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Wow Maoの冒険 ④バンコク: 大好きなパッタイ、味の決め手は?

上海につづいて、タイのバンコクでも、娘のマオとクッキング教室に参加しました。

ガス台を一人一台使えるキッチンで、炎の料理人と化したマオ。

教室探しと予約は、上海と同じくAirbnbを活用。宿泊先の近くで評判のいいクラスを発見したので申し込みました。

Mr. BIGことRattanaponさんのタイ料理教室

レストランの元シェフで、料理研究家のケンタロウさんに激似なMr.BIGが、約3時間のクラスで教えてくれたのは、タイの定番料理3品。

タイの東北地域の郷土料理だという「ラープ」。ひき肉をハーブ類と炒めてナンプラーで味付け。最後に振り入れるカオクア(玄米を粉末状にしたもの)の食感がプチプチしてて美味しい。

いわゆる「グリーンカレー」。緑の色味は、青唐辛子やクミンシード、レモングラスなどの生ハーブをペースト状にしたものでできています。野菜には緑色の小茄子を使うのが定番。暑い国タイでは紫で長い茄子とも異なる、この緑の「茄子」が主流だそうです。

日本では出汁をかつお節や昆布でとりますが、タイ料理では、魚を発酵させて作る調味料のナンプラーがベース。

その独特な風味を爽やかにするのが、レモングラスやパクチーなどのハーブ類、そして一絞りのマナオ(タイのライム)だとMr. BIGは解説してくれました。

パッタイ大好き!

そして私たちが最も楽しみにしていたのが、タイ風焼きそば「パッタイ」です。

〜マオの日記より〜
Mr. BIGに さまざまなレシピを おしえてもらった。たくさん ならったけど、ほとんどが からい りょうりで、ちょっと こまった。ひとつだけ からくないのが パッタイ。おかあさんも わたしも パッタイが いちばんの おきにいりに なりました。

マオの日記にもあるとおり、タイ料理では暑い気候のなかでも腐るのを防いだり、食欲を増進したりする効果のある、ハーブや香辛料がふんだんに使われます。

特に香辛料は日本では作られないものも多く、食べ慣れなかったり、辛味も強かったりで、娘にとってはハードルが高かった模様。

いちおうMr. BIGは、子どもにも食べられるようにと、辛味少なめのグリーンカレーになるように調節して教えてくれたのですが、そうすると結局ココナッツスープになってしまったり…。

せっかく作っても、試食で「辛い〜!」となって、残りはMr.BIGと私で食べたりしました。

そこでいくと、最後に習ったパッタイは辛さゼロ。子どもでも美味しく食べられる一品に仕上がりました。

<パッタイの材料>

干しターメリックの戻し汁
大根の漬物
干しエビ
ライスヌードル
ニラ
もやし
タイの豆腐
紫の小玉ねぎ
ナンプラー、砂糖、塩

あの独特の赤っぽい色味と甘酸っぱさが、「ターメリック×ナンプラー×干しエビ」に由来するものだったとは、自分で作ってみるまで知らなかった!

そして、ちゃんと習ってみると、茄子など、その土地で生産できる作物の違いを知ることができたり、気候によって好まれる味があることに気付けたりと、面白い発見がありました。

ひとくち食べて「おいしーい!」となってるマオ。

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