恥ずかしいでは済まされない〜痔で入院しました①〜

もう術後のことを書いてしまったのですが、相方さんとのメールのやり取り(私が送信した内容がメイン)で痔の手術(正確には「直腸粘膜脱形成手術、痔核手術(脱肛を含む)」)のことをまとめておこうと思いまして…

まず、入院まで。

肛門科受診

思い出したことがあります。子どもの頃、とにかく残便感が嫌でトイレにこもりがちでした。完璧主義の人、注意ですね。肛門からなんか出ている、という症状はずっと前からです。
そして一昨年の11月、人生初くらいの便秘をして苦しんだ時、浣腸をして何時間も息みました。この時からいろいろが悪化した感じです。
去年の11月に膣炎と尿道炎になったのも、粘液の影響だったかもしれません。ただ、私はそれほど胃腸に問題を抱えたことがなく、痛みも出血もほとんどなかった(直腸粘膜脱は痛くないことが多いらしい)ので、受診した時はすでに手術しか治療法はありませんでした。

初診日(真夏)&術前検査①

“”はメールの内容。相方さんとは「。」をつけないのがルールです。
“いぼ痔…
取れっていわれたよん
さて、どうするか

入院1日?と聞いたら3、4日はしないと、と言われたー
夏休みにどう?とか言われたー
(採血されて混乱)
説明これから聞く

手術日仮押さえしました
上司と相談ですが、仕事が落ち着く頃なので問題ないと思う
去年やっとけばよかったね
失敗”

去年休職している間に受診しても結果は同じだったと思うんですが…去年はほとんど症状がありませんでした。今年の夏に便が細くなったことが心配で受診したんです。大腸がんだと大惨事ですから。

“ネットである健康な30代女性の手術記録を見たら
デスクワーク復帰は10日前後で問題ないけど
傷が完全に治るまでには1ヶ月
遠出ができるようになったのは3ヶ月後

まあそのくらい見ておくべきだろう
暑い
眠い
尻痛い

(Siriに尻痛いって言ったらなんて返ってくるかな、という相方さんの提案に答えて)早速やってみたらお尻が痛い時というサイトをいくつか紹介してくれました

術前検査②

“血液検査異常なしでしたが
鉄分が少し足りないみたいです
ホジホジされたです

薬局で一番人気の円座クッションを買いました

とにかく痔主はいっぱいいるから専門医ほしい
需要もあるのにね

外科医としては下に見られるってことか
お尻大事なのに

消化器内科は多いよね”

肛門科の専門医は少ないです。私はたまたま車で5分のところにあったのですが、この辺りだとその診療所だけ。ネットで検索してみるといろいろ配慮するから心配するな、とアピールする診療所が多い中、ここの先生はある意味遠慮がないです(腕は確か)。それは相方さんから聞いていて心の準備は出来ていたはずですが…婦人科の内診より緊張しました。
かかりつけ医の専門が消化器内科なんですけど、今回は相談しなかったな。以前別件で相談したら外科系はわからんみたいなこと言われたから。でも今回は相談してもよかったかもしれないですね。消化器系つながり。コロナ禍になってからかかりつけ医も顔を一瞬合わせて薬だけということがほとんどなので相談しにくい。

“最近痔核が肛門から出っ放し
もう切るしかないと言われるのも無理ない
おなら出すのも大変です

手術に備えて鉄分ふやさないと
心療内科の先生に痔の手術に失敗はないよって言われたけど本当か?”

再発もあるとは聞いた、というか調べました。それにしてもなぜ心療内科の先生はこう言ったのか…ウケでも狙ったのかな(笑)
心療内科主治医にはもう3年以上お世話になっていて、頼りにしています。

1週間前検査

“手術終わったらうなぎか焼肉食べたい
【悲報】人生初のおむつ購入
入院日、午前は仕事するつもりだったが
無理っぽい
車置いとけないからタクシーで行く

ご飯は不味くはないみたいだよ”

入院の持ち物に紙パンツがあって、初のおむつ購入となりました。でも、これは中で排泄するためではなく、術後の出血などでパジャマやベッドを汚さないためでした。十字帯のところもあるみたいですね。紙パンツは使い捨てできるので楽でした。
食事はおいしくて私は毎食完食でした。

“今日知ったけど、隣の薬局が総合病院の売店的な役割をしていて
入院中に足りない医療品があったときは
電話すると届けて売ってくれる
まず入院準備品をそろえてくれるの助かった
おむつとか
でも総合病院だと買わなくても良いのかもしれない”

入院したのが有床診療所だったので、売店はなかったです。だから隣の薬局がその役割を果たしてくれて、しかも手術や術後に必要なものは全部そろえてくれてとても助かりました。紙パンツ足りなくなって電話したら診療所の入口まで持ってきて売ってくれました。
総合病院に入院でも入院用品は自分で買いそろえるものらしいですね(そりゃそうだ)。私は総合病院入院は未経験。

“今回必要なものの中に脱脂綿とガーゼで作る生理用ナプキンみたいなやつ
60個とか書いてあってさ
なんだこれーと思ったら薬局に山ほどストックしてあって
あそこの薬局のお姉さんがコツコツ作って売ってる
生理用ナプキンで代用できそうだけどね
先生のこだわりかもしれない

今日手術前検査で来てる女性2人いたから
多分同室”

このうちのひとりが大変なことになるのは後日…
退院後仕事に行く時は生理用ナプキンも使いましたけど、入院〜退院後数日まではこのナプキンみたいなのを当てていました。

“今日は横向きでSiri見られて
肛門が外に出たまま戻らないの?って聞かれた
今日は出てたみたいだ
出てない時もあるよ

火曜日の夜から水曜日の朝が地獄だ
仕事、水曜午前も休みにしないと厳しい感じ
この時間に水500mlも飲んだら眠れない”

肛門のことをSiri穴と呼ぶようになったのはこの辺りからか。そしてこの時に脱肛と直腸粘膜脱に先生は気がついたな。水の話は下剤飲む時の話ですね。

“Siriが~痛い~
筋力落ちてるから
退院したら少し動いた方がいいかな
復帰して半年
ちょっとお疲れモードです

痔は別の病気だから新たに療養休暇取れる
迷ったんだけど
やるとなると人事担当課まで巻き込むから
とってもめんどくさい
明らかに2週間入院とかならやるけど
手間とお金がかかるのでね”

私は療養休暇ではなく有給休暇で入院しました。療養休暇で連続して5日以上休む時は診断書を提出しなければいけないので。メンタル疾患で休暇、休職の時にそのやりとりに疲れてしまったんです。入院が延びて7日有給休暇を消費。有給休暇は去年の分が持ち越されていたので問題なかったです。療養休暇だと土日も入るので9日休むことになり、確実に診断書が必要になってたな。痔の手術ということを内緒にしたくて、という人もいるでしょうね…

入院前日〜当日

“下剤飲み出すまであと1時間…
お風呂入ります

下剤飲み出した
甘くて気持ちわる

明日の夜も飲むんだろうな…

厳しいなあ
前回より今回のが個室で入院したかった”

私の入院では、手術の前日は下剤を飲みませんでした。飲むところもあると思いますが、その後排便があったのは手術から2日目の朝。手術当日は水分を口から入れないからかな?前日の夜は普通にご飯を食べましたが…消化されて大腸まで到達するのって時間がかかるんですね。個室は今回は無理でした。8日分差額ベッド代はちょっと…最初から個室は空いていないと聞いていたし、大部屋で十分でした。

“安定剤飲んでるって伝えたらどこ通ってるの?って看護師さんに聞かれたんだが
精神科単科病院だとヤバいのかな”

これは番外編。看護師さんに服薬について聞き取りされた時のこと。お薬手帳見せるのは当然ですが、メンタル疾患のことを聞かれるとちょっと不安になるんです。でも問題はなかったな。あと、承諾書関連はいろいろありましたが、つらいので書きません。今回はそれほど苦労しませんでした。

つづく

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