言いたいことがあるんだよ

書くことがない。仕事の話でもするかと考えたが、GWも終わり比較的穏やかな業務で特筆することがない。一応、書店員なのでnote的にはおもしろい話があるかもとも考えたが。業務に関する話は1度書くと際限なく書いてしまいそうで気が引ける。結局、なにが好きでなにを嫌悪し、現実なのか空想なのかも自分でもよくわからないあべこべなことを書くしかない。

文章を書く意味を探し続けている。いまのところ書き続ける理由トップに踊り出ている理由は正気を保つためである。文字に、文章に出力しているあいだは感覚や身の回りのもの・事が研ぎ澄まされる。鋭利で静かで、吐く息さえも面ではなく点で感じとれる。身が引き締まるということではない。しかし、極めてそれに近い状態になる。受容体が必要なものを必要な分だけ取り入れるように変化している。
私にとって狂気とは大小さまざまな音が頭を叩き、視界に映るすべてが乱雑にまぶたの代わりをする。押し寄せる大波に身体をさらわれ、飛沫に鞭打たれる。
私が映画やアニメ、音楽を愛好しているのは言葉通り狂気が鳴りを潜めるからである。

私が正気に戻り、静穏な日々を送れるようになるということは筆を折るということだがその日が来るのかはわからない。もしそうなったとしても、人は衝動的に狂うのでこうやって無為に穴を掘って埋めることをするでしょう。
そう考えると世の中にいる狂人と呼ばわれる方たちはなにかを伝え残すため正気を保つために足掻いて、その過程で狂っているのかもしれない。測りきれない怒りや悲しみや喜びを正確に伝える術を忘れて正気に戻るって矛盾してる。

寿命が伸びます