わかりやすさのため

わかりやすさのためのものがいろいろある。
理解し合うために、使っている手段、ツール。

まずは言葉。
言葉は共通の記号を作って、互いを理解する。何かをするため、共同で作り上げるためにに便利。
自分の気持ちや伝えたいことを身振り手振りで伝えるのは、詳細は難しい。
共感し合うための手段。

それからお金。
それぞれが持っているものを交換するために便利な手段。
ぶつぶつ効果で満足できるならいいけど、取り敢えず、お互いに納得する価値で交換するための手段。
同意事項。

言葉ならこのことは、こういう言葉にしようと。
ここにある色のついた可愛いものは、花としよう。
それから、私の作ったキャベツは、米何キロになるだろうか？それをわかりやすく、誰とでも交換できるように、お金で表した。

他にも共通の価値として同意したことがいろいろある。
ものの単位、長さや重さ。数学の式、ものの分類方法。
私たちの生活のありとあらゆるものが、この生活を成り立たせるために
共通の同意を経て、存在している。概念が作られる。

それらは自然に作られたものではなく、人間が作ったものだ。

そう思うと私のこの世界という認識の枠が少しゆらゆらと動くような気がする。