5～7月の観劇日記-劇団た組、シベリア少女鉄道、メトロンズ

めちゃくちゃに時間が空いた。
前回の更新でさえ「5月」の感想を「6月」にあげている。
月に一度の更新さえも怠ってしまうわたしになにができるのか。
もうすでに感想もうろ覚えなのではないかと自分自身を疑いながら、時間が経てばたつほど忘れてしまうので書かないよりはいいだろうと思っています。
今回は5月末から7月までに見た3本の舞台について覚えている限りのことを書き記します。

1.「綿子はもつれる」劇団た組

5月21日18時公演、東京芸術劇場にて。

劇団た組は数年前に一度だけ見たことがある劇団。
そのときに思わず泣いてしまい、買うつもりのなかったパンフレットを胸に抱きしめながら帰った記憶があり、また見ようと思いながらなかなかタイミングが合いませんでした。
今回のフライヤーを見て、タイミングがあわないなど言わずに見に行こうと決心。

結果、見に行って本当によかった。

舞台上のセットはワンルームをカーテンで区切った簡素なもので、カーテンの開け閉めで転換をする。
簡素だからこそ、そこで生活する彼らがとても生々しかった。
綿子と夫の空気が一瞬だけ明るくなっても根本は解決していないので、また戻ったり。
子どもたちが、子どもたちの世界を楽しんでいる描写が楽し気であればあるほど、おとなたちの世界が嫌になったり。

両親が喧嘩して、別々の方向のことを子どもに言うのってあるあるだよね。
それに対して「察してよ」と子どもが思うのもよくわかる。

最後の最後、交通事故の回想シーンでの演出は本当にひきづった。
あんなに心臓をどきどきにさせておいて、そのまま幕引きなんて……。
もしかしてまだ続くのではないかと思って、しばらく席に座っていました。

脚本もサイン入りと言われて買ったのですが、こちらも買ってよかったです。
読んでみると自分が理解していなかったポイントがままあった。
欲を言えば脚本を読んだ今、もう一度舞台を見たい。

2.「当然の結末」シベリア少女鉄道

6月25日14時公演、俳優座劇場にて。

大好き！シベリア少女鉄道！！
何年も通っているのでキャストも内容も事前にほぼ見ないでチケットの確保をしている唯一の劇団です。
だって、絶対に面白い。今回もめちゃくちゃに面白かった。

キャストで常連の浅見紘至さんが出てくるだけで面白い。セリフを言う前から面白いし、言ったあとは絶対に笑っちゃう。
小関えりかさんは可愛らしい見た目に反して、助走なしで狂った演技を見せてくれるのが大好きなところ。今回は比較的（比較的）まともな役だったけど、ドラゴンボールのようなボールを手に持つシーンは何回見ても笑っちゃった。

もうシベリア少女鉄道に関しては、感想を言葉にできない。
好きすぎるのもあるけど、あれを常人には言語化できないんですよね。
次回公演も楽しみにしています！

3.「ホームルール」

7月19日19時公演、赤坂ＲＥＤシアターにて。

シベリア少女鉄道を見に行ったときにもらったフライヤーにあったから、時間もあったので見に行ってみた。
19時開演って遅いけどこの日しかあわないし…1時間半だからまあ…みたいに正直楽しみだったかというと嘘になる。ごめんなさい。

芸人さん3組のユニットですでに何回もされてるならきっと面白いんだろうな～。
なんてのんきに席に座っていたら客席に芸人さんを見かけてテンションがあがったりもしました。これから舞台で芸人さんを見るというのにね。

なんとなく、超長尺のコントを見た感じだった。
面白かった。割と声も出して笑ってもいた。
でも、なんとなく演劇をみたあとの満足感がなかった。次回も見るかと言われるとちょっとわからない。
なんで自分でもこんな気持ちになるんだろうかと不思議。
もう少し自分の気持ちの分析をしたいところではある。お笑いも好きなのになあ。
でもサルゴリラさんのお2人は最高によかった。正直、わたしが笑ってたのその方々のとこだけだった気もする。
ますます謎。

さいごに。

観劇前後のごはん。

・香家（池袋）

汁なし担々麵っておいしいよね。で食べたらびっくりするくらい山椒が強くて（説明書きにもある）お腹壊したらどうしようと不安になった。不安すぎて杏仁豆腐も食べた。でも味は今まで食べた担々麺の中で一番おいしかった。

・アンティコカフェ（六本木）

軽食を探してここへ。味はとんでもなくおいしかった。シュークリームを普段コンビニのものしか食べないので、ぎっしりクリームが入っていて胃もたれした。

・ぼっかけまぜそば（赤坂）

歩いてたら見つけて入ったらびっっっくりするくらい本当においしかった！麺もお肉も味付けもなにもかも最高だった！赤坂行ったらまた絶対に食べたい。でも神戸のお店？だから他にも店舗出されてるのかな？

8月に2回、9月に1回すでに舞台を見に行く予定です！
今度こそは記憶が新しいうちに書きたいですね。