入院体験記(長いけど概略)

注意:痔の手術体験記です。見たくない方はここで引き返してください。表現は選びますが医学用語はぼかしません。
なお、今回ネットを調べて思ったのですが、痔の手術に関しては病院や先生によって言っていることがかなり違いますので、必ず主治医の指示に従ってください。病状は人それぞれなので。

退院してすぐ三連休に入ったので、覚えているうちに書いておきます。入院5日の予定が7日になったので、長いです。

入院の理由:痔核がひどくなったため根治を目指す

去年の秋、膣炎と尿道炎になりました。当時は休職中でストレスは少なかったのですが、季節の変わり目なのでさまざまな体調不良が吹き出し、その中で初めてだったのがこの2つ。原因は細菌感染。でもその細菌はどこ由来でなぜ繁殖?もしかしたら脱出した痔核のせいだったかも…と今では思います。

今年の夏、肛門辺りがかゆく、肛門外科を訪ねたところ、これは切るしかない、と言われました。常に脱肛状態でしたから…ウォシュレットがないと生活不可能でした。今は日帰り手術が流行っていると聞いたので、恐る恐る、「…あの…日帰りとかで?」と聞いてみたら「これじゃ無理だね、5日は入院」との返答。迷っていると手術は冬になりそうだったので、即決しました。

手術前検査では貧血気味だけが少し引っかかったものの、この程度なら問題ないだろうと。コロナ大流行の中でしたが、3回ワクチン接種してあり、生活にかなり制限をかけて何事もなく入院日まで来ました。手術を決めて2ヶ月で入院。

入院初日(入院0日目):水曜日
入院が午後3時だったので午前中は勤務できると思っていたら、前日から下剤を飲むように言われ、朝から休むことに。お腹がずっとゴロゴロで休んで正解。入院後に直腸が空っぽになっていることを大腸カメラで確認。問題なし。その日は夕ご飯を普通に食べて就寝。
手術当日(入院1日目):木曜日
朝から絶食。事前に手術着に着替えて点滴をはじめ、10時過ぎに手術室へ。腰椎麻酔をされ、うつ伏せ(ジャックナイフなんとか)で手術。右腕に血圧計、左手指先にパルスオキシメーター。手術室に入ってから40分で終了。私の痔核は4つ半(小さな破片がひとつあった)。先生が見せてくれたけどメガネなしであまり鮮明に見えなかったです😅
ベッドで病室に戻され、7時間の安静を命じられます。お手洗いにも起きられない。どうしてもダメなら尿道カテーテルを入れられるみたい…お腹をカイロで温めつつ、Twitterして過ごしました。足が動くようになるまで数時間かかるのでその間寝返りも出来ずつらかったです。水分は数時間後から少しは取れるものの、お手洗いにいけないので口に含む程度。夕ご飯も横向きで寝たままパンとコーンスープ。
動けるようになったのは術後7時間後。初めてのお手洗い、なかなか尿がでない💦前屈みになってお腹を圧迫したら出て、傷にも当たらず、うまくいきました。術後にはかされた紙パンツは汚れてはいたけれど、思ったより血だらけでもなかったです。それでも股まで消毒液と血がついていたので紙パンツは交換しました。同時にパジャマに着替えました。
麻酔が切れて夕方から強く痛みだし、痛み止めの座薬を入れてもらいました。その時に強い痛み止めを頓服をもらいましたが、私は普段飲んでいる眠剤のおかげなのか、朝まで眠ってしまいました。
術後1日目(入院2日目):金曜日
朝、紙パンツが結構汚れていて交換。この日は午前中点滴、あとはひたすらゴロゴロしつつお手洗いに通ってガーゼを交換してました。月経みたいなものです。紙パンツにしておいた方が汚れても捨てるだけでいいので安心。ガーゼは毎回変えたけど、私の場合紙パンツはこの日以外は普通のパンツと同じく1日1枚で大丈夫でした。
食事は普通に出るので、全て完食。服薬を開始。排便はなし。夜中、斜向かいさんがお向かいさんに暴言を吐くという事件がありました。
術後2日目(入院3日目):土曜日
事件のせいでやや寝不足。お向かいの人はショックを受けてしまい、看護師さんに嘆き、私は興味深い出来事としてデイの先輩にメールして平常心を保ちました。午前中抗菌剤の注射。
排便の気配はなく、調べても直腸まで来ていないので、夜から軟便剤を飲むことに。
術後3日目(入院4日目):日曜日
感動するような排便があり、初の坐浴。やっと体を少し洗えてさらにスッキリ。午前中抗菌剤の注射。この日のみ先生が休みなので診察なし。
髪の毛がベッタリになってしまったので、髪を洗いたいと看護師さんに訴えたら、短時間、お湯で洗うのみならいいですよ、としぶしぶな返事。日曜日で何かあったらマズいと思ってるな、と思い、少しだけ湯シャンをしました。平和な1日で入院生活に飽きてきた感じ。軟便剤を1錠増やして様子を見る、というところで1日が終わりました。
術後4日目(入院5日目):月曜日
いつもどおり排便がありすっきり。この日から抗菌剤も服薬に切り替え。
髪を洗いたいと訴えたおかげか、午前中1番にシャワーをさせてもらえました。
想定ではこの日までに退院できると思っていたので、足りないものが出てきてものを調達。注文すると病院の玄関に届けてくれるシステム。便利。
診察では先生から退院の話もなく、もう1日同じ軟便剤の量で様子見、と看護師さんに言われた時点で明日も退院はなさそうだな、と勘づきました。
明日も午前中は手術だし…午後3時、お隣にひとり入院してきて少し退屈ではなくなりました。
術後5日目(入院6日目):火曜日
お隣さんの手術日。この日も普通に排便があり、これは明日退院できるかな…と予感がしました。お隣さんが手術日の様子を聞いてきて、事件以外はお話しました。
午後、診察で「退院する?」と先生が仰ったので、退院が決まりました。入院が1日延びたので、上司に連絡して休みも1日延ばしてもらいました。
術後6日目(入院最終日):水曜日
朝もいつものように排便があり、坐浴にも慣れました。先生の入院最後の診察でも問題はなく、「お風呂に入れてよかったね」と言われ、退院となりました。

今日は退院して3日目。細かいことまた記録します。

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