のあ先輩はともだち。なのか?

もはや記事投稿に間があることが常になってしまった。こんなんじゃいけない、もっと真面目にやりなさい。
この数行で目標の執筆文字数を稼いでるぐらいなんだからあまりにもやる気がない。

恋愛系とか結構読むんですか! みたいなことを意外性と共に指摘されたのですが、恋愛・ロマンスは混沌とした世から続く不動のジャンル、キングオブキングです。本人に強い興味がなくとも、胸焼けするようなフレーズと目下を痺れさせる光景は世に溢れまくっている。スーパーに行ったら野菜売り場がお店の顔と言わんばかりにドカンとありますが恋愛はあれです。私としては惣菜売り場という具合ですが。

『のあ先輩はともだち。』はもはや定番ジャンルと化した「先輩後輩もの」の懐かしさを呼び起こすテイストがある。

正直目新しさはまったくないのだが、だからこそ安心感がある。小うるさく独りよがりな正直面倒な人、そこそこ平凡でなんなら面白みがあまりない無味無臭な人とが織りなす「友達関係」。pixivや新都社のランキングで読んだような隣の芝生が青く見えるような関係性。この都合の良すぎる状態はインターネットで漫画を読み漁っていた民には心地よすぎる安心感がある。こういうのでいいんだよ、こういうので。
恋愛系の話をしてからなので恋愛系だと思いきや(まだ)青年コメディの域は出ない。この手の漫画は当事者たちがそう思うよりも外部の人間(読者や登場するキャラクター)が「彼らは恋愛状態にある」と認知して、そこから伝搬によって当事者たちが現状を認識するというものだ。もちろん、そうはならずにこれからも同じ関係を続けていく現状継続に着地する作品もある。

のあ先輩はともだち。が今後どうなるのかはわからないが最新作で急激に仄めかされたのあ先輩と後輩理人くんの近すぎる友達関係が次なるステップに進んでいくのか、いまに留まるのか「先輩後輩もの」の命題に当たる日はそう遠くないでしょう。

寿命が伸びます