見出し画像

のの花だより 1月号

1月は、とにかく「寒の水」が大事

はじめまして。のの花クラブ主催の宮田佳奈です。この「のの花だより」では、溌剌とした「整体生活」のために、暮らしの中で使えるお手当て方法や、季節に応じた過ごし方をお伝えしていきます。どうぞよろしくお願いいたします。

早速ですが、1月に何よりも大切なのは、とにもかくにも冷たい水をこまめに飲むこと。白湯や湯冷まし、お茶、コーヒーはダメですよ。必ず、常温(外気温と同じ5度以下)の、汲んだままのお水に限ります。

整体では、このお水の飲み方にちょっとしたコツがあります。それは「身体に浸透するように飲む」ということ。ガブガブ飲んだ水は、そのまま体を素通りして全部排出されてしまいます。だから、体の内に「吸収したい欲求」を高まらせてから飲むのです。

まずは、少量の冷たい水を口に含んでから、それを口内でコロコロ転がすようにしばらく保ちます。ぬるくなってきたら吐き出して、また次の一口を口に含み、しばらく口の中で転がしてから、ようやく飲み込みます。こうやって少しじらしてやることで、体には水が欲しいという欲求が湧き起り、吸収力が格段に高まります。

おすすめは冷たい水を入れたペットボトルをお風呂に持っていって、チビチビ飲むことです。

お茶やコーヒーは利尿作用が強いので、体内の水分をどんどん排出してしまい逆効果ですし、白湯や湯冷ましのような「死んだ水」も、風邪ひき時のデトックスには良いですが、体に浸透はしないので常飲すべきではありません。


昔の人は「寒(かん)の水」といって、水が最も綺麗な小寒、大寒の時期に水を飲むことを大切にしていたようです。お正月の若水汲みや、お水取りなどの行事にも、その名残を見ることができますね。

一年で最も空気が乾燥するこの時期に、しっかりと水分を吸収できるか否かで、一年の健康が決まるといっても過言ではないくらい重要なことなのです。

ちなみに10月から12月くらいの間は、塩気のある温かい汁もので水分を吸収するのが体に適います。

春先に毎年不調を感じるという人は、実は冬の間に体がカラカラに乾いてしまって、弾力を失っているのかも。干物を想像していただくと分かるように、体は、乾くとねじれます。

ねじれは泌尿器系統の不調を引き起こしますので、おしっこが近い方は体の保水力が弱まっている可能性があります。その場合は水を控えるのではなく、先に書いた吸水力を高める飲み方で、一日中こまめに、浸透させるように水を飲むことを心がけてください。

ほかにも、肌や唇のガサガサ、髪のパサつき、目のかゆみや鼻水なども渇きのサインです。これらの症状がある方も、冷たい水のチビチビ飲みでみずみずしい体に変われます。

宍粟市には、おいしい湧水がたくさんありますので、ぜひ「生きた水」を飲んで弾力のある体で冬を健やかに乗り切りましょう。

元素周期表から消された「エーテル」


みなさんは「元素周期表」というものを覚えていらっしゃいますか?1番目のグループには水素とヘリウム、2番目のグループにはリチウムや窒素、酸素など、3番目のグループにはナトリウムやアルミニウム、ケイ素など…という風に、左上から原子番号の順に並べられ、さらに性質の似た元素が縦に並ぶように(似た性質の元素が一定の周期で登場するということ)配置されているものです。

この元素周期表は19世紀後半、ロシアの科学者メンデレーエフが夢の中で発見し、目覚めてから夢で見たままを書き写したものが基になっていると言われています。

しかし、メンデレーエフの作成した周期表には、1番の水素のグループの前に“0番”のグループが存在しました。そこにはすべての元素を分類・生成するための主要元素としての「エーテル」が「ニュートニウム」という名前で置かれていました。

メンデレーエフの死後、このエーテルは何故か科学界によって周期表から削除されました。存在のすべての源が、私たちの目に触れぬように消されたのです。シュタイナーが「唯物論とは物質について何も理解していない者の論理だ」と述べている、まさにその通りの状況です。

私はこのエーテルを東洋で言うところの「氣」「プラーナ」に近いものだと捉えています。

整体というのは「氣」の世界です。私も、あなたも、動物も草花も、すべて氣の凝集した現れですから、元はひとつなのです。


だから、どんなに離れていても愉氣は瞬時に届くし、同じ空間にいる人の氣分は言葉を発しなくても何となく伝わってまた伝染もします。

私たちは唯物論的に捉えられるような固く閉ざされた単純な固体の存在ではありません。


うちでは、夫がお供え物によくカットフルーツを買っては、一日お供えした後に持って帰ってきます。それを子どもたちが「食べてもいい?」と聞くのですが、私は遠くから見ても何だか嫌な「氣」を感じるのです。

だから「氣で感じてください」と答えると、娘はどうしていいか分からなくて私のところに持ってくる。そして開けてみると、やっぱりカビが生えていたり、腐りかけていたりするわけです。

パックを開ける前には、カビや腐った部分が見えるわけではないし、匂いも分からないけれど、それは確かに嫌な氣を放っていて、私たちは五感より先にそういうものを感じています。野菜も、料理も、植物も、建物も、空間も、すべてそれぞれの氣を放っています。

損得勘定などの思考よりも、氣で感じる直感に従った方が間違いがなく、危険な人や場所を避けることが出来ます。

私たち人間ももちろん氣でできており、氣の流れの中に生きていますが、時計とお金に支配されている現代のような生活では、あちこちに氣の詰まり、滞りが生じます。体にできれば様々な病氣となり、心にできれば生きづらさを感じます。

そのような滞りは、愉氣で流れをよくすることもできますが、最も良いのは、なるべく滞りを生じさせないようスラスラ生きること。氣の流れに抗わず、やりたいことをサッとやって、やりたくないことをスパッとやめ、偽りやわだかまりなく素直に生きることです。

整体はそのように溌剌と生きるための技であり、また、それができる整った体を整体と言います。

のの花クラブでは、今年4月より、氣を感じ、氣のままに過ごす子どものための時間「自由学校 野の花」と、日常生活や子育ての中で使える整体の知恵を分かち合う「セルフケアお茶会」を開催します。併せて、和歌山で提供していた、1対1で体を整える「あたまのお手当て」も受けていただけるようになりますので、ぜひお試しください。


↓↓↓印刷用はこちら↓↓↓

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?