【Mリーグ0207】鳴き読み

記事の目的

堀さんの振り返り配信を見ていたら、下家に3フーロが入り、残りの手牌4枚わかるかも…?という局面を見かけた。
100%の確信がないので、noteにしてみる

ちなみにこの 「堀慎吾の『好きに言わせろ!』」シリーズは
堀さんが今までにない麻雀の引き出しに気づかせてくれるので、セオリーをひととおり学習したよ!という麻雀打ちにはめちゃくちゃお勧めの配信です

仕掛けの詳細

①西ポン打3s
②白ポン打北
③8mチー打9s

推理ポイントの整理

考察の前に、手がかりになりそうな点を箇条書きにした

  • 3s後の手出し9p

  • 3s後の手出し2m 

  • さらにその後、字牌連打

  • 3フーロ目:579mから5mを先に切って、8mチー打9s

  • 7sと8sは3枚ずつ見えている

  • マンズホンイツを狙っていた様子がない

  • 対子持ちの雀頭候補が見当たらない?

それでは考察を進める

579mから5mを先に切って、8mチー打9s

リャンカンの6m受けを減らして9sを抱えていたことから、下家はソウズ上を所持していることがわかる。
これ以降、ソウズ上をもっている前提で残りの手牌について考えてみる

3s→9p、2m、字牌 となった理由は?

牌効率で考えれば、通常とは異なる切り順となっている。
考えうるのは
①関連牌を持っている
②打点(手役)ねらい
③安全度の高い牌を残した
あたりか

打9pに関して

打9p後の字牌連打、愚形残りの手牌 があり、十分なターツがない状態で「③安全度」を重視したとは考えづらい。
また「①関連牌所持」に関しても、下家の789三色やチャンタがみえる手牌から7p対子固定はなさそう。
あるとしたら789pだが、7p2枚:8p3枚:9p2枚が見えているため、可能性としては薄め。
消去法的に②の打点ねらいが濃厚で、考えうるのはチャンタ狙いの9p残し。

打2mに関して

残りの手牌にマンズ、字牌はなさそうだ。
マンズがあるならホンイツをみているはずで、少なくとも2mは字牌より遅くなるはず。

チャンタねらいだと、対子の雀頭候補がない?

いままでの考察から下家がチャンタねらい前提で考えると、
実は下家の対子持ちの雀頭候補がない

  • 1m、9m、字牌→マンズホンイツを見ていないことから否定

  • 1p→ポンされていない

  • 9p→下家が切っている

  • 1s→3s早すぎ

  • 9s→暗刻からの打9sのみ、唯一ありうる

となると9s雀頭でなければ、
はチャンタ順子(123、789)での単騎待ちということになる

チャンタ系の雀頭でないと仮定すると…

  • マンズをもっている可能性がほぼない

  • 赤5pを切っているため、ピンズの雀頭ケースも考えづらい

  • 3s後の、9p・2m・北・東 が残りの手牌と矛盾するケースが多い

となるため、チャンタ系であるにしろ、ないにしろ、
対子持ちの雀頭候補がみあたらず、単騎待ち濃厚である。

つまり…

  • ドラ8sで最終手出しが9s

  • チャンタ狙いであったこと

  • 自分から見えている、ピンズ上およびソウズ上の枚数

から

123p8s

である可能性がかなり高いんじゃないだろうか

その他候補

12p99s

13p99s  赤5p切り、カン2pスルーが変
23p99s  4pが通っているため除外

789p中、789p8s である可能性も0ではないかもしれないが、
その場合
3s、9p、2m、赤5p、字牌 の手順に違和感が残るため、ちょっと考えづらいかなという印象を受ける

実際の牌姿


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