!  漫画家・安野モヨコが自らのどうにも止まらない「喰い意地」を描いた、初の食べ物エッセイ集。

"プロフェッショナル仕事の流儀"の庵野監督回を見て、監督不行届を読みたくなり購入。読後にモヨコさんの本をもっと読みたくてこちらに辿り着きました。
普段家で食べているものや、近所のレストランなど様々な食べ物にまつわるエッセイとイラストがぎっしり詰まった本。庵野監督が超がつく偏食なので、その影響で野菜を使ったメニューが多かった印象。
私は食べることが結構好きなほうだと思っていましたが、この世にはまだまた知らないおいしいものがたくさんあるんだなあ。
仕事中にアシスタントさんたちと一緒に食べる食事も載っていて、マンガ家さんの日常が垣間見えて面白いです。
モヨコさんは忙しい中でも旬の素材を取り入れた料理をレパートリー豊かに作っていて、尊敬します。私はいつも同じようなものばかり作ってしまうので、もう少しレパートリーを増やしたくなりました。


優しい死神の飼い方/知念実希人

犬の姿を借り、地上のホスピスに左遷……もとい派遣された死神のレオ。戦時中の悲恋。洋館で起きた殺人事件。色彩を失った画家。死に直面する人間を未練から救うため、患者たちの過去の謎を解き明かしていくレオ。しかし、彼の行動は、現在のホスピスに思わぬ危機を引き起こしていた――。天然キャラの死神の奮闘と人間との交流に、心温まるハートフルミステリー。

現役医師にして作家でもある知念先生。Twitterでフォローしている医師の方が知念先生の呟きをRTしていて先生を知りました。医師として勤務しながら作家をしている先生の著作はどんな作品なんだろう?と興味をもち、図書館で目に付いたこちらを読んでみました。
「死神」がゴールデンレトリバーの姿となってあるホスピスの患者たちの未練を解き明かしていきます。現役医師の描く医療描写と、ファンタジックな設定が絡み合うミステリーです。
死神が現世に降り立つという設定で、東野圭吾「死神の精度」を思い出しましたが、読み口は結構違う感じ。ミステリーという言葉から受けるイメージとは真逆の、表紙のように明るく穏やかな話でした。
現代人は普段の生活で死を意識しないために未練を残してしまう。こういう作品に触れることで”死ぬまでにやっておきたいこと””人に伝えておきたいこと”を考える切欠になります。


学びを結果に変えるアウトプット大全/樺沢紫苑

説明・アイデア・雑談・交渉など、、、
全ての能力が最大化する。
日本一情報を発信する精神科医が贈る、
脳科学に裏付けられた、書き方、伝え方、動き方
日本一情報発信している医師である、ベストセラー作家・樺沢紫苑が圧倒的に結果が変わる「アウトプット術」を大公開。

こちらも現役医師が書いた本ですね。この本はどこかのWebメディアで勧められていたのを見て知りました。アウトプットが苦手な自覚があったので、タイトルと概要にすごく惹かれて購入しました。
アウトプットができるようになりたかった一番の理由は、本やマンガ、映画などを見た後、しばらくすると内容を忘れてしまうことが多いことでした。
本書では①インプット(読書、勉強など)②アウトプット(書く、話す、行動)③フィードバック(成功や失敗の理由。改善、見直し)という三つのサイクルを軸にして学びを深めるメソッドが書かれています。
アウトプット=書くことという漠然としたイメージを持っていましたが、話したり行動することもアウトプットになると知り、目から鱗が落ちました。読書記録をnoteで公開しようと思ったのはこの本が切っ掛けです。これまでインプットに偏りすぎていたため、今後はアウトプットとフィードバックを意識して、インプットした作品の良い所を広めることができるようになりたいです。


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