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どうしてもみたい世界がある

今日どうしても、その想いを無いことにはできなかったことがあって。


前からなんとなく気になっていた人、その人は恐れながらも踊りや歌で、この世界で自分を表現すると決めて腹を括り、本気で生きている人だった。その人が書いていたnotoを以前から読んでいた。いつもはそのまま、それだけで読み終わるのに。。。

だが、今日はいつもと違った。

踊りに関して書いていた記事を読んでいたんだけど、読み終わった後、なぜだか身体がムズムズ、ソワソワしてきて、
ぐわーーーって腹の底から何かが出たがっているのを感じてさ。

もう、いてもたってもいられなくて、アフリカの音楽かけて、私は身体を動かし踊った。音を感じながら、身体がそうしたいように任せて踊った。大きな声も出した。

心臓が強く打つ音、息が切れる、身体中に血が巡り汗が出る。
気持ちよかった、ただただ好きなように踊ることが楽しかった。

そして、思ってしまった。

大きな存在で、自分には到底及ばない憧れの存在の人。スマホの画面を通して見ていれば、それでいいと思っていた人、、
この人にお会いして、一緒に踊って叫びたいってことを。想像しただけで、ゾクゾクする。どんな世界が見えるんだろうって。

自分でもありえないような願いが出てきてしまった。

そしてすぐに、聴こえてくる、もう一人の私の声。

おいおい、腹を括って、本気で生きている人と比べたら、あんたは足元にも及ばないくせに何言っているんだ。
今だけの気持ちじゃないの?
冷静になれって。
やめておいた方が、いいよ。。。

って。

そして気づいた。ずっとずっと胸につっかえていたもの。
目まぐるしく気が変わりやすくて、次の日になったら違う方向に気持ちがいってしまう自分が嫌だった。どれがほんとの気持ちなのかわからなくなる。ものすごく惹かれるものに出会っても、また気が変わるんじゃないかって、自分を信じられなかった。自分が自分に怯えていた。

連絡しようかやめようかと、何度も何度も問答していたけど、

もう頭のノイズうるせーーっっ!!って。

最初に湧き上がった純粋な、やりたいって思いを信じさせてくれーーーって。

こわいけどやっぱり自分の想いを伝えたいって決めて、ぐちゃぐちゃのまま、メールした。

私は先日あった、遺書企画のイベントに参加して思った。

死ぬ時に後悔すること(いろいろあるけど)、

それは手のひらに可能性が1ミリでも残っているのに、怖さや見栄や、周りの反応を気にして、結局何にもやらないことなんじゃないか。自分から引き下がり、道を断ち切ることなんじゃないか、って。

いつか必ず死ぬんだって死を意識したら、
怯えてる時間なんてちっぽけに思えて、もう行くしかないって決めた。死の存在は計り知れない。終わりがあるって思えれば、生の輪郭がはっきりして力が湧いてくる、純度が高くなる、自分を安心させてくれる。

自身がなくたっていい。不完全なままで、未完成なままで、それでも見たい世界に手を伸ばす。何ものでもない、身一つの私で飛び出していこう。

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