Wow Maoの冒険⑧ イスタンブールとアテネの悲劇
東京を出発し、上海からバンコク、そしてカトマンズを旅したのち、4つめの滞在国はトルコへ。
マオ、マーライオンになる
と、、ここでハプニング発生。イスタンブール空港に到着するなり、マオが「気持ちが悪い」と言い出すやいなや、前触れもなく突然リバース🌈
なんか熱っぽいぞ、これは乗り物酔いか? それとももっと深刻なものなのか…?
入国審査の列を離れて休憩。このとき「おだいじに!」と大量のティッシュペーパー持ってきてくれたヒッピー風のお兄さんがいて、そのさりげなさに感動した。いつか誰か困ってたら私もさりげなさを発揮したい。
だだっぴろい空港をマオを背負って通り抜け、タクシーを拾い、モスクの立ち並ぶエリアにある宿に直行。
そのまま娘は48時間ちかく眠り続けましたが、幸いなことに特にほかの症状もなく元気を取り戻しました。
思えばいずれの滞在地でもスケジュールを詰め気味だったし、移動時には重いリュックを娘にも背負わせていたし、食べ慣れない香辛料を使った料理もどんどんチャレンジさせていたし。つまり、体が頑丈なのをいいことにだいぶ無理をさせてしまっていたなあと反省。
結局トルコではすべてのアクティビティをキャンセルし、ひたすら静養。
どんなに風光明媚であろうと、食事がおいしかろうと、体が健康でなかったら旅を満喫できないのだと、ごく当たり前のことを痛感させられたイスタンブールでした。
〜マオの日記より〜
イスタンブールの さいごのひに、アヤソフィアという おてらにいった。おかあさんは キレイだとよろこんでいたけど、わたしはあまり たのしめなかった。
私、宿選びをミスる
イスタンブールの次は、飛行機に乗ってギリシャのアテネに移動。
天気予報をみて「どうやら暑いようだ」と気づき、Airbnbで
・冷暖房つき
・洗濯機/乾燥機あり
の条件を満たす宿泊先を探したら、博物館や大学の立ち並ぶアカデミックそうなエリアで瀟洒なマンションを発見。しかも値段がアテネ全域の相場の1/4ぐらいの価格。これは泊まるしかない!
アテネ空港の到着が夜22時すぎだったにもかかわらず、ホストとの連絡もスムーズで、部屋の前で鍵を持って出迎えてもらいました。その上、翌朝のコーヒーやジュース、パンまで用意しておいてくれて、いたれりつくせりで非常にありがたかったです。
翌朝、「さあ久しぶりの観光を楽しむぞ!」と元気よく外に出てみると。
街全体に施された落書きに張り紙、人気のないシャッター街でときおり見かける人影は、そのままゾンビ映画に出演できそうな足元おぼつかない方々だった。
(今さらだけど)慌ててGoogle先生に、治安について尋ねてみると、先生は外務省の「危険スポット情報(2019年5月)」なるページを出してきてくれた。
アテネ国立考古学博物館直近の工科大学(ポリテクニオン)を中心としたエクサルヒア周辺では、警察が違法薬物や不法滞在者等に対する取り締まりなどを実施していますが、これに対して、過激派が火炎瓶で警察を攻撃するなど、治安悪化が進んでいます。
夜間は特に、同所付近へは立ち寄らないようにしてください。
ということで、外務省のアドバイスに従い、日が傾いてきたら宿に直帰し、ときどき窓ガラスを震わせる叫び声や破壊音には耳をふさぎ、ひたすら洗濯乾燥機と早寝早起きを満喫できたアテネでした。
へし折られた街路樹。夜中にバキバキと音がしたと思ったら、これだったのね。
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