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けっきょく好きな音楽が被っていく


車の中で聴く音楽ってどうしてこうも気持ちがいいんだろう

大好きでお気に入りの歌手をエンドレスで聴くのも、ドライブの時にしか聴かないない音楽があっても、それはそれでいいって話


三連休の中日、恋人が運転する車で宇都宮へ出かけた。
餃子を食べに3時間並び、そのおかげで採石場には行けなくなったけど、商店街を散策して、夕方には住宅街の中にポツンとある喫茶店でお茶をした。
知らない街ってだけで、すること全部探検みたいでワクワクした

晴れだった昼間とは打って変わって、帰りの高速道路は、雷は鳴り響くわ、ワイパーも追いつかないほどの雨で視界は見えづらいわで、前の車のランプだけが頼りのような状況だった。
あまりにも激しい雨に恐怖した私たちは、高速道路沿いに必ずあるヘンテコなラブホにでも泊まるかーなんて、半分本気で言い合ったりなんかした。

私は助手席で前のめりになりながら、前の車のランプを見失わないように必死に目で追い、たまに運転する恋人が眠くなってないか、緊張して交互に見つめていた。

子どもの頃は、父の運転する車の後部座席で、何も考えず母の膝に頭を乗せてぐっすり眠っていたものだけれど、
今は恋人の口にせっせとカムカムレモンを運び、水を飲ませるのが私の仕事だからそうもいかない

子どもの頃と変わったことといえば、車内で流れていた音楽は、平井堅や浜田省吾から、スピッツとジュディマリになったことかも

自分の聴きたい音楽を自分で選んでかけられる 大人だから

カラッと晴れた朝にスピッツはよく似合うし、まだ明るい時間から夕方にかけてはジュディマリが聴きたくなる
恋人の車に乗った時くらいしか、ノンブラリは聞かないのだけれど、そういう音楽があってもいいよね
しかも絶対に夜の高速でしか流してこない なんとなくわかる

そんな楽しいドライブが終わって、初めて早朝にノンブラリを聴いた 
少し変な気持ちになった でも気分は良かった


こうして好みとは伝染していくのだな





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